2006年09月15日

初回の失点を挽回できず敗れる

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズは立石投手と渡辺俊介投手が先発。渡辺俊投手は立ち上がりが悪く、二塁打と四球で1死1・2塁とすると、9月に入って絶好調のセギノール選手に23号3ラン、さらに続く稲葉選手に26号ソロと2連発を喫し、いきなり4点を失います。
 直後の2回にマリーンズ打線も立石投手を攻め、3安打で1死満塁とした後、平下選手と大塚選手の連続適時打で2点を返します。しかしそこからは抑えられ、逆転には至りません。
 ファイターズは立石投手を3回途中であきらめ、早めの継投を見せます。そして火曜のお立ち台にも立った押本投手と伊藤投手の前に4回2/3を1安打に、特に伊藤投手には走者すら出せません。

 渡辺俊投手も2回から立ち直り、4回まで無走者で抑えました。しかし、5回に紺田選手のフライが「お見合い」で二塁打となり、さらに牽制球が走者に当たって三塁に進まれ、田中賢選手の犠飛と、守備の乱れで追加点を上げられます。
 打線は8回に岡島投手に抑えられますが、9回にマイケル中村投手に対し、1死から里崎選手が16号ソロを放って2点差に迫ります。さらに、2死から今江選手も内野安打で出塁しますが、反撃はここまで。5対3で敗れて再び借金6となっています。観客数は3万4千9百人ほどでした。
 なお、試合前に新庄選手が脱出マジックを披露していたそうです。ただ、苦手の渡辺俊投手が先発という事もあり、スタメン出場ではありませんでした。

 所沢のライオンズ対合併球団は松永投手と平野佳投手が先発。同点で迎えた5回裏にリーファー選手の12号ソロでライオンズが勝ち越し、追いつかれた直後の6回裏にまたもやリーファー選手の適時二塁打が出て再び勝ち越し、リーファー選手は今日は3打点でした。合併球団も本塁打を3本放ちますが、いずれもソロ。5対3でライオンズが勝利。許投手が約2年ぶりの勝ち投手となっています。観客数は1万1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対タイガースは川上投手と下柳投手が先発。初回にいきなり荒木選手が安打すると赤星選手に失策もあって一気に二塁に。続く井端選手の適時打でドラゴンズがあっさり先制し、さらにもう1点を加えます。一方、最近不振が続いた川上投手ですが、今日はタイガース打線を寄せ付けません。下柳投手も2回以降抑えますが、6回に谷繁選手に打たれて追加点。7回には二番手の久保田投手が1安打2四球で満塁とし、井上選手に走者一掃の適時打を打たれてダメ押しされます。
 川上投手は8回を3安打無四球で無失点。そしてドラゴンズは9回に若手を3人つぎこむという余裕の継投を見せ、7対0でドラゴンズが勝利。ゲーム差を5に広げ、マジックを17としています。観客数は3万8千1百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手とロマノ投手が先発。2回にカープが2点を先発しますが、3回まで無安打に抑えられていたスワローズ打線が4回にロマノ投手を打ち込み、最後は青木選手の10号満塁本塁打も出て打者一巡で一挙7点を挙げて逆転。その後、カープも反撃しますが、8対5でスワローズが逃げ切っています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

2006年09月15日 23:47