2005年05月11日

効率のいい攻めと好救援で4連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対タイガースは小林宏之投手と杉山投手が先発。2回に久々のスタメンで5番に入った里崎選手のソロでマリーンズが先制します。さらに3回は2死から西岡選手が安打で出塁してすかさず盗塁成功。続く堀選手の左前打を金本選手が失策し、2点目が入ります。
 さらに6回には1死から堀選手の遊ゴロを鳥谷選手が悪送球して二塁まで進み、さらに暴投で三塁に。そしてベニー選手の適時打が出て中押しします。7回にも死球で出た大塚選手が盗塁し、そこで今江選手の適時打が出ます。タイガースの守りのミスが全て得点に結びつく感じです。
 小林宏投手は、安打こそ打たれますが、無四球で7回まで無失点。6回には安打で出た赤星選手が盗塁しますが、続く関本選手の遊ゴロを取った西岡選手が三塁に進もうとしていた赤星選手をアウトにしました。その後、安打が出ただけにこの守備は大きかったでしょう。

 完封が期待された小林宏投手ですが、8回に赤星選手と関本選手が連続二塁打でタイガースが1点を返し、なおも無死2塁。ここでマリーンズは薮田投手を投入します。その薮田投手はシーツ選手・金本選手・今岡選手というタイガースのクリーンアップを三者連続三振という完璧な救援。続く9回も小林雅英投手が三者凡退に打ち取り、4対1でマリーンズが連勝しました。観客数は2万人ちょっと。今季の平日では最高の入りでしたが、ヒーローインタビューで里崎選手が「今日はちょっと少ないですが明日は満員に」と言っているほど、一塁側だけ見ると寂しい入りでした。

 千葉の試合が終わって宮城の試合にチャンネルをまわしたら、9回裏2死になっていました。クルーン投手対高須選手で、2球目を投げたら速度計は159kmを表示。1993年に伊良部投手が作った記録158kmを12年ぶりに更新しました。
 試合のほうは金田投手とセドリック投手が先発。2対1でイーグルスがリードの6回に集中打でベイスターズが逆転するという、昨日の再放送みたいな試合展開となり、5対3でベイスターズが連勝しています。観客数は9千7百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ファイターズは藤井投手と岩本投手が先発。先制したスワローズが5回に2番手の押本投手を打ち込むなど7回までに7得点。一方、前回ウッズ選手に殴られて以来の登板となった藤井投手は7回を3安打無失点。完封ペースかと思われたのですが、大事を取ったのか8回から吉川投手と交代。ところが、ここまで好成績を挙げていた吉川投手がファイターズ打線につかまり、さらに救援した佐藤賢投手が森本選手に代打3ランを打たれて一挙7点を取り、同点になってしまいます。
 流れは変わったかと思われましたが、同点のまま迎えた9回裏、1死から古田選手がサヨナラ本塁打。試合前に書いたブログが傑作だった古田選手でしたが、試合でも最後を決めていました。観客数は1万3千3百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ドラゴンズは松坂投手と朝倉投手が先発。3回に先制、6回に中押し、8回にダメ押しとライオンズ打線は着実に4点を取ります。一方、松坂投手は6安打ながら無四球でドラゴンズ打線を完封。5連続完投で3勝目を挙げました。観客数は1万2千5百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープは斉藤投手と佐々岡投手が先発。こちらもホークスが着実に6点を取り、一方、斉藤投手は5安打2四球で完封とホークスが快勝しました。観客数は2万9千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対合併球団は内海投手とJP投手が先発。JP投手のソロで先制し、同点の後塩崎選手のスクイズで勝ち越した合併球団ですが、9回にソロで追いつかれます。そして11回に2点勝ち越しますが、その裏登板した山口投手が、ソロで一点差にされた後、清原選手のヘルメットをかする死球で危険球退場。急遽登板した吉川投手が打たれ、この試合3度目の同点に。12回はともに0点で引き分けとなりました。観客数は3万7千人ほどでした。

2005年05月11日 23:49