2005年05月20日

完全試合を何とか免れる

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ドラゴンズは清水直行投手と川上投手というエース対決。ところが、清水直投手は明らかに変調。これまで登板8で8四球という制球のいい清水直投手が、2回に連続四球から犠打と犠飛で無安打で先制点を献上します。さらに3回、4回と安打を集められて早くも4失点となってしまいました。
 一方、マリーンズ打線は川上投手の前に完全に沈黙。誰一人出塁できず、「いい当たり」すら数えるほどしかありません。
 一方、清水投手は6回にもソロを打たれ、この回で降板。失点・被安打ともに自己最悪の結果でした。さらに7回から登板の高木投手が連続四死球で満塁とし、森野選手に2点適時打を打たれ、降板します。しかし三番手の小宮山投手は好投し、8・9回を三者凡退。ウッズ選手には新球・シェイクと思しき超スローボールを投げ、内野ゴロに打ち取りました。
 そして7回も三者凡退となり、8回もフランコ選手・ベニー選手と打ち取られます。しかし、続く李選手が1-3からの5球目をバックスクリーンに三試合連続となる8号本塁打。これで完全試合はおろか、完封まで一気に阻止しました。しかし、それ以降も出塁できず、結局28人で抑えられてしまいました。こういう場合、「凖完全」と言うのでしょうか。
 マリーンズファン的には李選手の三試合連発と、小宮山投手のシェイク以外には何もない試合だったと言えるでしょう。観客数は1万4千5百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対タイガースは新垣投手と安藤投手が先発。松中選手の2打席連続2ランなどで着実にリードしたホークスが、6回に一挙8点を挙げ、試合を決めます。タイガース打線も終盤に反撃しましたが、失点が大きすぎ、16対7のダブルスコアで敗れました。なおこの試合、9回に城島選手が一塁を守っています。観客数は3万2千6百人ほどでした。
 広島のカープ対イーグルスは小山田投手とラス投手が先発。礒部選手の先頭打者本塁打でイーグルスが先制しますが、いつも通り中盤に追いつかれます。そのまま同点でむかえた8回裏、6回から登板していた福盛投手が振り逃げをきっかけに制球を乱して連続四球で満塁に。そして犠飛と三塁手のまずい守備(記録は安打)で2点を勝ち越されます。9回表にイーグルスもベイル投手を攻めて無死満塁としましたが、頼みの礒部選手が三振。さらに吉岡選手も3ボールにしますが、最後は併殺を打たされ、結局カープが6対4で勝ちました。観客数は1万4千8百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対合併球団は高井投手とケビン投手が先発。同点の5回裏に、失策と野選で満塁としたスワローズが犠飛で勝ち越し、続く6回にもユウイチ選手の代打適時打が出て、スワローズが3対1で勝ちました。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ライオンズは三浦投手と西口投手が先発。6回に逆転したライオンズが森投手から豊田投手への継投で1点差を守り、3対2で勝ちました。観客数は1万4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ファイターズはマレン投手と入来投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3千2百人ほどでした。

2005年05月20日 23:35