2005年05月24日

完封リレーと連日の二桁得点で圧勝

[ 野球 ]

 長野の読売対マリーンズは上原投手と小野投手が先発。初回、二番の堀選手の今季1号ソロでマリーンズが先制、さらに2回にもベニー選手のソロが出て2点のリードを奪います。
 一方、小野投手は初回いきなり2連打で無死1・2塁とされます。しかし、以下ローズ選手・小久保選手・清原選手という「元パの四番クリーンアップ」を打ち取り、得点を許しません。
 ベニー選手のソロの後は、上原投手に完璧に抑えられます。特に2回から3回にかけて4連続三振を喫するなど、落ちる球に面白いように空振りさせられます。一方の小野投手は初回を含め、無死から安打で走者を4回も出します。しかし、うち3回は併殺を取るなどいずれも抑え、得点を与えません。
 そして7回、福浦選手が2回以来のチーム3本目の安打となる二塁打で出塁、1死後にベニー選手の適時打が出て、貴重な追加点を挙げました。

 その裏、2死から安打され、さらに試合初の四球を出したところで小野投手は降板。左の清水選手ということで、藤田投手が登板します。ここで清水選手は平凡なショートゴロ。しかし、二塁走者の矢野選手の足に当たってアウトになります。この場合、記録上は清水選手の安打になるため、開幕から続いていた藤田投手の対左打者無安打記録が止まってしまいました。
 そして8回には岡島投手から福浦選手の2号2ランで5点目を取り、試合を決めます。この回に2死から凡退した李選手は守備から交替し、連続本塁打は5で止まりました。ところが、続く9回に今江選手の死球から始まり、橋本選手が2ラン。さらに代打の初芝選手が安打など、6者連続安打で5点を追加、打者一巡して李選手のいた6番まで廻ってきてしまいました。まあ、こんな場面で「連続試合本塁打リーグタイ記録」を作っても仕方ないとも言えますが・・・。
 というわけで、終わってみれば11対0の圧勝。安打数では14対11ですから、相手の拙攻に助けられたとも言えるでしょう。これで貯金も20となりました。小野投手は5勝目を挙げ、防御率も1点台に、規定投球回数まであと3回弱となっています。観客数は2万6千8百人ほどでした。

 倉敷のタイガース対合併球団は、杉山投手とJP投手が先発。初回にいきなり3点を合併球団が取り、JP投手は8回を4安打4四球2失点に抑えます。9回には北川選手のダメ押しソロが出て、4対2で合併球団が勝ちました。北川選手は古巣相手に3打点の活躍でした。観客数は1万7千5百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対イーグルスは落合投手とホッジス投手が先発。落合投手は21日に中継ぎで投げているので、「中3日」での登板です。その落合投手は4安打1失点ながら3回で降板。以下も5人の投手でつなぐという、「最初から中継ぎリレー状態」でしたが、6回から登板の石井投手が3安打を打たれて2点を勝ち越されます。
 イーグルスは8回途中から福盛投手を投入。そこは抑えたものの、9回に連打で無死1・2塁に。アレックス選手を併殺に抑えたもの、森野選手に二塁打を打たれて1点差に、さらに、内野ゴロがトレーシー選手のまずい守備(記録は安打)で2死1・3塁とし、代打に井上選手が登場します。ここでイーグルスは吉田投手を投入。対するドラゴンズも代打の代打で川相選手を出しますが、吉田投手がこのベテラン対決を制し、イーグルスが3対2で辛うじて逃げ切り、連敗を5で止めました。ホッジス投手は2勝目、吉田投手は移籍後初セーブを挙げました。観客数は3万8百人でした。

 横浜のベイスターズ対ホークスは門倉投手と杉内投手が先発。ここのところ絶好調の大村選手が先頭打者本塁打を含む2本塁打など3安打2打点1盗塁と活躍。杉内投手も8回を6安打ながら1失点に抑え、6対1でホークスが勝ちました。杉内投手は再び勝数・防御率で首位に立っています。観客数は1万1千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ファイターズは黒田投手と鎌倉投手が先発。5回に前田選手の3ランで勝ち越したカープが、6対2で勝ちました。黒田投手は木元選手に2ランこそ打たれたものの、3安打2四球で完投勝利。こちらもリーグ勝数1位となっています。カープは4連勝、ファイターズは4連敗です。
 神宮のスワローズ対ライオンズは雨で中止。千葉では雨は降っていなかったのですから、局地的なものなのでしょう。昨日夜も、神宮周辺で、集中豪雨なみの雨が30分ほど降っていました。あの地域に何か生じているのでしょうか。

2005年05月24日 23:42