2005年06月14日

小林宏投手、三たび投打に活躍

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対マリーンズはガトームソン投手と小林宏之投手が先発。2回表、連打と四球で無死満塁とします。ここで今江選手の二塁ゴロで、先制はしましたが、二死3塁となりました。しかし、続く橋本選手が、四球数チーム1位・リーグ5位という選球眼を生かして出塁。さらに交流戦で打席に立った過去2試合でいずれも二塁打を放っている小林宏投手が、あわや本塁打というフェンス直撃の二塁打を放ち、2点目を取りました。
 その裏、小林宏投手も無死1・2塁とされますが、併殺もあって無失点で切り抜けます。続く3回表の無死2・3塁の好機では得点できませんでしたが、4回は先頭の橋本選手が本塁打、復帰3試合目の福浦選手の適時二塁打も出て、4点目を取りました。さらに5回には、ここまで好機で2回凡退していた今江選手が三度目の正直となる適時二塁打、さらには小坂選手と西岡選手の連続二塁打で4点を追加して計8点。この時点で先発全員安打を達成しました。

 小林宏投手はあまり調子が良くなく、毎回のように走者を出します。しかし、「走者を出してからが自分の投球」という粘り強さで3併殺を取るなど、6回までスワローズ打線を無失点に抑えます。7回に鈴木健選手にポール際ギリギリに飛び込む「95m弾」を打たれ、9回にも二塁打2本で1点取られますが、それだけに抑えて2失点完投。7連勝でリーグ首位に並ぶ9勝目を挙げました。
 これで、交流戦の同率首位以上が確定。残り70試合で「3位マジック」は53になっています。観客数は2万人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは松坂投手と井川投手が先発。約10日間の二軍調整時でもあまりいい情報は流れなかった井川投手ですが、今日は毎回のように安打されながら、6回を無失点に抑えます。特に6回は1死満塁からフェルナンデス選手・中島選手を抑えました。
 一方、3回に鳥谷選手の適時打で先制した打線は、6回の二死満塁でシーツ選手に代えて投入した浜中選手が貴重な適時二塁打。7回以降はウイリアムス投手・藤川投手・久保田投手という「いつものリレー」が出て、ライオンズ打線を完封リレー。9回には金本選手の適時打も出て4対0で勝ちました。松坂投手は8回3失点でしたが、またまた援護に恵まれず、4勝8敗となっています。一方の井川投手は5勝目を挙げています。観客数は2万9千1百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対ベイスターズは杉内投手と門倉投手が先発。3回に一度はベイスターズが逆転しますが、5回にカブレラ選手のソロで追いついたホークスが大村選手の適時打で逆転。その後も、追加点を挙げます。一方、杉内投手は4回以降は1安打の5安打無四球完投で、リーグ首位に並ぶ9勝目を挙げ、防御率首位も守っています。一方、ベイスターズは多村選手が足を痛めて途中退場しています。観客数は2万7千4百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対合併球団は川上投手と光原投手が先発。1対1から5回に勝ち越した合併球団が、8回に久々の一軍復帰となったガルシア選手の2ランでダメを押し、4対1で勝ちました。ドラゴンズは4回以降は無安打に封じられました。観客数は3万2百人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対カープは鎌倉投手と黒田投手が先発。3連続完投勝利中だった黒田投手ですが、味方打線が鎌倉投手・マイケル投手・横山投手の前に4安打無得点と援護がありません。3失点に抑え、4連続完投も達成しましたが、敗戦投手になっています。一方の鎌倉投手は4勝目を挙げています。観客数は1万5千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対イーグルスは上原投手と朝井投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万1千4百人ほどでした。

2005年06月14日 23:44