2005年05月28日

終盤に打ち負けて連勝止まる

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ベイスターズはセラフィニ投手と吉見投手が先発でした。マリーンズは2回に先頭のベニー選手の安打をきっかけに、李選手の犠飛で先制します。しかし、吉見投手を打ち崩せず、この2回を除けば、走者を一切出せません。
 そして4回、2死無走者からショートゴロ。簡単にチェンジかと思ったのですが、名手・小坂選手が一塁に悪送球をして一転して2死2塁に。そして佐伯選手の適時打が出て同点に追いつかれます。
 セラフィニ投手は、ボール球が多く、走者も出しますが、牽制で走者を二人刺した事もあり、6回を自責ゼロの1失点に抑えます。
 そして同点のまま終盤へ。マリーンズは7回から藤田投手から始まる「必勝リレー」を始めます。しかし、8回に薮田投手が佐伯選手のソロを打たれ、この試合初めて、リードを許してしまいます。

 しかし、リードされた直後の8回裏、ここまで1安打1四球1得点に抑えられてきた吉見投手から、李選手が右翼席に同点本塁打。勝ち越された直後なだけに、流れがマリーンズに戻るかと思われた一発でした。
 ところが9回、1死2塁から打順が9番に下がった村田選手が勝ち越し2ラン。交流戦初戦のサヨナラ打に続き、村田選手に手痛い所で打たれてしまいます。さらに石井琢郎選手の連続本塁打で薮田投手は降板。続く神田投手も佐伯選手に3打点目となる適時三塁打を打たれ、一気に4点差をつけられてしまいました。
 その裏、ベイスターズはセーブのつかない局面ながらクルーン投手を投入。しかし、本調子でないのか、マリンスタジアムの速度計が厳しいのか、速球は最大157km止まりでした。そして、堀選手の安打から好機を作り、里崎選手の適時打で1点を返しますが、反撃もここまで。結局6対3で敗れ、連勝は6で止まりました。
 終盤までは接戦でしたが、4安打と打線は低調。その上にここまで何度も好守でチームを助けた小坂選手の失策や、同じく重要な場面で相手打線を抑えた薮田投手が打ち込まれて失点してしまったわけです。まあ、こんな日もある、という事なのでしょう。観客数は2万3千3百人ほどでした。
 ところで、9回裏の途中で、クルーン投手が「二段モーション」という事で杉永球審から「注意」を受けました。一昨日の久保投手も二塁にいた杉永審判から同様の「注意」を受けています。「二段モーション」の規定変更の件はよくわかりません。ただ、特定の審判だけが問題視する、というのもどうかとは思います。審判団のほうでも人によって左右されないよう、規定を明確化してほしいものです。

 仙台のイーグルス対タイガースは金田投手と安藤投手が先発。安藤投手が初回・2回と走者満塁のピンチを作ります。ともに最少失点にとどめますが、計2失点。これまでのイーグルス相手ならたいした失点ではなかったのでしょうが、今日は金田投手が好投、6回まで2安打無四球でタイガース打線を0点に抑えます。7回にタイガースも今岡投手の適時打で1点を返し、金田投手を降板させますが、イーグルスは継投陣も好調。玉木投手・吉田投手が無安打に抑え、最後は福盛投手が4人を完璧に抑えて3セーブ目を挙げました。金田投手は3勝目、チームは4連勝となりました。安藤投手も3回以降は1安打1四球で結局2失点完投だったのですが、4敗目となってしまいました。観客数は1万8千8百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対カープは河原投手と大竹投手が先発。1点リードしたライオンズが森投手から豊田投手につないで逃げ切りをはかります。ところが9回表、豊田投手が先頭の木村拓選手に安打され、犠打で進んだ後、嶋選手の適時打で同点に。その裏の無死2塁のサヨナラ機も犠打失敗で逸するなどカープの流れになったように見えました。しかし10回裏、途中出場の小関選手の安打をきっかけに好機を作ったライオンズが無死満塁とし、永川投手から細川選手がサヨナラ打を放ってライオンズが勝ちました。観客数は2万人ほどでした。
 ファイターズ対スワローズは久々の円山球場での試合。土と天然芝の屋外球場にファイターズのホームユニは非常によく映えます。しかし、試合のほうはスワローズの一方的な展開に。江尻投手と石川投手の先発となったのですが、3回途中で江尻投手は5失点KO。その後も得点を重ねたスワローズが13対5で快勝しました。観客数は2万2千5百人ほどでした。

 ナイターは2試合。福岡ドームのホークス対ドラゴンズは和田投手と山井投手が先発。序盤から着実に得点したホークスが中終盤にも追加点を挙げ、先発全員の18安打で12得点。一方の和田投手はウッズ投手にソロを打たれるなど2点を取られたものの、ドラゴンズ打線を5安打に抑え、完投で福岡ドームでは久々となる5勝目を挙げています。観客数は3万2千7百人ほどでした。
 神戸の合併球団対読売は吉井投手と野間口投手が先発。ここまで打線の援護で高防御率ながら負けのなかった野間口投手ですが、今日は吉井投手が7回途中まで4安打無失点。継投陣も読売打線を0点に抑えます。一方、合併球団は4回に今季初スタメンの五島選手の適時打で先制。5回にも追加点を挙げて野間口投手をKOし、8回に今季初登板の木佐貫投手から日高選手が押し出しを選んでダメ押しし、5対0で快勝。吉井投手が2勝目を挙げています。観客数は3万1千6百人ほどでした。

2005年05月28日 23:34