2007年05月03日

初回の好機を逸し、連勝ならず

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは久保投手と建山投手が先発。昨日大活躍の今江選手ですが、最終回の美技の際に指を痛めたとの事で、今日は欠場でした。また、里崎選手が8番に下がり、二塁には堀選手が9番で入りました。
 初回、久保投手は連続試合安打中の森本選手に安打され、犠打で進まれます。しかし、3・4番を連続三振に打ち取り、先制は許しません。
 その裏、マリーンズは西岡選手と早川選手が連打。さらにサブロー選手が2-0から粘って四球を選び、無死満塁といきなり先制機を迎えます。ところがここで、ズレータ選手とワトソン選手が連続三振。青野選手も投直に倒れ、1点も取れません。

 このような後は得てして流れが向こうに行くとしたもの。続く2回表に、久保投手は簡単に二死を取りますが、そこから坪井選手に安打されると、鶴岡選手にはストレートの四球を出してしまいます。ここで、スタメンに定着しつつある陽選手に左中間を抜く2点適時三塁打を喫し、先制を許します。
 さらに続く3回もまたまた二死無走者からセギノール選手が安打。すると、五番に抜擢された小谷野選手に左翼席に1号2ランを打ち込まれ、早くも4対0となります。
 一方、打線は2回から4回まで建山投手に三人ずつで抑えられます。続く5回に先頭のベニー選手が四球で久々の走者になると、続く里崎選手が死球で無死1・2塁とします。ところが、続く堀選手がバントを空振りした際に走者が飛び出し、一塁走者がアウトに。その後、西岡選手に安打が出て2死1・3塁としますが、早川選手が倒れ、反撃できません。
 7回に青野選手とベニー選手の連続二塁打でやっと1点を返し、建山投手を降板させます。しかし、二番手の武田久投手に対し、代打で登場の橋本選手に犠飛が出たものの、その2点のみに抑えられます。続く8回も1死1・2塁と、一発出れば逆転の場面を作りますが、連続三振で武田久投手に抑えられます。
 そしてむかえた9回表、マリーンズは左が続くところとあって藤田投手が登板。そしてこれが藤田投手にとっては史上初となる「全て救援での500登板」となりました。しかし、3連打で1点を追加されて降板すると、続く小宮山投手も適時打と野選でこれまた1死も取れず降板。この回三人目となった川崎投手も適時打を二つ喫し、あわせて4失点と大きなダメ押し。その裏はマイケル中村投手に抑えられ、8対2で敗れました。観客数は今季2番目の入りとなる29,055人でした。

 福岡のホークス対イーグルスは水田投手と林投手が先発。水田投手は立ち上がりの制球がおかしく、先頭打者に四球を出した後に、内野安打され、そこから連続死球と、押し出しで先制点を献上します。しかしその裏、ホークスも三連打で無死満塁とし、松中選手の押し出し四球で追いつき、併殺の間に勝ち越します。その後もホークスは着実に追加点。イーグルスも山崎武選手の12号ソロなどで反撃しますが、6回には柴原選手の3号満塁本塁打が出てついに二桁得点。結局、11対4でホークスが圧勝しました。観客数は3万3千7百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は岸投手と光原投手が先発。初回にラロッカ選手の11号2ランで先制した合併球団が2回にはラロッカ選手の2点適時打などで計5点をリードします。しかし、2005年以来の登板となった光原投手は、初回は抑えますが、2回に2点を失うと、3回に失策と四球二つで満塁とすると、福地選手と中島選手に連続適時二塁打を喫して逆転され、ここで降板。二番手の岸田投手も打たれ、この回計7失点となります。さらに終盤には本塁打3本などで加点し、終わってみれば15対6で圧勝。岸投手は3回以降は立ち直り、3勝目を挙げています。観客数は2万5千4百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは吉見投手とジャン投手が先発。初回に金本選手の適時打でタイガースが先制しますが、その裏に追いついたベイスターズが、2回に吉見投手の犠飛で勝ち越した後も、小刻みに得点し、5回までに6対2とリードを広げます。しかし7回に2死満塁から林選手の適時打で2点差に迫り、その裏は久保田投手を投入して抑えます。
 そして迎えた8回、五番手のホセロ投手から先頭の藤本選手が安打します。続く鳥谷選手の当たりは併殺打に見えましたが、これを石井選手が失策してオールセーフに。するとホセロ投手が制球を乱して、連続四球で1点差になり、さらに金本選手の犠飛でタイガースがついに追いつきます。
 その裏、タイガースはウイリアムス投手を投入しますが、1死後に村田選手が右翼ポール際に飛び込む4号ソロを放つとこれが決勝点に。9回はクルーン投手に三人で抑えられ、7対6でベイスターズが勝利。タイガースは5連敗で5位転落。一方のベイスターズは5連勝で首位に浮上しています。観客数は2万9千3百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売は川上投手と木佐貫投手が先発。1対1で迎えた8回裏に読売が二番手の久本投手から2死1・2塁からの4連打で4点を勝ち越します。しかしその裏、ドラゴンズも福留選手の犠飛と森野選手の4号3ランで4点を取り返し、同点で最終回を迎えます。
 そして9回裏、五番手の会田投手に対し、1死から井端選手が安打し、内野ゴロで二塁に進みます。ここで、読売ベンチはここまで無安打の福留選手を敬遠し、2安打のウッズ選手と勝負に行きます。しかし、ウッズ選手が初球を弾き返すと、球は前進守備の右中間を抜き、サヨナラ打に。これでドラゴンズが6対5で勝ち、連敗を6で止めています。観客数は3万8千2百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは長谷川投手と松岡投手が先発。初回にカープが先制しますが、2回に武内選手の1号2ランでスワローズが逆転。その裏、森笠選手の1号ソロでカープが追いつきますが、続く3回表に長谷川投手は、先頭の松岡投手に四球を出すと、四球と安打で満塁に。ここで早くもブラウン監督は長谷川投手を降板させ、二番手の横山投手に交代。しかし、青木選手は打ち取ったものの、ラミレス選手に2点適時打が出て、再びスワローズが勝ち越します。
 松岡投手は3・4回を抑え、今季初登板初勝利の権利のかかった5回のマウンドに上がります。しかし、先頭の栗原選手に四球を出すと、続く新井選手の当たりは右翼へ。ガイエル選手がこれを飛び込んでダイレクトキャッチをして、すかさず一塁に送球しますが、審判の判定はワンバウンド。映像並びに、取った直後のガイエル選手の行動から見ても、直接取っているように見えたのですが・・・。
 続く前田智選手に対し、スワローズは二番手の高井投手を投入するもこれが大失敗。前田智選手に4号3ランが出て5対4とカープが逆転。スワローズ打線は4回以降は安打が出ず、そのままカープが勝って4位に浮上しています。観客数は2万8千5百人ほどでした。

2007年05月03日 22:55