2006年08月06日

連日のサヨナラで勝ち越す

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対ホークス戦を見に行きました。ホークス戦の観戦は今季初めてです。先発は成瀬投手と杉内投手の両左腕でした。初回、成瀬投手は2死からカブレラ選手と松中選手に連打されますが、ズレータ選手を抑えます。
 一方、杉内投手に対し、先頭の大塚選手はいい当たりながら中飛に倒れますが、続く堀選手が左翼線を抜く二塁打を放ちます。この時点では、杉内投手は良くないのかな、などと思っていたのですが、そこから3・4番を打ち取られます。
 立ち上がりちょっと不安があったものの、2回から両投手が好投。2回表に成瀬投手は辻選手に死球を出しますが、三振ゲッツーで三者凡退に抑えます。ところで、ホークス応援団の辻選手の応援は、コール・振り付けとも、マリーンズの辻選手と同じです。ちなみにこの両選手、同じ1979年生まれで誕生日も一ヶ月違い。公称の身長・体重もほぼ同じです。そういう事もあり、この共通化(?)は面白いと思いました。

 杉内投手は2回から4回まで完璧に抑え、一方の成瀬投手も3回は先頭打者を抑えましたが、後続は抑えます。5回の表裏はともに1死2塁と先制機を築きますが、ともに両投手が踏ん張ります。6回表は2死から松中選手を迎え、2-3からファウルで粘られます。しかし、成瀬投手は根負けすることなく、最後は打ち取りました。
 そして6回裏、1死から大塚投手に安打されると、なぜか杉内投手はペースを乱し、牽制を繰り返すなど、なかなか投球をしません。何かあったか、とも思いましたが、結局ここは後続を抑えます。
 そして7回表、成瀬投手は1死から安打され、さらに四球で2死1・2塁と危機を広げます。しかし、続く山崎選手の難しいファウルフライを、昨日のヒーロー・パスクチ選手が好捕し、ここも0点に抑えました。成瀬投手はここで降板となりましたが、5安打2四死球で7奪三振で無失点という素晴らしい内容でした。
 その裏、ここまで3安打無四球の杉内投手でしたが、先頭の里崎選手に四球を出すと、また何度も牽制するなど、明らかに投げにくそうです。そして今江選手も歩かせ、無死1・2塁としたところで降板します。ホークスの2番手は、昨日7人を完璧に抑えた藤岡投手。対して辻選手が犠打を成功させ、1死2・3塁としますが、続くサブロー選手はスクイズをファウルした後に三振。サブロー選手はバットを投げて悔しがっていました。続く青野選手も抑えられ、この先制機も逸します。ところで、今季のパの新人王争いは八木投手と平野佳投手の一騎打ちみたいに言われていますが、この藤岡投手はホールド数リーグ2位で登板数5位。5勝2敗1セーブで防御率2.56は規定投球回数に達しないとはいえ、両投手より上です。十二分に新人王争いの資格があると思います。
 さて、マリーンズは8回から左が続く事もあって藤田投手が登板。昨日同様、1番から4番の松中選手までを完璧に抑えます。そしてズレータ選手からは藪田投手が登板。こちらも完璧に抑えます。
 8回は吉武投手が三人で抑え、9回は3番からという事もあり、馬原投手が登板。ところが、先頭の昨日のヒーロー・パスクチ選手がいきなり二塁打を放ちます。そして敬遠の後に今江選手が犠打を決めて1死2・3塁に。ここでマリーンズは、敬遠をうながすために代打・ワトソン選手を投入します。そして1死満塁で前の打席で失敗したサブロー選手が登場。そして2-2から馬原投手のフォークを山崎選手が捕りきれずに暴投に。代走の平下選手が生還し、1対0でマリーンズが二夜連続のサヨナラ勝ちをしました。サブロー選手は、今季「押し出しサヨナラ」も経験しており、今季二度目の「バットを振らずにサヨナラ」となりました。ちなみに、我々はその試合も観戦していました。
 お立ち台は好投の成瀬投手に昨日に続いてのパスクチ選手でした。これでホークスに勝ち越し、3位ファイターズとのゲーム差も4に縮めています。観客数は2万3千人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは西口投手と木下投手が先発。1回表に小笠原選手の23号2ランでファイターズが先制しますが、その裏、高卒新人でプロ初登板初先発の木下投手がカブレラ選手に同点2ランを喫します。そして3回に石井義選手の適時二塁打でライオンズが勝ち越し、6回にも2点を追加。終盤にファイターズも勝ちパターンの継投陣を投入しますが、いずれも打ち込まれてしまい、9対3でライオンズが勝っています。観客数は1万8千3百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は山村投手と川越投手が先発。2回に北川選手の3ランで先制した合併球団がその後も着実に追加点を挙げ、6対2で合併球団が勝っています。観客数は1万4千4百人ほどでした。

 松山のタイガース対カープは能見投手と広池投手が先発。2回にカープが2点を先制し舞うが、その裏にタイガースが金本選手からの四者連続適時打で逆転します。金本選手は足を痛めますが当然のごとくそのまま出場。そして1点リードの8回裏にこの試合6打点となる14号満塁本塁打を放って試合を決め、タイガースが9対4で勝っています。観客数は1万8千人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石川投手と朝倉投手が先発。スワローズ2点リードでむかえた8回表に井上選手の逆転2点適時二塁打が出て、ドラゴンズが5対4で勝っています。観客数は1万8千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは上原投手と牛田投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万1千2百人ほどでした。

2006年08月06日 23:54