2005年07月27日

またもや松坂投手に抑えられる

[ 野球 ]

 富山のマリーンズ対ライオンズは加藤投手と松坂投手が先発。加藤投手は、5月5日以来の一軍登板です。今季ライオンズ戦2戦2勝の加藤投手は初回は無失点で抑え、2回も先頭の和田選手に二塁打されるものの、続く中村選手・中島選手といった若手二人を連続三振に打ち取ります。ところが、続く8・9番に連続四球を与えて満塁としてしまい、1番に入った高波選手に先制の適時二塁打を喫してしました。
 一方、前回完投勝利を喫した松坂投手相手に、その裏マリーンズは先頭のベニー選手が安打し、フランコ選手も四球で無死1・2塁に。続く李選手はカメラマン席にファウルフライを打ちますが、これを中村選手が取りに行き、顔面からカメラマン席に突っ込みます。ちょうど段差になっており、一歩間違えると大怪我するところですが、何とそこにカメラマン氏のノートパソコンが。それがクッションとなり、中村選手は無傷ですみました。しかし、その巨体の突撃を一身に受けたノートパソコンは当然ながら大破しました。この被害者の方、今日はその後は何も仕事ができなかったのでは、と他人事ながら心配になりました。闘志溢れるプレーは敵味方問わず素晴らしいと思います。ただ、自らの肉体およびカメラマン氏の商売道具には重々気をつけて欲しいものです。それにしても、10数万円の「クッション」とは、さすがは豪快な中村選手なだけあります。
 なお、カメラマン席に入った時点でテイクワンベースとなり、1死2・3塁と同点機になります。しかし、そこから橋本選手と井上選手が抑えられ、好機を逸します。

 さらに4回表、加藤投手はまたもや先頭打者に二塁打を打たれ、そこから二人を打ち取りますが、今度は片岡選手に2ランを喫してしまいました。
 4回まで松坂投手に2回の1安打1四球だけだったマリーンズ打線ですが、5回に先頭の李選手が詰まりながらも安打で出塁、続く橋本選手が得意の四球を選び、さらに久々スタメンの井上選手が三遊間を抜いてつなげ、無死満塁と絶好のチャンスを作ります。しかし続く今江選手がショートライナーで併殺となり、さらに小坂選手も打ち取られ、結局1点も返せませんでした。
 その後加藤投手は5・6回を三人で抑え、7回に2死1塁でカブレラ選手を迎えたところで、山崎投手に交替します。前回の対戦で本塁打を打たれるまではカブレラ選手を抑えてきた山崎投手ですが、今日はいきなり適時二塁打を打たれ、5対0となってしまいます。
 これだけ点差がついた事もあり、松坂投手は7回を4安打3四死球無失点で降板します。完投の多い松坂投手ですが、今日はオールスターで2回投げて「中3日」だったのと、今後の登板予定の兼ね合いがあったのでしょうか。そして二番手の星野投手に対し、2死から福浦選手が四球を選び、続くベニー選手が復帰後初打点となる適時打を放ち、1点返します。さらにフランコ選手に垣内選手を出すと、ライオンズも大沼投手に交替。先々週に打ち込んだ投手なだけに得したかと思いましたが、垣内投手に四球を出したところであっさり降板。左の李選手に対して左の三井投手をぶつけます。ここでマリーンズもサブロー選手を代打に出しますが、バットを折られてショートゴロとなり、1点止まりとなりました。
 9回裏には森投手に対し、2死から今江選手の二塁打と四球で1・2塁とし、打席には今日が誕生日で昨年はこの富山でプロ初本塁打を放った西岡選手。ここまで21打席連続無安打(うち1四球1犠打1犠飛あり。オールスターも含めると27打席連続無安打)の西岡選手。記念日で想い出の場所だし、いくらなんでもそろそろ、と思ったのですが、当たりは悪くないものの、左飛に倒れて試合終了となりました。西岡選手の不振は相当深刻なようです。これで連勝は4で止まってしまいました。観客数は1万4千4百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ホークスはJP投手と和田投手が先発。6連敗脱出後は2試合連続無失点で連勝しているJP投手はホークス打線をも抑えます。和田投手も4回まで無安打と好投しましたが、6回に簡単な投手ゴロを悪送球して無死1塁とし、さらに安打で1・3塁からガルシア選手の犠飛で合併球団が先生。さらに1死1・3塁から阿部真選手がスクイズを決めて2点目を取ります。JP投手は8回の1死1・2塁でもバティスタ選手・松中選手を抑え、4安打2四死球でホークス打線を完封。連勝を3とし、23イニング連続無失点となっています。観客数は2万6千9百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズはラス投手とリー投手が先発。前回は5回を2失点で抑えたリー選手ですが、今日は2回までに3失点。3回に1点差としてもらいますが、4回も無死1・2塁とし、9安打で降板しました。さらに続く立石投手が山崎選手に満塁本塁打を喫します。ラス投手は6回を8安打されながらも無四球で2失点。援護もあって、こちらも6連敗後の3連勝となっています。観客数は1万7千人ほどでした。

 山形のベイスターズ対ドラゴンズは三浦投手と朝倉投手が先発。3回までで2対2となりますが、そこから三浦投手は毎回のように安打をされますが得点を与えません。一方、ドラゴンズも二番手の4回途中から登板のチェン投手が7回までを1安打無失点に抑え、その後も継投陣が抑えて延長に。その後も、ともに岩瀬投手・クルーン投手を投入するなど、決め手を与えません。12回裏には1死1塁から種田選手が左翼線際に抜ければサヨナラかという打球を放ちますが、飛びついた英智選手が取れなかったものの、単打にします。これが大きく、2対2の引き分けに終わりました。試合時間は4時間53分、観客数は7千5百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手とレイボーン投手が先発。スワローズがラミレス選手のソロで先制し、6回にも3点を追加します。一方、ガトームソン投手は6回まで無安打と好投。7回を1安打1失点に抑えます。そして9回には石井投手が登板。四球の後2死としますが、そこから3連打を喫して1点を返されます。そして2死1・2塁から、6番降格の新井選手が逆転3ラン。まさかの守護神炎上です。その裏はベイル投手が抑え、カープが5対4で勝ちました。観客数は1万5千5百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは高橋尚投手と福原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千3百人ほどでした。

 なお、今日のイースタンのマリーンズ対読売戦は23対4でマリーンズが圧勝。大松選手は一イニング5安打のイースタン記録を作ったとの事です。「二軍復帰」のパスクチ選手も本塁打を放ち、来日二度目の「20点試合」に貢献していました。

2005年07月27日 23:51