2005年05月21日

今季初のサヨナラ勝ち

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのドラゴンズ戦を見に行きました。先発はセラフィニ投手と山井投手でした。セラフィニ投手は初回、いきなり先頭の荒木選手に安打されますが、以下は抑え、2回も1安打されますがそこも無失点に抑えます。
 マリーンズは2回裏にフランコ選手のソロで先制しますが、直後の3回表、この回先頭の荒木選手が2打席連続安打。今度は井端選手が送って、立浪選手の適時二塁打と、昔の「燃えよドラゴンズ」の歌の通りに同点にされます。さらに2死1・3塁からアレックス選手の投ゴロをセラフィニ選手がグラブに収めきれず、勝ち越されます。さらにこの後、セラフィニ投手は本塁に悪送球をして二塁走者を三塁に進め、「1プレイで2つの失策」という珍しい記録がつきました。このピンチでは後続を絶ちましたが、5回にはウッズ選手にソロを打たれ、2点差をつけられました。
 山井投手も決して好調という内容ではありません。特に4回などは11球連続ボール球という制球の乱れがあり、無安打で1死満塁となりましたが、ここでも得点はできませんでした。結局、2回にベニー選手が安打を放って以来、6回まで走者は出すも無安打に抑えられます。

 しかし、7回裏、この回先頭の李選手が、4試合連続本塁打となるソロを放ちます。続く大塚選手に死球を与えたところで山井投手は降板。続く高橋投手に代打・里崎選手は一塁ゴロに打ち取られますが、これをウッズ選手がトンネルして無死1・3塁に。続く今江選手の併殺の間に大塚選手が返り、同点となりました。
 8回からマリーンズは薮田投手、一方のドラゴンズも8回途中から岡本投手と、ともに「必勝リレー」の投手を投入します。そして薮田投手は四球は出しますが、ドラゴンズ打線を8・9回と無安打に。一方、岡本投手は8回1死満塁で李選手に外野フライを打たれましたが、福留選手の強肩で三塁走者が本塁憤死し併殺と、無得点で凌ぎます。
 そして迎えた9回裏、先頭の大塚選手が右中間に二塁打。続く里崎選手が送り、1死三塁で今江選手の打席となります。そして、1-3となって5球目、岡本投手の球は本塁ベース付近で大きく跳ね上がりました。
 今日はバックネット裏2階席で見ていたのですが、球が跳ね上がり、それを見て今江選手が手をまわし、大塚選手が本塁に走るという一連の動きがやけに長く感じられました。そして大塚選手がゆっくり本塁へ。かなり丁寧にベースを踏んでいました。マリーンズ今季初のサヨナラ勝ちです。
 サヨナラとはいえ、「ヒーロー」はいなかったため、「手荒い祝福」はありませんでした。その代わり、なぜかヒーローになりそこねた(?)今江選手が、西岡選手をどついていました。
 ヒーローインタビューは4試合連発という事もあり、李選手でした。途中、昨日の「完全試合を免れた一発」についての質問も忘れましたが、「昨日の事など忘れました」と答えていました。また、終了後に球場前ステージに登場し、「リーグ首位同士の試合なので、ぜひ勝ち越したい」と先を意識した発言をしていました。
 というわけで、昨日の惨敗を跳ね返し、接戦を制しました。観客数は2万5千1百人ほどでした。
 なお、今日の外野席で一部の変な客が右翼席に乱入して暴れたとか。そのため、途中からマリーンズ応援団から鳴り物が消えていました。先日のサッカーでの観客同士の事件の時は、首謀者は無期限出入り禁止処分になったと聞いています。野球でもそのような対処はとれないものなのでしょうか。

 広島のカープ対イーグルスはデイビー投手と徳元投手が先発。一度はイーグルスが逆転しますが、5回にカープが新井選手の満塁本塁打で逆転し、8対3で勝ちました。観客数は2万2千5百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは土肥投手と河原投手が先発。初回にライオンズが2点先制しますが、3回に6点を取ってベイスターズが逆転。8回にも1点追加して7対2で勝ちました。土肥投手は2回から8回まで古巣を2安打に抑え、勝ち投手になっています。また、最後にセーブがつかない場面でクルーン投手が登板し、三度目の159kmを出したそうです。観客数は1万5千8百人ほどでした。

 ナイターは3試合。福岡のホークス対タイガースは和田投手が先発。初回に金本選手の2ランで先制したタイガースが、その後も得点を加え、9対2で快勝しました。下柳投手は無傷の5連勝。金本選手が2本塁打を含む4安打、鳥谷選手が大学の先輩である和田投手から2安打するなどで猛打賞の活躍をしています。観客数は3万4千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対合併球団は石川投手と光原投手が先発。先週、マリーンズを0点に抑えた石川投手ですが、今日はブランボー選手に連発されるなど、5失点で降板します。しかし、中盤にラミレス選手の2ランなどでスワローズが追いつきました。そして9回、先頭の古田選手が安打で出塁します。ここでスワローズベンチは勝負を賭けて代走を出しますが、続く真中選手がバントを失敗して併殺となり、好機をつぶします。10回表は何とか抑えましたが、11回表に登板した吉川投手が代打の水口選手に適時打を打たれ、さらに早川選手が3ラン。一挙4点を取って試合を決めました。まあ、9回裏の「勝負」が失敗したのだから仕方ないと言わざるをえないでしょう。観客数は1万6千人ほどでした。
 東京ドームの読売対ファイターズは読売が勝ったようです。ファイターズの岩本投手は本塁打を打ちながら敗戦投手となりました。観客数は4万5千人ほどでした。

2005年05月21日 23:16