2006年08月25日

有銘投手に抑えられ、今季初の引き分け

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは有銘投手と小林宏之投手が先発。2回表に無死2・3塁という絶好の先制機をむかえたマリーンズですが、そこから3人が打ち取られます。すると、その裏、小林宏投手が憲史選手に2号ソロを打たれて先制されます。
 その後、打線は、4回の無死1塁を生かせないなど、有銘投手に抑えられます。しかし6回、2死から里崎選手が安打で出塁すると、意表の盗塁が成功し、ここでベニー選手に適時二塁打が出て同点に追いつきます。

 マリーンズはその後も7回に2死3塁、9回に1死2塁と得点機を作りますが、10安打しながら有銘投手を打ち崩せません。一方、小林宏投手も9回を6安打4四死球と走者は出しましたが、ソロ1本の1点に抑え、延長に入ります。
 そして10回裏、2番手の藪田投手に対し、2死から連打と四球でイーグルスが満塁のサヨナラ機を作ります。ここでフェルナンデス選手は3塁線を抜こうかという当たりを放ちますが、途中出場の今江選手がこれを好捕。1塁送球も間に合い、なんとかサヨナラ負けを逃れます。一方、フェルナンデス選手はこの走塁の最中に足を痛め、ここで退場となりました。
 有銘投手は延長に入ってからより調子が上がり、走者を一人も出しません。一方のマリーンズも延長からは藪田投手・神田投手・藤田投手・小林雅英投手とつなぎ、イーグルス打線を抑えます。そのまま1対1で引き分けとなりました。
 有銘投手は延長12回を10安打1四球17奪三振で1安打完投。延長12回完投は私の記憶にある限りでは2003年9月の渡辺俊介投手以来ではないかと思われます。また、前々回のマリーンズ戦では6回コールドで無失点、その前は1回を無失点ですから、これで19イニングで1点、という計算に。苦手を作ってしまったのかもしれません。
 この引き分けにより、ファイターズのプレーオフ進出マジックは1つ減って17に。文字通り「負けに等しい引き分け」でした。観客数は1万3千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズはマルティネス投手と門倉投手が先発。6回に3連打と犠飛でベイスターズが先制。その裏、ドラゴンズも1点を返しますが、得点はそれだけ。9回には鈴木選手の代打適時打で追加点を挙げ、その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが3対1で勝っています。観客数は3万5千人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は福原投手と上原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。タイガースはこれで4連敗。ドラゴンズも3連敗ですが、マジックは着実に減っていっています。

2006年08月25日 23:46