2006年04月01日

接戦を取れず、ライオンズに連敗

[ 野球 ]

 今季2度目のマリンスタジアムに行きました。そのマリーンズ対ライオンズ戦は久保投手と西口投手が先発。ちょっと遅れてしまい、開始直後の入場となったのですが、場内に入ると、いきなりライオンズの応援歌が聞こえてきます。まさかと思ってスコアボードを見ると既に0対2でしかも、1死2・3塁。そして席についた直後に、6番のGG佐藤選手の2点適時打が出て0対4となってしまいました。ちなみに、1回の表は、先頭の赤田選手の安打の後、犠打と死球で1死1・2塁となり、そこからカブレラ選手・和田選手の連続適時打が出たために、上記の状況になってしまいました。
 一方、マリーンズは昨日試合中に途中交代した福浦選手がスタメン落ち。昨日は里崎選手も出場がなかったため、開幕一週間にして早くも「フルイニング出場」はゼロに、全試合スタメンもベニー選手のみとなっています。
 そのため、今江選手を初の三番に起用しましたが、初回は西口投手に三者凡退に抑えられます。

 ところが2回裏、先頭の里崎選手が安打で出塁すると、西口投手が豹変。フランコ選手がストレートの四球を選ぶと、ベニー選手にも0-3と7連続ボール。そして1ストライクの後に左中間に二塁打を放ってまず1点。さらに1死後にパスクチ選手が初球を左前に弾き返して2点目、塀内選手が四球を選んだ後、西岡選手がこれまた初球を中前に持って行って1点差。そして2番指名打者でスタメン復帰の堀選手が中犠飛を放って一気に同点に追いつきました。
 2回以降も久保投手は不安定な投球。2ストライクまでは簡単に取れるのですが、そこから先で苦労します。2回には連打で1死1・3塁にしたのをはじめ、5回まで毎回得点圏に走者を進めてしまいます。しかし、ライオンズ打線にあと一本が出ない事もあり、追加点は与えません。
 一方、西口投手も3回以降は立ち直ります。2回に初球の直球を狙い打たれているのに気づくと、3回からは修正。緩い初球に手を出して凡退し、首をかしげるように帰る打者もいました。というわけで、3回から5回まで1安打に抑えられます。
 試合がちょっと動いたのは6回裏。先頭のフランコ選手がバットを折りながら中前に落として久々に出塁しますが、内野ゴロで走者が入れ替わるなどして2死1塁に。ここで2ストライクから一塁の井上選手がスタートを切りますが、打席のパスクチ選手がワンバウンドの球を空振りします。これで三振でチェンジでライオンズのラッキーセブンかと思ったのですが、ここで炭谷捕手のタッチが触れておらず、一度ベンチに帰りかけたパスクチ選手は慌てて一塁へ。同じく二塁からベンチに戻りかけた井上選手も慌てて塁に戻りました。ワンバウンドした球の場合、捕手が捕っても振り逃げが成立する、というルールによるものだそうです。伊東監督が抗議に出ますが通りません。この時、ライオンズ応援団からは審判に対して「ボブ」コールが。これは、WBCのアメリカ戦で自国びいきの判定をして審判の名前です。今年は、審判に対するヤジの定番になりそうな感じです。しかし、この拾った好機も生かせず、同点のまま終盤戦に入りました。
 そして7回裏、先頭の西岡選手が安打で出塁しますが、二盗を企てるも、炭谷捕手の肩に刺されます。これで好機が消えたと思われましたが、続く堀選手が左翼ポール際にライナーで飛び込む今季1号の本塁打を放ち、マリーンズが勝ち越しました。
 こうなると、マリーンズ得意の継投で逃げ切るところですが、二番手の藪田投手が大誤算。先頭の和田選手に二塁打され、内野ゴロと四球で1死1・3塁に。代打の貝塚選手は打ち取ったものの、続く昨日3安打3盗塁の片岡選手が右翼線を抜く三塁打、一気にライオンズが逆転しました。
 その裏、ベニー選手の二塁打で反撃するものの後続がなく、一方、9回表には三番手の内投手が2アウトを取ったものの、続く和田選手に左翼席に運ばれ、2点差とされてしまいます。
 9回裏、ライオンズは新守護神の小野寺投手が登板。ホームベース前でバウンドする球が2つもあるんなど、調子は良さそうではないのですが、先頭の塀内選手の右中間を抜くかという当たりを、今日3安打と好調の赤田選手がダイビングキャッチします。続く西岡選手が内野安打と失策で1死2塁とするものの、堀選手・今江選手が倒れて試合終了。5対7でライオンズに連敗してしまいました。
 昨年も1~2回はあった藪田投手の乱調日が偶然今日だったゆえの敗戦、という感じでした。観客数は2万3千人ほどでした。
 なお、昨年夏に「相手球団の応援用マスコット」としてデビューした「クール」は、ラッキーセブンに、ライオンズのユニフォームを着てレフトスタンド前に行き、バク転などをしていました。さらに、終了後はその格好でバス待ち列に行ってライオンズファンと記念撮影などもしていました。「キャラ設定」をより生かした感じで、なかなか面白いと思いました。

 仙台のイーグルス対ホークスはインチェ投手と斉藤投手が先発。前回の登板では序盤で降板したインチェ投手ですが、今日はホークスの強力打線相手に8回を3安打5四死球無失点と抑えます。対する斉藤投手も7回まで2安打1四球無失点と抑えますが、8回にリック選手の安打で作った好機に鉄平選手が適時三塁打と、新戦力の活躍でイーグルスが均衡を破ります。
 ところが9回表に登板の小山投手が大誤算。1死1塁から二塁打を打たれます。ここでホークスが宮地選手を代打に出すと、イーグルスもたまらず吉田投手を投入。しかし、代打の代打・森本選手が逆転適時二塁打。さらに、大村選手にも適時打が出て、一挙3点を取って逆転。その裏は馬原投手が抑えて3セーブ目を挙げています。なお、勝ち投手は8回2死から登板して3球だけ投げた三瀬投手でした。観客数は1万5千2百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ファイターズは川越投手と金村投手の開幕投手対決。ところが、1回裏に合併球団が先頭からの5連打などで4点を先制。ところが、直後の2回表に、今度はファイターズが4連打のお返しで4点を取って追いつきます。その後も点を取り合い、同点のまま9回に。合併球団は同点ながら大久保投手を投入しますが、先頭の高橋選手が二塁打を放ち、三塁に進んだ後にマシーアス選手が犠飛を打ちます。これが決勝点となり、その裏はマイケル中村投手が抑え、ファイターズが7対6で連日の接戦を制しています。マイケル中村投手は早くも4セーブを挙げています。観客数は2万3百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは藤井投手と安藤投手が先発。初回にタイガースが失策で先制し、5回には鳥谷選手の適時打で3対0としますが、6回裏に新人で2試合目にしてスタメン入りした武内選手が同点3ランを放ちます。そして同点でむかえた9回裏、タイガースは能見投手を投入しますが、連続三振の後に四球と安打で2死1・2塁に。ここでタイガースは久保田投手に代えますが、これが大失敗。安打で満塁とした後、リグス選手に押し出し四球を出し、スワローズが4対3でサヨナラ勝ちしました。9回表に1死1塁から登板して併殺に打ち取った高津投手が2球で日本復帰後初勝利を挙げています。観客数は3万1千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープはマルティネス投手と大竹投手が先発。カープが緒方選手の先頭打者本塁打などで2点を先制しますが、4回にアレックス選手の2点適時二塁打でドラゴンズが逆転。また、投手陣は2回以降カープ打線を抑え、最後は昨日打たれた岩瀬投手が三人で片付け、3対2でドラゴンズが勝っています。観客数は3万3千8百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ベイスターズは高橋尚投手と土肥投手が先発。2回に村田選手が右中間に3ランを放ってベイスターズが先制。さらに、1点返された直後の7回表に、村田選手が同じ所に2ランを放って突き放します。さらに8回には連打に犠飛、さらには暴投などもあって4点を追加。9対1と、昨日と逆の圧勝でベイスターズが勝利。村田選手は計6打点でした。読売は今年も土肥投手に苦労しそうです。観客数は4万3千人ほどでした。

2006年04月01日 21:17