2007年10月31日

日本シリーズ第3戦、ドラゴンズ、接戦を制し、3連勝

[ 野球 ]

 名古屋で行われた日本シリーズ第3戦のドラゴンズ対ファイターズは小笠原投手と吉川投手が先発。第2戦で中継ぎ登板をした吉川投手は、15年ぶりの高卒新人によるシリーズ先発となりました。
 初回、ファイターズは失策と犠打で1死2塁としますが、先制できません。するとその裏、ドラゴンズは内野安打と死球で好機を作り、犠打で1死2・3塁に。ここでウッズ選手の三塁ゴロが失策となり、ドラゴンズが今日も先制します。さらに、李選手の内野ゴロの間にもう1点が入りました。

 3回までは好機を作りながらも得点できなかったファイターズですが、4回に金子誠選手の適時二塁打で1点を返すと、続く5回には二死無走者からセギノール選手の二塁打が出ると、そこから満塁とします。ここでドラゴンズは勝利投手まであと1死の小笠原投手をあきらめ、二番手に鈴木投手を投入。しかしこれは失敗し、金子誠選手が押し出し四球を選び、ファイターズが追いつきます。
 吉川投手は2回から4回まで、ドラゴンズ打線を1安打に抑えます。しかし追いついてもらった直後の5回裏、先頭の藤井選手を歩かせると、犠打の後に井端選手にも四球。そして森野選手の安打で満塁とすると、ウッズ選手の打席で暴投し、制球の乱れで即座に1点を勝ち越されます。
 そして7回、ファイターズは四球二つで2死1・2塁とすると、二塁走者のセギノール選手に代走を出して勝負をかけます。しかし、この試合2打点の金子誠選手が倒れ、追いつけません。
 すると、その裏にファイターズは1点を追う展開ながら武田久投手が今シリーズ初登板。しかし、いきなり井端選手を歩かせ、森野選手の二塁打で無死2・3塁に。ここでウッズ選手は打ち取ったものの、続く今シリーズ好調の中村紀選手が中前に弾き返します。二塁の森野選手は、森本選手の好返球でアウトになったものの、終盤で貴重な追加点をドラゴンズが挙げました。
 直後の8回に、ファイターズは先頭の代打・坪井選手が安打しますが、森本選手が併殺に打ち取られ、結局三人で終わります。そして9回は岩瀬投手がシリーズ初登板。自ら今季最高の内容と言う内容で、二番からの好打順を三人で抑え、ドラゴンズが4対2で勝利。53年ぶりの日本一まであと1勝としました。観客数は3万8千人ほどでした。
 これで星勘定は完全に昨年の正反対に。そうなると、明日、ドラゴンズが日本一を決めることになるわけですが、果たしてどうなるでしょうか。ファイターズはダルビッシュ投手の先発かと思われますが、ドラゴンズはそれに川上投手をぶつけるのでしょうか。

2007年10月31日 23:51