2007年05月26日

投打がかみあい、ベイスターズに快勝

[ 野球 ]

 マリンスタジアムで行われたマリーンズ対ベイスターズを観に行きました。今日はともにかつて川崎球場を本拠地にしていた、という事を記念しての「テレビで見れない川崎劇場特集」と銘打っていました。そのため、球場外には、かつての川崎名物「肉うどん」を売っている移動販売車が来ており、球場内でも川崎大師の駄菓子および復刻版ビールを売る店が出ていました。
 また、試合前には、川崎時代の最盛期である、2年連続前期優勝した時の選手達の紹介、さらには村田兆司氏と袴田バッテリーコーチによる始球式がありました。今日の村田氏の球速は135kmでした。
 先発は渡辺俊介投手と三浦投手。脇腹痛で登録抹消されていた三浦投手は久々の登板です。打線のほうは、「5月の標準オーダー」でした。
 1回裏、1死から早川選手が三遊間を抜いて出塁すると、続く福浦選手が右中間を抜く適時二塁打を放ち、マリーンズは5試合連続で初回に先制点を挙げます。

 さらに2回にはこの回先頭のベニー選手が二塁打を放つと、1死後に青野選手が左翼席に9号2ランを放って追加点。さらに3回には早川選手と福浦選手の連打で無死1・3塁とすると、続くサブロー選手の犠飛とでもう1点加えます。
 一方、渡辺俊投手は、立ち上がりから安定した投球。4回まで無走者に抑えます。そのため、序盤からマリーンズが主導権を握る展開となりました。
 4回こそ0点で終わったものの、続く5回は先頭のTSUYOSHI選手が安打を放ちます。続くは2打数2安打の早川選手。ベイスターズの相川捕手は、何度もベンチを向いて継投をうながすような仕草をしますが、動きはなく、早川選手は詰まりながらも左前に持っていって、早くも猛打賞を達成します。
 ここでついにベイスターズも三浦投手をあきらめます。しかし二番手の高宮投手は暴投の後に四球を出し、満塁にして降板。続くホセロ投手は、サブロー選手は打ち取ったものの、里崎選手に押し出しの四球を出し、続くズレータ選手が犠飛を放って2点を追加し、6対0となりました。
 5回で6対0となったため、試合の興味は渡辺俊投手の完封なるかに絞られた感じになりました。その渡辺俊投手は5回に初安打を許し、無走者は止まります。しかし、その回も後続を断ち、続く6回も1死から安打を許したものの、併殺で切り抜けます。そして中軸にまわる7回も先頭打者に安打されたものの後続を抑え、ここまで3安打無四球と二塁も踏ませない投球を見せます。
 ところが続く8回、1死から吉村選手に内野安打を打たれると、続く古木選手に右中間を抜く三塁打を打たれ、遂に失点してしまいます。さらにその後に犠飛でもう1点を取られ、結局8回を5安打無四球2失点という内容でした。
 打線のほうは2点を返された直後の8回裏、この回から登板の吉見投手に対し、青野選手が安打すると、続くTSUYOSHI選手の三塁への当たりが、村田選手のグラブに当たってファウルグランドに転がる二塁打になり無死2・3塁。ここで早川選手が本日4安打目となる2点適時二塁打を放ち、失点した直後につきはなします。
 9回に登板の川崎投手は2死から村田選手に10号ソロを打たれたものの、その1失点のみに抑え、マリーンズが8対3で勝っています。渡辺俊投手は早くも昨年の勝数に並ぶ5勝目を挙げました。
 ヒーローインタビューはその渡辺俊投手と4安打の早川選手でした。4安打について早川選手は、「初めてでないですかね」と言って、アナウンサー氏に「移籍前にあった」と指摘されていました。ちなみに、その試合は3年前のマリンスタジアムの試合でした。その試合を観戦していましたが、早川選手の足にかき回されて、続く村松選手の適時打にことごとく返される、という試合でした。帰宅して調べたら千葉出身と知って、「なんで地元のこんな選手を穫らなかったんだ」などと思ったりしたものでした。その時は、まさか次の4安打をこのような形で観戦できるとは思ってもいませんでした。
 というわけで、今季マリン4試合目(二軍戦も含めれば5試合目)でやっと初勝利となりました。なお、貯金はホークスより1つ少ないながら、勝率の関係でマリーンズが首位に立っています。観客数は2万8千1百人ほどでした。

 神戸の合併球団対タイガースは平野佳投手とジャン投手が先発。ジャン投手は初回に北川選手と下山選手の連続二塁打で3点を失い、4回にも二死無走者からの4安打に失策もからんで2点を追加されます。タイガースは6回も先頭打者を出しながら、誰も生還できません。特に6回と8回はいずれも無死1・2塁としますが、そこから3・4・5番が凡退します。結局完封リレーを喫して7対0で合併球団の6連勝を許しています。観客数3万3千2百人ほどでした。
 札幌円山で行われたファイターズ対スワローズは木下投手と石川投手が先発。3回にスワローズはガイエル選手の9号2ランで先制しますが、その裏に先頭の木元選手がチーム初安打を放つと、犠打の後に三連打でファイターズが逆転。さらに1点を加え、計4点を挙げます。しかし、木下投手が4回途中でKOとなり、続く押本投手も5回に2点を失って同点となります。そして7回裏、1死1・2塁から稲葉選手が再び適時打を放って勝ち越し。さらに失策がらみでもう1点を追加します。そして終盤は武田久投手とマイケル中村投手の継投で抑え、ファイターズが6対4で勝ち、連勝を6に伸ばして3位に浮上しています。観客数は1万6千8百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープはガトームソン投手とフェルナンデス投手が先発。今日は前日4安打の松中選手が胸を痛めたとの事で、今季初の欠場となりました。初回2死から多村選手が内野安打から盗塁すると、昨日に続き、カープが失策を連発して、外野に球を飛ばさずにホークスが先制します。一方、ガトームソン投手は6回まで1安打に抑える好投。フェルナンデス投手も安打は許すも追加点は許さず、投手戦となります。そして7回表、カープが連打で無死1・3塁とすると、新井選手の犠飛で同点に。さらに8回には無死2・3塁から石原選手がスクイズを決め、初回に失策をした二人の名誉挽回の打点で逆転します。ホークスは中盤以降に何度も好機を作りながら追加点を挙げられず、8回を5安打無四球2失点と好投したガトームソン投手をまたも援護できません。結局カープが2対1で勝って交流戦初勝利を挙げました。観客数は3万2千3百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ドラゴンズは西口投手と中田投手が先発。2回に中村紀選手の犠飛で先制したドラゴンズが3回には森野選手の6号3ランなどで4点を追加。6回には李選手の3号2ランで西口投手から7点を奪ってKOします。一方の中田投手は4回にカブレラ選手に8号ソロを打たれたものの8回を5安打2四死球で1失点。7対1でドラゴンズが3連勝。逆にライオンズは3連敗で4位に転落しています。観客数は2万5千1百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対読売は青山投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万9百人ほどでした。

2007年05月26日 22:41