2005年06月04日

広島で試合中にサイン会の珍事

[ 野球 ]

 仕事でデーゲームは見れませんでした。なぜかナイターだった広島のカープ対合併球団は大竹投手とJP投手が先発。2回に先制した合併球団が、6回に後藤選手の2点適時打が出て3対0とします。一方、カープは7回まで9安打2四球で無得点という大拙攻。しかし8回に2死1・2塁としたところで合併球団は二番手の加藤投手を投入。しかしこれが失敗し、浅井選手の代打適時打でカープが1点を返します。
 次は両打ちの木村拓也選手。ここで仰木監督が出てきました。そして場内放送は菊地原投手をコール。ところがここで三塁側ベンチに審判団が集まり、なにやらもめはじめます。なんでも、ここで仰木監督は、先ほどの浅井選手の打席のストライクボールの判定に抗議をしに来たのですが、そこで左手を挙げる身振りをしたら、それを審判が「左の菊地原投手に交替」と誤解してしまった、との事。したがって、仰木監督は交代を認めません。そうこうしているうちに、中断時間はどんどん伸びます。その間、カープのみならず、合併球団の選手も、フェンス越しにサインをするなど、ファンサービスをしていました。それをよそにベンチでは揉め続けます。  結局、遅延行為という事で仰木監督は退場処分となりました。しかし、結局その菊地原投手が木村拓選手を抑え、カープの反撃はここまで。9回は大久保投手が抑え、3対1で合併球団が勝ちました。観客数は1万2千6百人ほどでした。
 それにしても、この約44分の中断の最中、審判団も仰木監督も、土曜とはいえ、こんな遅くに待たされるファンの事をどう考えていたのでしょうか。非常に疑問の残る行動でした。一方、その間、ファンサービスに努めていた両チームの選手たちは素晴らしいと思いました。

 東京ドームの読売対ホークスは野間口投手と和田投手が先発。今日も野間口投手は7点台の防御率にみあった投球。3回に先制したホークスが松中選手とバティスタ選手の本塁打などで、5回までに5点を取り、野間口投手をKOします。
 一方、和田投手は5回まで無安打投球。しかし6回1死に二岡選手の詰まった当たりが三塁内野安打となります。これに気落ちしたのか、続くローズ選手に2ランを喫します。しかし、以下は再び抑え、8回途中からは昨日から一軍復帰の馬原投手が登板。5人を完璧に抑え、プロ初セーブを挙げました。結局読売は6回の2安打のみでした。観客数は4万4千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対マリーンズはブラウン投手とセラフィニ投手が先発。ともに制球が悪く、序盤から点の取り合いとなります。初回にマリーンズがサブロー選手の適時打で2点を取れば、その裏、タイガースは今岡選手の適時打で追いつき、3回にベニー選手のソロで勝ち越すと、その裏、金本選手の適時打で追いつく、といった具合です。
 そして4回。タイガースは早くもブラウン投手を諦め、江草投手が登板。盗塁失敗などで2死無走者となったところで昨日5打点のフランコ選手が打席に。左翼ポール際に打球が飛び、ファウルグランドに跳ね返ります。直後に審判の判定はなく(翌日見たマリーンズ公式によると、一度はフェアの判定があったとの事でした)、フランコ選手も三塁に走ります。一瞬、バレンタイン監督が抗議に出かかりましたが、ワンテンポ遅れて本塁打の判定がありました。このあたり、スカイAの再放送で見ていたのですが、判定が出て本塁へフランコ選手の後を審判二人が追いかけるような映像があり、ちょっと笑えました。
 その後は、ともに継投陣が好投。川井投手は昨日に続き1回を完璧に抑えました。また、薮田投手も7回に満塁にしますが、最後は抑えます。9回は小林雅英投手が関本選手は歩かせるものの、赤星選手・シーツ選手・金本選手をいずれも三球三振に打ち取りました。セラフィニ投手は5回を3安打5四球3失点ながら、交流戦初勝利で4勝目を挙げています。観客数は4万7千2百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対イーグルスは石川投手と岩隈投手が先発。ここのところ3試合連続KOだった岩隈投手ですが、今日は好投します。一方、イーグルスは6回と8回に山崎選手の二本の本塁打で3点を取ります。岩隈投手は9回に1点取られたものの、最後は福盛投手が抑え、久々となる4勝目を挙げました。観客数は2万1千9百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ファイターズはマルティネス投手と正田投手が先発。初回に1点先制したドラゴンズが6回に中押し、8回にダメ押しして7得点。一方、ファイターズは毎回走者を出しますが、得点には結びつかず、完封リレーを喫しました。マルティネス投手は来日初勝利です。観客数は3万7千人でした。
 所沢のライオンズ対ベイスターズは河原投手と土肥投手が先発。ベイスターズが金城選手の2ランなどで4点を取り、土肥投手は8回まで無失点。しかし9回にカブレラ選手が連日となる2ランを放ち、ここで降板。完封はできませんでした。しかし、後はクルーン投手が抑え、結局4対2でベイスターズが勝利。古巣相手に2戦2勝となった土肥投手は、ヒーローインタビューで使ってもらえなかった古巣への恨みをぶちまけていました。観客数は1万7千人ほどでした。

2005年06月04日 23:57