2006年02月08日

修学旅行の人気目的地

 秋葉原駅ホームのスタンドでトマトジュースを飲んでいました。すると、修学旅行生と思しき集団が、店員さんに「オデンカンのある所、分かりますか?」と尋ねてきました。交通博物館なら秋葉原駅の近くにありますし、電力館なら渋谷にありますが、そんな名前の「館」は聞いた事がありません。店員さんも同様で、困った挙句、ちょうど来た納入業者にも尋ねたりしましたが、やはり分かりません。
 ところが、数十秒くらい経って、ふと「館」ではない事に気づきました。その少年少女たちが求めていたのは「おでん缶」(※地図)だったのです。
 人生で何度もない修学旅行において、自動販売機を見にいくとはなかなか見上げた感覚です。それに敬意を表して(?)、口頭での案内に加え、手帳を破って地図を書いて渡しました。まあ、私の下手な字の地図だけではたどりつけないでしょうが、ないよりはマシでしょう。
 かなり前からネットでのネタにはなっていましたが、まさか修学旅行の目的地になるほどのものとは思いませんでした。あと、その子たちのその感覚は評価しますが、「缶入りのおでんを売っている自販機はどこですか?」と尋ねることのできない会話力には、将来の事を考えるとちょっと不安をおぼえました。

2006年02月08日 22:19