2007年05月06日

ライオンズ、本塁打攻勢で三タテを免れる

[ 野球 ]

 今日は千葉のマリーンズ対イーグルスと、甲子園のタイガース対カープが雨で中止。マリーンズは、2試合休んでいたズレータ選手を6番に入れるというスタメンを組んでいましたが、実現することはありませんでした。甲子園は既に入場券完売だったそうなので、損失はかなりのものでしょう。しかし、連敗中のタイガースとしては恵みの雨だったかもしれません。

 福岡のホークス対ライオンズは田之上投手とグラマン投手が先発。2回にライオンズが栗山選手の適時打で先制すると、3回の石井義選手の2号2ランにはじまり、中島選手・和田選手・GG佐藤選手にソロが出て、着実に追加点を挙げ、6対0とします。
 一方、ホークス打線は、6回まで4度先頭打者が安打するも、後続がなく、グラマン投手に無失点に抑えられます。しかし7回1死から、左のグラマン投手に対して左打者で代打攻勢をかける、という作戦に出るとこれが成功。本間選手の2号2ラン、さらには本多選手の2点適時二塁打で計4点を取り、2点差に詰め寄ります。さらに、2死1・3塁で松中選手と、一発出れば逆転の場面を作りますが、ここは星野投手が、ファウルで粘られながらも最後は三振に打ち取り、リードを守ります。
 その後は三井投手・小野寺投手という継投でホークスの反撃を封じたライオンズが6対4で勝利。ホークスとのゲーム差を1に戻しています。観客数は3万3千8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は金村投手とセラフィニ投手が先発。ファイターズは初回に1死1・3塁の先制機を作るも、セギノール選手が併殺。対する合併球団も直後の2回表に1死1・2塁としますが、こちらも併殺で好機を潰します。
 その後は投手戦となり、5回終了時点で両チーム合わせて5安打という展開に。ところが6回裏にこの回先頭の飯山選手が二塁打を放つと、続く森本選手も二塁打を放ち、ファイターズが先制します。さらに、暴投で無死3塁と追加点機を迎えますが、ここはセラフィニ投手が踏ん張り、2番から4番を抑えます。
 金村投手は8回を4安打1四球無失点の好投を見せ、1対0で迎えた9回はマイケル中村投手が上がります。ところがこれが大乱調。先頭の大西選手をフルカウントから歩かせると、次の村松選手には2球目を死球。そして北川選手にはストレートの四球と、無死満塁の危機を自ら作ります。
 たまらずファイターズは武田久投手が登板。打席には現時点でリーグ三冠王のラロッカ選手ですが、これを三振に。続くローズ選手も三振に打ち取り、最後は下山選手にファウルで粘られますが、最後は遊ゴロに打ち取り、何とか試合終了。ファイターズは4連勝で、対する合併球団は貰った好機を生かせず9連敗となりました。なお、田中幸雄選手は5番でスタメンでしたが、安打はありませんでした。観客数は2万3千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは山本昌投手と土肥投手が先発。山本昌投手は中四日での登板です。しかし3回、村田選手に5号ソロで先制されると、さらに吉村選手に3号2ランを打たれ、この回3点を失います。ドラゴンズも4回に中村紀選手の5号2ランで1点差に迫りますが、そこから、安打が出なくなります。
 そして8回に平井投手から鈴木尚選手の適時打でベイスターズが追加点を挙げると、続く9回には岡本投手から相川選手が3点適時三塁打を放ってダメ押し。ドラゴンズは勝ちパターンの継投が打たれてしまいました。
 9回裏にはウッズ選手の12号ソロで1点をかえしたものの、終盤の点差が大きく、そのまま7対4でベイスターズが勝っています。観客数は3万7千5百人ほどでした。

 唯一のナイターで行われた東京ドームの読売対スワローズは高橋尚投手と石井一投手が先発。石井一投手も中四日での登板です。5回まで両チームあわせて4安打という投手戦となります。そして0対0のまま迎えた6回表に、前の打席で凡退したホリンズ選手に代わり、「守備重視」(試合後の監督談話)ということで、鈴木尚選手を中堅に入れますが、これが裏目に。1死後の飯原選手の中前に落ちる当たりをそらして三塁打にしてしまい、続くガイエル選手も中前に落とし、スワローズが先制します。さらに続く7回には5番に抜擢されたこの回先頭の宮出選手が1号ソロを放ち、スワローズが追加点を挙げます。
 7回まで2安打3四死球で0点に抑えてきた石井一投手ですが、この回先頭の代打・矢野選手に安打され、内野ゴロで二塁に進んだ後、谷選手に適時二塁打を打たれ、1点を返されます。しかし、なお続く1死2塁の危機では、読売の誇る(?)「アジア一の3・4番」を抑え、1点にとどめます。
 そして9回は高津投手が三人で抑え、スワローズが2対1で勝ち、連敗を4で止めています。観客数は4万6百人ほどでした。

2007年05月06日 21:47