2005年10月09日

2連勝で、PO第1S通過

[ 野球 ]

 昨日初戦に勝ち、残り2試合で1分以上で通過という条件で迎えたプレーオフ第1ステージ第2戦。とはいえ、今日勝って一気に決めたい所です。その試合をマリンスタジアムに観戦に行きました。
 朝からの雨でグランドの状態は良くなく、試合前練習も室内で行われました。しかし、昼過ぎから雨が上がり、万全の状態で試合開始となりました。
 先発は小林宏之投手と西口投手。1回表、小林宏投手は三者凡退と上々の立ち上がりを見せます。その裏、先頭の小坂選手がいきなり三塁打。そして堀選手が昨日に続いて犠飛を打ち上げ、あっさり先制します。昨日、守備で大活躍した西岡選手を外し、小坂選手にスタメンを入れ換えたのですが、その効果がすぐに出た感じです。

 小林宏投手は、2回以降も素晴らしい内容。最初の一巡を完璧に抑えます。4回に先頭の栗山選手に二塁打され、続く佐藤選手の内野ゴロで三進されたもののそこから、三番の貝塚選手、そして四番の和田選手を連続三振に。最後、落ちる球で空振りに仕留めた時は、小林宏投手・橋本捕手ともガッツポーズ。場内も大歓声でした。
 一方の西口投手も、先制点の後はマリーンズ打線を抑えます。3回と5回には先頭打者が出ますが、いずれも後続を打ち取られます。というわけで昨日と似た展開に。次の1点を取ったほうが大きく有利になる、という雰囲気となりました。
 そして6回、1死からサブロー選手が安打で出塁、続くフランコ選手は二塁ゴロに倒れますが、サブロー選手はスタートを切っていたため、2塁セーフとなります。この好機にプレーオフで一軍復帰したベニー選手。昨日も安打を打っていましたが、ここで二遊間を抜いて、その重要な「次の1点」をマリーンズにもたらしました。さらに李選手の安打で1・3塁とし、続く今江選手が巧く二遊間を抜き、さらにもう1点を追加。西口投手をKOしました。
 小林宏投手は、6回まで1安打投球。7回1死から貝塚選手に安打されますが、続く和田選手のあわや三塁線、という当たりを今江選手が好捕します。昨日は西岡選手が美技を連発しましたが、今日は「今江デー」という感じ。6つの三塁ゴロを見事に捌いた他、取れば内野安打、という当たりを巧く見切ってファウルにしたりもしていました。
 小林宏投手は8回も簡単に2死を取り、完封ペースかと思われたのですが、ここで中村選手に右翼席に運ばれてしまいます。さらに野田選手に安打されたところで球数もあってか交替。7回2/3を4安打無四球1失点という好投でした。そして藤田投手が登板。ライオンズも右の代打の後藤選手を出しますが、三振に打ち取ります。そして9回は小林雅英投手が登板。昨日は2安打されましたが、今日は二番からの好打順を3人で片付けて、連日のセーブを挙げました。観客数は昨日を上回る28,996人。今日は左翼席のマリーンズ応援席の割合を増やしたため、昨日より満員感が強くありました。
 試合終了後は、プレーオフになって特設された従来よりも大きな球場前ステージに李選手・今江選手・西岡選手が登場。今日が結婚一周年の今江選手は、「今日は、僕の結婚記念日に、多数のお集まりをいただき、有難うございました」と笑いを取っていました。
 これで2連勝でプレーオフ第1ステージを制覇。ライオンズの誇る投手の二枚看板に投げ負ける事がありませんでした。ライオンズとしてはカブレラ選手を怪我で欠いた事が大きかったでしょう。
 これで水曜から福岡で行われる第2ステージに進出。今季の成績を見る限り、ライオンズとは桁違いの実力を持つ相手です。しかし、シーズンの対戦成績は10勝10敗の五分です。マリンスタジアムでは全試合、球場を解放して場内でその状況を流すとの事なので、都合のつく限り、行ってみようかと思っています。

 横浜のベイスターズ対スワローズは吉見投手と藤井投手が先発。7回に3点を取ってスワローズが追いつき、そのまま延長12回引き分けとなりました。観客数は8千5百人ほどでした。スワローズの青木選手が通算199本目の安打を放っています。

2005年10月09日 23:43