2006年08月26日

3日連続の延長戦の末サヨナラ負け

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズはグリン投手と小野投手が先発。初回、無死1・2塁から何と福浦選手が犠打で走者を進め、里崎選手の内野ゴロの間に先制します。さらに2回は無死1・2塁から犠打失敗の後、塀内選手がその失敗を帳消しにする2点適時二塁打を放ち、3対0とします。
 小野投手は3回まで毎回先頭打者を出しますが、併殺二つもあり、5回を0点に抑えます。一方、立ち上がりに失点したグリン投手ですが、尻上がりに調子を上げてきます。速球は151kを越え、4回から6回にかけて7者連続奪三振を記録するなど、マリーンズ打線を抑えます。

 すると、その好投に応えたイーグルス打線が反撃。6回に4安打で2点を返します。さらに7回から登板の藤田投手が2死からリック選手が安打され、ここで登板のバーン投手が昨日の怪我で欠場したフェルナンデス選手に代わって四番に入った山崎武選手に同点適時打を打たれます。
 しかし直後の8回、先頭のパスクチ選手が四球を選ぶと、続く福浦選手の一塁ゴロの時に、一塁手の送球が代走の大塚選手に当たり、大塚選手は一挙3塁へ。ここで四番の里崎選手が意表のスクイズ。顔の近くに来た球を当て、勝ち越し点を挙げます。
 こうなると8回は藪田投手が抑え、9回に小林雅英投手が登板します。ところが、二日連続で1イニングを越えて投げていたためか、本来の調子ではありません。先頭の高須選手が安打し、1死後にリック選手がつなぐと、山崎武選手が2打席連続の同点打を放ちます。さらに吉岡選手が左前打を放ちますが、これは途中出場の平下選手の好返球もあって本塁タッチアウトとなり、マリーンズにとっては3日連続の延長戦に入ります。
 そして11回表、先頭のベニー選手が安打すると、代走の早坂選手が盗塁を決めます。そして今江選手が左前打を放ちますが、憲史選手の好返球もあり、俊足の早坂選手でしたが、本塁タッチアウトに。勝ち越しなりません。
 その裏、前の回から登板の小宮山選手が1死から草野選手に安打されると、リック選手が本日5本目となる安打でつなぎ、1死1・3塁に。ここで山崎武選手が、3打席連続打点となるサヨナラだを放ち、イーグルスが5対4で勝ちました。
 これでファイターズのプレーオフ進出マジックは16に。ゲーム差も8となってしまっています。観客数は2万人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団はダルビッシュ投手と中山選手が先発。2回に稲葉選手の2試合連続となる18号ソロでファイターズが先制。ダルビッシュ投手は7回を5四球ながら3安打無失点に抑え、以下は武田久投手・マイケル中村投手で完封リレー。中山投手も7安打1四球1失点と好投し、プロ初完投を果たしましたが、援護がありませんでした。ファイターズは6連勝。観客数は3万2千5百人ほどでした。
 福岡のホークス対ライオンズの首位攻防戦は斉藤和投手と涌井投手が先発。初回に死球と失策で無安打で先制したホークスが、2回に追いつかれた直後にカブレラ選手の6号ソロで勝ち越し、さらに4回にはズレータ選手の23号満塁本塁打で6対1とします。しかし斉藤和投手は、先週同様に本調子でなく、6回に5安打で4点を失って1点差に迫られます。しかし、7・8回にホークスが犠飛2本で突き放し、8対5で勝ち、ゲーム差を1に縮めました。これでパリーグは2.5ゲーム差の中に3チームがひしめきあう混戦になっています。観客数は3万4千8百人ほどでした。

 帯広のスワローズ対カープはガトームソン投手とフェリシアーノ投手が先発。初回にスワローズ先制しますが、6回に追いついたカープが8回に2死無走者から連打で好機を作り、森笠選手が勝ち越し適時打を放ちます。これが決勝打となり、2対1でカープが勝っています。観客数は8千3百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは山本昌投手と三橋投手が先発。4回に先制したドラゴンズが6回に吉村選手の21号2ランで追加点を挙げ、9回にもダメ押し。三橋投手は6回を3安打無失点で、以下も継投陣が抑え、4対0と完封リレーを達成。ドラゴンズは4連敗となっています。観客数は3万7千6百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売はオクスプリング投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほど。これでタイガースはカープ・読売と下位相手に5連敗。おかげでドラゴンズは連敗しながら毎日マジックを減らしています。

2006年08月26日 23:17