2007年07月07日

今月3度目の延長でサヨナラ負け

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズはスウィーニー投手と小林宏之投手が先発。今日は新加入のオーティズ選手が登録即スタメンで7番指名打者に入りました。一方、昨日死球で途中退場のベニー選手が欠場、また早川選手も休養日なのかスタメンを外れました。代わりに二番には堀選手が、左翼手には今日もワトソン選手が、右翼手には大松選手が入りました。
 初回は三者凡退に終わったマリーンズですが、2回に1死から里崎選手が二塁打を放ちます。続くワトソン選手が四球を選び、オーティズ選手のマリーンズ初打席は三振となりますが、大松選手も四球を選んで満塁に。続く青野選手の打席で暴投があり、マリーンズが先制します。

 小林宏投手は3・4回と二死から連打されて走者をためますが、いずれも得点は許しません。すると5回表に先頭の青野選手が二塁打を放ち、TSUYOSHI選手が送った後、前の打席でフェンス直撃の二塁打を放っていた堀選手が、今度は左翼フェンスを越える今季1号2ランを放ち、リードを3点に広げます。
 ところがその裏、先頭の森本選手の二塁ゴロを先ほど本塁打の堀選手が失策。さらに盗塁を許し、内野ゴロ二つで無安打で1点を返されます。
 ところが、直後の6回表に6号ソロを放ち、再び3点差に。そして1死後にオーティズ選手が前の打席に続いて安打を放ったところで、スウィーニー投手は降板となりました。余談ですが、オーティズ選手の応援歌には、現イーグルスのフェルナンデス選手のマリーンズ時代の曲が使われていました。
 6回は二番手の押本投手に抑えられて1点止まり。そしてその裏、小林宏投手は1死から、4回と同じ小谷野選手と稲田選手に連打されると、ジョーンズ選手に適時二塁打を打たれて1点を返され、さらに内野ゴロで1点差となります。
 続く7回裏は、左の田中賢選手からという事もあり、高木投手が登板。しかし、田中賢選手を追い込みながら巧い打撃で左中間を抜かれる二塁打を喫し、続く稲葉選手には球場の揺れがおさまらない初球に一・二塁間を抜かれ、ついに同点に追いつかれます。
 なお続く無死1塁の逆転機は荻野投手が三人で抑えます。さらに続く8回も先頭打者に安打され、さらにバント安打も決められますが、ここも無失点に抑えます。
 しかしファイターズの継投陣が完璧に近い投球を見せます、6回途中から上がった押本投手、さらには8回から登板の江尻投手の前に、9回まで走者を一人も出せません。
 その裏、薮田投手が三番からの攻撃を三人で抑え、マリーンズは2週連続、そして今月早くも3試合目となる延長戦に入ります。
 そして10回表、3イニング目となる江尻投手に対し、先頭のTSUYOSHI選手が本日初安打を放つと、塀内選手が苦手の犠打を決め、1死2塁と久々の得点機を作ります。しかしここでも福浦選手・サブロー選手がともに内野ゴロに打ち取られ、得点できません。
 その裏、マリーンズは前の回に続いて薮田投手が登板。ところが、先頭の小谷野選手に投じた二球目を弾き返されると、それが左翼席に入る4号サヨナラ本塁打に。マリーンズは逆転で連敗し、ファイターズとの差は1.5となりました。観客数は3万4百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ホークスは岸投手とガトームソン投手が先発。ライオンズは初回に先頭の栗山選手が初球を二塁打すると、犠打の後に中島選手の適時打で先制。さらに、4回には失策を足がかりにGG佐藤選手の犠飛で追加点を挙げ、6回にもGG選手が2打席連続となる打点を挙げます。
 ホークスは3・5・6・7回と先頭打者が安打しますが、いずれも得点できないという拙攻。自責点2で完投したガトームソン投手を援護できず、4投手の前に完封リレーを喫して3対0でライオンズが勝利。岸投手は6勝目、グラマン投手が来日初セーブを挙げています。観客数は2万1千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は朝井投手とカーター投手が先発。初回にリック選手の好返球でイーグルスが先制を防ぎ、そこから4回まで0対0の投手戦となります。
 5回にイーグルスが嶋選手の適時打で先制しますが、7回に大引選手の犠打で同点になると、続く日高選手に適時二塁打が出て、合併球団が逆転に成功します。
 イーグルスには7回に2死1塁から三番抜擢の草野選手のバント安打で好機を広げますが、続く山崎武選手が0-3から内野ゴロに倒れて追いつけません。そして9回、前の回から登板の大久保投手に対し、2死からフェルナンデス選手が四球を選びます。すると、続く鉄平選手の打席で合併球団は吉田投手を投入。イーグルスは右の代打に中島選手を起用しますが、三振で試合終了。吉田投手は4年ぶりのセーブを挙げています。観客数は1万5千1百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは川上投手と上園投手が先発。ともに初回の好機を逃すと、両先発が好投し、3回まで0対0という展開となります。しかし4回裏、この回先頭の福留選手を歩かせると、続くウッズ選手が22号2ランを放ち、ドラゴンズが今日は先制します。
 タイガースも継投陣が好投して追加点は許しませんが、川上投手の前に7回まで4安打無四球で抑えられます。ところが続く8回、先頭の野口選手の打球を川上投手は取りに行くも、鎖骨のあたりを直撃。結局川上投手は病院に直行となってしまいました。急遽登板の岡本投手の前に、タイガースは2死1・2塁としますが、ここでドラゴンズは岩瀬投手を投入。赤星選手が三振に打ち取られます。なお、この試合で岩瀬投手は五百試合登板を達成しています。
 その裏、四番手の橋本健選手が1死満塁とし、立浪選手の内野ゴロの間に1点を追加されてダメ押し。9回は岩瀬投手の前に三者連続三振を喫し、ドラゴンズが3対0で勝っています。観客数は3万8千1百人ほどでした。

 広島のカープ対ベイスターズは黒田投手と三浦投手のエース対決。ところが黒田投手が立ち上がりに乱れ、いきなりの連続四球から四連打され、いきなり4点を失います。
 対照的に三浦投手は最初の一巡を無走者に片付ける立ち上がりを見せます。その後、黒田投手も立ち直りましたが、6回にも1点を追加され、計5失点で降板。一方の三浦投手はその後も好投を続け、カープ打線を5安打1四球で今季二度目の完封で7勝目。ベイスターズが8対0で大勝しています。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は館山投手とGG投手が先発。スワローズは今月に入って絶好調の福川捕手が自打球の影響で欠場し、代わって三年目の川本選手がプロ初出場初スタメンを果たしました。
 スワローズは青木選手の12号ソロで先制すると、さらに宮出選手の適時打でこの回2点、3回にも宮本選手の適時打で追加点を挙げます。
 一方、館山投手は初回に安打されたものの、そこから読売打線を抑えます。すると5回、二番手の深田投手から、1死からの4連打で2点を追加。さらにここまで好リードの川本選手のプロ初安打が左翼席に飛び込む3ランになり、この回5点を追加します。
 館山投手は8回を2安打5四死球で無失点。その裏に宮出選手の4号ソロでダメ押ししたスワローズが9回は西崎投手で抑え、9対0と大勝。今季初の4連勝を達成しています。観客数は2万3千4百人ほどでした。

2007年07月07日 18:34