2005年05月16日

打線不振が続き四連敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは渡辺俊介投手と石川投手が先発。「連敗ストッパー」であり、昨年夏から通算11連勝中の渡辺俊投手は、今日もいつも通りの投球で、走者は出しますが、決定打を与えません。2回は1安打のあと3連続内野ゴロなのに2つの失策などでまだ2死1・3塁という危機を迎えますが、ここも三振で凌ぎました。
 しかし、ここ3試合で2試合無得点というマリーンズ打線は今日もつながりを欠きます。垣内選手を一軍登録即スタメンで6番DHに使いますが、石川投手の前に手も足も出ません。3番の福浦選手が3安打、5番の里崎選手が2安打しましたが、その間のベニー選手がこれまた無出塁に抑えられ、打線がつながりません。
 そして、6回、この回先頭の土橋選手と、マリンに来てから好調の岩村選手の連打で無死1・3塁に。続くラミレス選手を併殺に打ち取りますが、その間に三塁走者に生還され、先制点を奪われます。

 一方、マリーンズ打線は石川投手の前に7回を5安打無失点。8回に五十嵐投手に交代した時は流れが変わるかとも思いましたが、今江選手・西岡選手があっさり打ち取られます。続く堀選手は四球で歩き、ここで代わった石井投手に対し、福浦選手が安打して二死1・3塁としますが、この好機でもベニー選手が抑えられます。
 9回はその石井投手の前に三者連続三振に抑えられ、この4試合で3度目となる完封負け。渡辺俊投手の持つさまざまな「ツキ」も、日曜日の連勝記録も役に立ちませんでした。これでチームは4連敗、一方、スワローズは7連勝となっています。観客数は2万2千3百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ベイスターズは、立石投手と、初登板となる新人・那須野投手が先発。序盤にファイターズが4点を取ってリードしますが、ベイスターズも多村選手の2ランなどで1点差に。しかし、後半はファイターズの継投陣がベイスターズ打線を無安打に抑え、一方、8回に小笠原選手のソロでダメを押したファイターズが5対3で勝ちました。なお、最後は一昨年までベイスターズにいた横山投手が登板し、三人で抑えてセーブを挙げました。観客数は2万人ほどでした。余談ですが、接戦にも関わらず、札幌ドーム左翼席のファイターズファンには、種田選手の打席で「タネダンス」をしている人がいました。このへんも交流戦ならではと言えるのかもしれません。
 神戸の合併球団対カープは高木投手と大竹投手が先発。しかし高木投手は初回に2四球1安打であっさり降板。急遽救援した相木投手が打ち込まれ、いきなりカープが6点を先制します。その後もカープ打線は打ちまくりますが、大竹投手以下の投手陣も打ち込まれ、5回終了時で15対14というもの凄いスコアに。しかし、そこからは一転して静かな展開となり、結局16対14でカープが「接戦」をものにしました。観客数は2万4千5百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは能見投手と岩隈投手が先発。中盤までは3対1でイーグルスがリードしましたが、岩隈投手をしても「魔の6回」を凌げず、今岡選手の適時打で同点になり、さらに久々スタメンの檜山選手が勝ち越し2ラン。その後も点を重ねてこの回6点。結局7対4でタイガースがこのカード3タテをしました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ホークス戦は野口投手と倉野投手が先発。初回に2点を先制したホークスが、4対2で勝ちました。4回から6回までを無失点に抑えた竹岡投手が今季初勝利を挙げています。観客数は3万5千8百人でした。
 所沢のライオンズ対読売は涌井投手と高橋尚投手が先発で、読売が勝ったようです。観客数は2万8千2百人ほどでした。

2005年05月16日 07:09