2007年05月20日

清水直投手、ついに今季初勝利

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは有銘投手と清水直行投手が先発。今日は昨日の死球の影響なのか左投手先発のためか分かりませんが、早川選手が欠場。ともに今季初となる、青野選手と今江選手の1・2番となりました。また、里崎選手とTSUYOSHI選手も相変らず怪我が治らず、渡辺正選手と橋本選手の8・9番となりました。
 昨年、有銘投手には延長12回1失点完投をされている打線ですが、今日は1死から今江選手が二塁打を放つと、続く福浦選手が中前に弾き返し、今日もマリーンズが初回に先制します。
 その裏、援護を貰った清水直投手は三者凡退に。さらに2回は四球と安打で無死1・2塁としますが、そこで前回満塁本塁打を打たれた憲史選手を三振に打ち取ると、後続も抑え、ここも0点に抑えます。

 一方、打線は2回こそはいい当たりを、リック選手の連続の好守に阻まれて三者凡退でしたが、続く3回、先頭の青野選手が四球を選びます。続く今江選手は倒れたものの、福浦選手の投手強襲安打で1・2塁とした後、サブロー選手に適時二塁打が出て1点を追加します。続くズレータ選手が敬遠気味の四球で歩いた所で、イーグルスは昨日に続き、早めの継投で、今季リーグ最多登板の松本投手を投入します。しかしこの継投も昨日に続いて成功せず、続くベニー選手が右前に落ちる2点適時打を放ち、昨日同様、3回で4対0とします。
 清水直投手は3回も0点に抑えますが、続く4回に、先頭の山崎武選手に2-3から19号ソロを左翼席に打たれ、1点を返されます。さらに続くリック選手にも安打されますが、ここも2回同様、憲史選手以下の三人を抑えます。
 そして1点を返された直後の5回表には、1死からサブロー選手が歩くと盗塁を決め、ズレータ選手の適時打ですぐさま突き放します。さらにベニー選手の二塁打が出た後、昨日初本塁打の竹原選手に犠飛が出て、6点目を挙げます。
 その裏の清水直投手は、1死から三連打されて満塁とし、先ほど本塁打の山崎武選手を打席に迎えます。しかし、ここは左飛に。犠飛にはなりましたが、この回も1点に抑え、勝ち投手の権利を得ます。
 続く6回も2死無走者から下位の連続二塁打で1点を返されますが、9安打1四球3失点と、本調子とはいえないまでも、試合を作ってこの回で降板しました。
 そして7回は2番からの左二人を藤田投手が抑え、2打点の山崎武選手は、荻野投手が抑えます。そして6・7回と三番手の朝井投手に抑えられた打線ですが、8回、1死から橋本選手が今季初長打となる二塁打を放つと、続く青野選手が8号2ランを放ち、大きなダメ押しとなります。
 この3点差が5点差になった事により、薮田投手と小林雅英投手を温存。8回は荻野投手が続投し、9回は川崎投手が1死から二人の走者を出すものの、最後は併殺に抑え、8対3で連勝。4カード連続の勝ち越しを決めるとともに、首位ホークスとの差を1としています。清水直投手は、開幕後約2ヶ月でついに初勝利。これで流れも変わるのではないでしょうか。観客数は1万7千5百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは田之上投手と金村投手が先発。初回に森本選手の24試合連続となる安打で好機を作ったファイターズが小田選手の適時打で連日の先制。さらに2回には坪井選手の安打の後、田之上投手の犠打処理失策などで1死2・3塁として森本選手に2点適時打が出ます。続く田中賢投手に四球を出したところで田之上投手は早くも降板に。しかし、二番手の小椋投手は重盗を決められた後、稲葉選手に犠飛を打たれ、さらに1点をファイターズが追加します。
 ところが援護を貰った金村投手は、2回に柴原選手の2ランで2点を返されると、3回の無死1・2塁は抑えるも、肩の違和感によりその回で降板となります。しかし、緊急救援の武田勝投手が好投。一方、打線も5回に小谷野選手の適時打で1点を追加します。
 4回から7回まで1安打に抑えてきた武田勝投手ですが、8回に2死1塁とし、右の多村選手を迎えたところで武田久投手と交代。そころが、その武田久投手が7号2ランを打たれ、5対4と1点差となります。
 そして9回裏、マイケル中村投手に対し、小久保選手とアダム選手の連続安打で無死1・2塁と、いきなり長打が出れば逆転サヨナラの場面となります。ところが、続く柴原選手の強攻が裏目となり、走者を進められません。続く代打・ブキャナン選手が叩きつける当たりの内野ゴロを打っただけに、結果論ですが、三塁に走者がいたら同点になっていたところでした。そして、続く田上選手も倒れ、ファイターズが5対4で逃げ切り。ホークスは王監督の誕生日を白星で飾れませんでした。観客数は3万3千8百人ほどでした。

 東京ドームの合併球団対ライオンズはユウキ投手とギッセル投手が先発。今季初先発のユウキ投手は先頭打者にいきなり四球を出しますが、盗塁失敗で三者凡退に。その裏、大西選手の先頭打者本塁打で今日も合併球団が先制します。
 そこからユウキ投手は素晴らしい投球。初回の四球以降、走者を出しません。そして5回には大西選手の適時打で中押しします。
 ユウキ投手は7回2死まで無安打投球。しかし、解説者が「このあたりになると、ベンチで投手との会話が減るんですよ」などと言っている間に、中島選手の二遊間を抜いて、記録は止まりました。
 ユウキ投手は8回に1点を失いますが、その裏に北川選手が2試合連続となる4号3ランを放ってダメ押し。ライオンズは9回にも1点を返しましたが、最後は合併球団が逃げ切り、5対2で勝って今季初の3連勝。逆にライオンズは4連敗が止まった直後の3連敗。2位マリーンズとの差が3になる一方で、4位のファイターズとの差が2となっています。観客数は2万4千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは中村泰投手と加藤投手が先発。中村泰投手は初回は先頭打者に安打、続く2回には先頭打者に三塁打されますが、いずれも0点に抑えます。そして、打線のほうは4回に金本選手が歩いて、今岡選手が安打でつなぐと、ベイスターズは早めに動き、山北投手に交代します。しかし、左対左を苦にせず、好調の林選手に適時打が出てタイガースが先制します。
 中村泰投手は、6回を4安打2四球で無失点に抑えます。しかし、打線が不思議な拙攻を続け、5・6・7回と先頭打者が毎回安打し、犠打も成功しますが、その1死2塁での打者がフライを上げ、次打者の四球で2死1・2塁とした後に、最後の打者が倒れる、という「お約束」みたいな攻撃を三度繰り返します。そして8回に先頭打者が出た時は、強攻策を取って無死1・2塁とより大きい追加点機を迎えますが、そこで犠打に失敗し、結局二者残塁に終わります。
 これだけ続ければ流れが変わるとしたものですが、「いつもの三人」が好救援でこの1点差を守りきります。最後は藤川投手が二者連続三振で試合終了。タイガースが1対0で勝ち、ベイスターズを3タテにしました。逆にベイスターズは7連敗で4位に転落しています。観客数は4万8千4百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは黒田投手と館山投手が先発。昨日は3回にスワローズが大量5点を先制しましたが、今日はそのお返しとばかりにカープが3回に5安打で5点を先制します。先週はその大量援護を守りきれなかった黒田投手でしたが、今日は終盤にガイエル選手に7号ソロと適時打を打たれたものの、7安打2四球で2失点完投して4勝目。カープは5割に戻すと同時に、順位を3位に上げています。観客数は1万7千人ほどでした。
 名古屋で行われたドラゴンズ対読売は山本昌投手と高橋尚投手の先発で読売が勝ったようです。これで読売は昨年と同様、首位で交流戦に突入することになりました。観客数は3万8千2百人ほどでした。

2007年05月20日 21:48