2007年07月05日

ワトソン選手の代打の代打勝ち越し3ランで勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は小野投手とユウキ投手が先発。今日は昨日途中出場で二塁打を打った塀内選手が久々のスタメンで三塁に。二塁は根元選手、左翼は大松選手と、下位を左で固めて臨みました。
 2ヶ月以上白星に恵まれず、登録抹消して二軍での調整を経て登板した小野投手ですが、雨の降る中で始まった初回に内野安打と内野ゴロ野選で走者をため、ローズ選手が専制適時打、さらに不振の北川選手にも適時打が出て、2点を先制されます。
 その裏、マリーンズも先頭のTSUYOSHI選手の二塁打を足がかりにサブロー選手の犠飛で1点を返します。しかし、続く2回は先頭の大松選手が二塁打を放つものの、三塁にも進められません。すると直後の3回、連打で無死1・2塁とされ、併殺で2死3塁とするも、そこからアレン選手に適時打という、昨日の9回表の再放送のような形で1点を追加されます。

 4回にまたしても無死2塁から走者も進められずに0点に終わり、悪い流れになったかと思われました。しかし続く5回、1死からTSUYOSHI選手が安打すると、続く早川選手が三遊間にヒットエンドランを決めて1・3塁に。ここで福浦選手が2点適時二塁打を放つと、同点に追いつきます。
 5回まで8安打1四球3失点ながらこれで負けが消えた小野投手ですが、追いついてもらった直後の先頭打者に初球を安打されます。さらに犠打を決められたところで降板となりました。二番手は藤田投手と川崎投手の降格で、現時点での「左の中継ぎエース」となった高木投手。代打の水口選手にフルカウントから弾き返された球が、高木投手の胸のあたりに当たります。ところがその球がダイレクトで二塁ベース真上に。取ったTSUYOSHI選手が自動的に二塁ベースを踏み、二塁走者は戻れず、幸運もあって危機を凌ぎます。
 するとその裏、先頭のベニー選手が前の回から登板の金子投手から四球を選ぶと、三番手の高木康成投手に対し、「ピンチバンター」の田中雅彦選手がきっちり役割を果たします。さらに代打の青野選手が安打で1・3塁とすると、三人連続の代打で堀選手が登場。対する合併球団が右の本柳投手を投入すると、代打の代打でワトソン選手が登場。この作戦が功を奏し、ワトソン選手は勝ち越しとなる4号3ランをバックスクリーンに叩き込みます。
 さらにTSUYOSHI選手と早川選手の連打で再び好機を作ると、二死後にサブロー選手に2点適時二塁打が出て、この回計5点を挙げます。
 7回は荻野投手が抑え、8回からは小宮山投手が登板。その小宮山投手は1点は失ったものの、降りしきる雨の中、合併球団打線を抑え、8対4でマリーンズが勝っています。体を張って危機を凌いだ高木投手が昨年9月以来となる勝利を挙げています。観客数は8千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは金村投手とジョンソン投手が先発。久々登板となった金村投手は、栗山選手に先頭打者本塁打を喫しますが、その後は抑えます。一方、ファイターズは2回に高橋選手の適時二塁打で追いつくものの、そこからは得点が入りません。両投手とも走者は出しながら8回を投げて1失点でした。
 そのまま延長に入った10回表、前の回から投げていた武田久投手が先頭の細川選手に二塁打を打たれ、犠打で三塁に進まれた後、栗山選手の適時打でライオンズが勝ち越し。さらに二死後に2点を追加します。その裏は、初の抑え登板となった岩崎投手が先頭打者を安打で出すものの、そこから三人で抑え、プロ初セーブ。ライオンズが4対1で勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。
 なお、仙台のイーグルス対ホークスは雨で中止でした。

 甲子園のタイガース対スワローズは福原投手と藤井投手が先発。初回にタイガースが先制しますが、直後の2回表に福川選手の4号3ランでスワローズが逆転します。しかし、タイガースも5回に1点をを返すと、6回には金本選手に18号ソロが出て追いつきます。1
 ところが直後の7回表、この回からウイリアムス投手が登板するも、先頭の度会選手が安打。続く青木選手を三塁ゴロに打ち取りますが、これを今岡選手が悪送球して無死1・3塁に。そして1死後、ラミレス選手の二塁への詰まった当たりが適時内野安打となり、スワローズが再び勝ち越します。
 そして1点を追う9回、先頭の林選手の当たりは二塁の頭を越しそうでしたが、これを田中浩選手に好捕されます。しかし、ここから登板の遠藤投手に対し、庄田選手が四球を選ぶと、続く藤本選手が右前に弾き返して1死1・3塁と、長打で逆転サヨナラの絶好機に。ここで遠藤投手の投球を捕手が弾きますが、ほぼ真上に上がります。ところが、これを見た庄田選手が本塁に突入しようとし、戻った三塁でタッチアウト。なお2死3塁で打席の坂選手の当たりは三塁線を抜いたように見えましたが、惜しくもファウルに。さらに坂k選手は安打でつないで2死1・3塁としますが、鳥谷選手が倒れて試合終了。スワローズが4対3で勝ち、タイガースの連勝は3で止まっています。観客数は3万9千5百人ほどでした。
 福岡での読売対ベイスターズは木佐貫投手と工藤投手の先発でベイスターズが負けたようです。観客数は2万3千7百人ほど。毎年の事ながら、ホークス戦の平均観客数より1万人以上少ないわけです。このカード、もしかして「福岡では60何試合やるホークスより、年に一度の読売主催試合のほうが動員力がない」という証明のためにやっているのでしょうか。
 なお、岐阜で予定されていたドラゴンズ対カープは雨で中止でした。

2007年07月05日 00:14