2007年08月29日

終盤の逆転で3連勝

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは帆足投手と小野投手が先発。今日は左の帆足投手に対し、打線を組み替え。福浦選手と早川選手がスタメンを外れ、二番には大塚選手が、三番にはDHで竹原選手が入り、九番三塁は今江選手。六番から八番にかけて外国人三人が並ぶという、普段以上にどこがクリーンアップだか分からない布陣でした。
 初回に先頭のTSUYOSHI選手が安打すると、大塚選手が送り、2死後にサブロー選手の適時打で先制します。
 一方、その裏の小野投手は同じく先頭打者に安打されて犠打で進まれますが、三・四番を抑え、3回も先頭打者に二塁打されますが、ここも0点に抑えます。

 ところが続く4回に小野投手は2死1・2塁から石井義選手に適時打を打たれて同点に。さらに5回には2死を取ってから安打され、さらに中島選手に11号2ランを喫し、逆転されてしまいます。
 一方、帆足投手は途中から調子を上げていき、3回から6回まで走者を出せません。7回2死から里崎選手に久々の安打が出るも、続くオーティズ選手も倒れ、ここも反撃できません。
 ところがライオンズは8回、ここまで4安打無四球1失点の帆足投手から岩崎投手に継投。すると、1死からズレータ選手が復帰後初となる11号ソロで1点差に。この本塁打でズレータ選手は2ヶ月半ほど離脱がありながら、再びチーム本塁打数単独首位に立ちました。
 そして7回途中から登板の小宮山投手がその裏も三者凡退に抑え、1点を追って9回表を迎えます。ライオンズは当然ながらグラマン投手を起用。するとマリーンズは左のグラマン投手に対して右の竹原選手ながら、代打に早川選手を起用。これが成功し、早川選手が4号ソロを放ってついに同点に。しかし、さらに1死から連打して勝ち越し機を作るも、ここはベニー選手とズレータ選手が倒れます。
 その裏、最近完璧な投球が続く薮田投手が登板。ところが、1死から安打されると、犠打で2塁に進まれ、続く片岡選手に左前打を打たれます。しかし、ベニー選手の好返球と里崎選手のブロックで本塁タッチアウト。サヨナラの危機を凌ぎます。
 そして延長に入った10回、この回から登板の山岸投手に対し、途中出場の堀選手が安打すると、TSUYOSHI選手の四球と大塚選手の犠打で1死2・3塁と勝ち越し機を作ります。ここでライオンズは前の打席で本塁打を放った早川選手を敬遠し、先制適時打を放っている四番のサブロー選手と勝負。しかし、この作戦は失敗し、サブロー選手は右中間を抜く適時二塁打。敬遠された早川選手まで生還する3点適時打となり、マリーンズが6対3とついに再逆転に成功します。
 そしてその裏は小林雅英投手が三人で抑えて試合終了。ライオンズ継投陣を打込んだマリーンズが連勝を3に。一方、ライオンズは残り29試合で3位ホークスとのゲーム差が7に。26年連続Aクラスがかなり厳しくなっています。観客数は1万5千人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ファイターズは岩隈投手とダルビッシュ投手が先発。初回に草野選手の適時二塁打でイーグルスが先制すると、3回には走者を二人ためて、またもや草野選手に2点適時二塁打が出て、序盤でイーグルスが3対0とリードします。
 3連敗中の上にエースが序盤で打たれたファイターズですが、今日は5回に1点を返すと、6回には鶴岡選手の2点適時三塁打で追いつき、さらに森本選手の適時打で逆転に成功します。
 ところが8回、2死から草野選手がこの試合3本目の二塁打を放つと、続く山崎武選手の三塁ゴロを飯山選手が失策し、イーグルスが追いつきます。
 しかし直後の9回表、工藤選手と稲葉選手の連打でファイターズが好機を作ると、坪井選手が代打適時打を放ってファイターズが勝ち越し。その裏もマウンドに上がったダルビッシュ投手は先頭打者に2安打されるも盗塁失敗もあって無失点。9安打1死球4失点ながら、自己最多の13勝目を完投で挙げています。観客数は1万7千2百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ホークスは平野佳投手と斉藤和投手が先発。最初の一巡は無走者だったホークスですが、4回に本多選手の二塁打を足がかりに多村選手の犠飛で先制。さらに6回には小久保選手の代役で打撃好調の松田選手に2試合連続の4号3ランが出て、一挙に4点を追加します。
 斉藤和投手は6回を2安打4四球で無失点。9回に4番手の藤岡投手がローズ選手に38号ソロを打たれましたが失点はそれだけで、ホークスが5対1で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは上園投手と青木高投手の新人対決。二回に失策と犠飛でカープが2点を先制。その裏、タイガースも浜中選手の3号ソロで反撃しますが、4回には前田選手に通算1,997本安打となる12号ソロが出てカープが勝ち越します。
 タイガースは8回に6回から登板のフェルナンデス投手から、関本選手のこの日4本目となる安打が出ると、シーツ選手も続いて1・2塁としますが、金本選手さらには、故障の林選手に代わって五番に上がった桜井選手が倒れて無得点。9回は永川投手に抑えられ、3対2で敗れいます。観客数は4万5千5百人ほどでした。
 札幌の読売対スワローズは木佐貫投手とグライシンガー投手の先発でスワローズが負けたようです。観客数は2万9千人ほどでした。
 なお、横浜のベイスターズ対ドラゴンズは雨で中止でした。

2007年08月29日 23:05