2007年10月01日

優勝明けのファイターズに辛勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは渡辺俊介投手と武田勝投手が先発。今日のファイターズは、昨晩のビールかえ明けのデーゲームという事もあり、大幅にメンバーを落としました。前日の優勝決定試合から続けて出場したのは、全イニング出場中の森本選手のみ。それも指名打者でした。また、クリーンアップは稲田選手・工藤選手・陽選手という顔ぶれ。七番の高口選手は一軍初出場と、いわば「1.5軍」という攻撃陣でした。
 一方のマリーンズは、対左投手の定番となりつつある、福浦選手と大松選手を外し、ベニー選手と竹原選手が入る、という布陣でした。また、スタメン捕手は橋本選手でした。

 今日は試合開始前から雨で、開催が危ぶまれました。しかし、振替日の設定が難しい事もあり、1時間45分遅れた14時45分に試合が開始となりました。
 前回完封の渡辺俊投手は、この落としたメンバー相手に貫禄の投球。2回に先頭の工藤選手に安打されますが、6回まで出塁はそれのみに抑えます。
 しかし打線も武田勝投手の前に沈黙。3回に失策で先頭打者が出ますが、犠打失敗もあり、先制できません。
 結局5回まで無安打に抑えられます。そして6回に先頭のTSUYOSHI選手がチーム初安打を放ちますが、牽制で刺されて、ここも三人で終わります。
 そして7回、渡辺俊投手は先頭の川島選手に二塁打されます。ここで「ピンチバンター」として田中賢選手が登場。リーグ犠打記録保持者の貫禄で成功させます。そして敬遠で1死1・3塁とした後、陽選手の内野ゴロの間にファイターズに先制を許します。
 武田勝投手は7回を2安打無失点。初完封と10勝目がかかったところですが、そこでマウンドを降ります。
 通常ならば8回からは武田久投手が登板するところですが、継投陣もビールかけ明け休暇のようで、金森投手が登板。対して、先頭の橋本選手の安打を足がかりに、早川選手の安打で1死1・2塁とし、ここで大松選手が代打適時二塁打を放って追いつきます。
 渡辺俊投手は9回を投げて3安打1四球1失点。その裏、続投する金森投手に対し、1死からオーティズ選手が内野安打すると、続く今江選手が右中間にサヨナラ適時三塁打を放ち、2対1でマリーンズが勝ちました。観客数は悪天候もあって、1万7千1百人ほどでした。
 これで、対ファイターズ戦は11勝11敗2分と全くの五分で終了しました。とはいえ、今日はスタメン打撃陣も継投も「1.5軍」でした。それにほぼフルメンバーで対戦して接戦の辛勝ですから、ファイターズとしては勝ったに等しい結果と言えるでしょう。逆にマリーンズはクライマックスシリーズにやや不安を残す、対ファイターズ最終戦となりましあ。

 福岡のホークス対イーグルスは新垣投手と一場投手が先発。3回に失策がらみでイーグルスが先制し、5回にも犠飛で追加点を挙げます。
 一方、一場投手は5回まで無走者投球。しかし6回裏、先頭の柴原選手に初安打を許すと、1死後に松田選手が7号2ランを放ち、ホークスが追いつきます。
 ところが直後の7回表、1死から連打で1・2塁とすると、イーグルスは犠打で好調の草野選手にまわします。ここで草野選手は期待に応え、2点適時打を放って再び勝ち越し。さらにフェルナンデス選手にも適時打が出ます。
 そして9回には山崎武選手が単独本塁打王を決める43号2ランが出るなど3点をダメ押ししたイーグルスが8対2と快勝。これで残り4試合を2勝で4位に、2勝1分以上で単独4位になる、という状況になっています。観客数は3万4千2百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズは平野佳投手と帆足投手が先発。3回に前田選手の適時打で先制した合併球団がさらに犠飛で2点目を挙げ、4回にも追加点を挙げます。
 ライオンズも5回に中島選手の適時打で1点を返しますが、そこから無安打に抑えられます。そして8回にダメ押しした合併球団が4対1で勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と山井投手が先発。初回に森野選手の適時打で先制したドラゴンズが、さらに失策で1点追加。5回にも失策でさらに1点を挙げます。
 山井投手は8回を3安打1四球無失点。9回は岩瀬投手が抑え、3対0の完封リレーでドラゴンズが勝っています。観客数は9千2百人ほどでした。
 なお、久々のダブルヘッダーと話題になったベイスターズ対スワローズは2試合とも雨で中止。ただでさえ厳しい日程がさらに厳しくなっています。

2007年10月01日 00:34