2007年05月30日

中盤の逆転で4連勝

[ 野球 ]

 広島のカープ対マリーンズは青木高投手と清水直行投手が先発。昨日、ズレータ選手が骨折の治りが悪く、一時帰国するとのことで登録抹消。代わりに代田選手が3度目の一軍昇格となりました。また、今日は左の青木高投手相手という事もあり、早川選手がスタメンから外れ、代わりに竹原選手が7番に、また、堀選手が8番二塁に入りました。
 清水直投手は、立ち上がりいきなり二連打されますが、後続を抑えます。しかし続く2回にも連打されて無死2・3塁。ここから2死を取ったものの、四球で満塁にした後、東出選手に適時打されて先制を許します。

 3回は中軸を三人で抑えたものの、続く4回1死から、先ほど二塁打された喜田選手にプロ初となる本塁打を喫します。続く5回にも前田智選手に適時打を打たれ、5回を9安打1四球3失点で降板となりました。
 一方、青木高投手は立ち上がりから好投で、マリーンズ打線は5回まで走者を一人も出せません。しかし6回、先頭の竹原選手が二塁打を放ち、初の走者となると、続く堀選手も安打で続き、失策もあって無死2・3塁とします。ここで清水直投手の代打で登場した早川選手、さらにはTSUYOSHI選手が連続犠飛を放ち、1点差に迫ります。
 その裏、カープは2死無走者からここまで2安打2失点の青木高投手の打席でカープは代打を送ります。そして7回にはここまで21試合登板で防御率0点台の林投手をマウンドに送りますがこれが裏目。2死を取った後に里崎選手に四球を出すと、ベニー選手が右翼席最前列に、広島球場ならでは、という4号2ランを放って逆転します。
 打線のほうは8回1死から代田選手の今季出場10試合目・2打席目での初安打が出るものの併殺、9回も2死からサブロー選手が三塁打を放つものの後続なしと、計5安打で連続二桁安打が止まります。
 一方、投げては6回から非常に細かい継投。高木投手と小宮山投手が二人ずつに投げ、7回無死1塁から登板の藤田投手は犠打を許しただけで交代。そして荻野投手が3・4番を抑える、といった具合で2回で4人の投手を使います。
 そして8回は薮田投手が三者凡退に抑えると、9回は小林雅英投手が登板。簡単に二死を取りますが、そこから梵選手が安打すると、続く東出選手が意表のセーフティバントを三塁前に決めます。これで長打が出れば逆転サヨナラとなる局面となります。しかし、続く栗原選手を内野ゴロに打ち取って試合終了。5安打で4得点という効率のいい攻撃で連勝を4に伸ばしました。逆転する直前に投げた小宮山投手が、2004年に並ぶ3勝目を挙げています。観客数は1万7千人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ライオンズは下柳投手と岸投手が先発。2回に福地選手の適時二塁打でライオンズが先制します。一方、タイガースは初回の無死1塁、2回には無死1・2塁を逃すという、最近よくある展開を見せます。しかし4回、1死から林選手が内野安打を放つと、続く今岡選手に2号2ランを放って逆転。さらに続く桧山選手にも今季1号を放って3点を奪います。
 下柳投手は6回を7安打ながら1失点。7回から登板の久保田投手もいきなり二塁打と失策で無死1・3塁とされますが、後続を断ちます。そしてウイリアムス投手離脱の関係もあり、8回2死1塁から登板した藤川投手が四者連続三振に抑え、3対1でタイガースが勝利。連敗を4で止めました。一方のライオンズは5位転落です。観客数は4万6百人ほどでした。

 浜松のドラゴンズ対イーグルスは朝倉投手と田中投手が先発。2回に森野選手が三塁打を放って好機を作ると、中村紀選手の適時打と谷繁選手の犠飛でドラゴンズが2点を先制します。その後田中投手も立ち直り、7回途中まで5安打2四球2失点に抑えます。しかし、朝倉投手がそれを上回る好投。8回まで3安打無四球でイーグルス打線を0点に抑えます。
 ところが完封がかかった9回ですが、朝倉投手は連打で無死1・2塁とされ、ここで岩瀬投手に交代します。ところが、この回から守備固めで入った渡辺選手の犠打野選で無死満塁に。続くパリーグ二冠王の山崎武選手を0-3としながら一邪飛に抑えてこれで何とかなったかと思いきや、リック選手の犠飛で1点返した後、鷹野選手が代打適時打を放って同点に。そして鉄平選手の二塁ゴロを森野選手が失策した上に、渡辺選手も悪送球し、2点を追加して4対2と大逆転。その裏は福盛投手が三人で抑え、イーグルスが勝って勝率を5割にするとともに、順位を4位に上げています。観客数は1万1千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ホークスは金刃投手と和田投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千6百人ほどでした。なお、相模原のベイスターズ対ファイターズと神宮のスワローズ対合併球団は雨で中止でした。

2007年05月30日 23:42