2005年05月04日

終盤に突き放して12連勝

[ 野球 ]

 今日は今季5度目のマリンスタジアム観戦。イーグルス戦は開幕戦以来です。その時もかなりの来場数でしたが、今日はそれを上回る混雑振り。13時開始のところを10時45分くらいに着いたのですが、並んですぐに「一塁側外野席は完売」という放送が流れました。10分以上並んでなんとか内野自由席券を入手。今日は、「昼花火」が予定(※強風のためか中止でした)されていた事もあり、2階バックネット裏に。11時15分頃に席についた時は、そのあたりはさすがにまだ人はあまりいませんでしたが、ライトスタンドはすでに満席状態でした。
 その後も、続々人は押しかけ、試合前に2階内野自由席は満席に。座りきれなかったお客さんが席の後ろで立ち見をしたり、通路に座り込んで見ているほどでした。そして、発表された観客数は、開幕戦・昨日を上回る28,874人でした。

 試合のほうは、久保投手と山村投手が先発。初回、ともに先頭打者が二塁打で出塁し、続く二番打者が送って1死3塁という展開に。しかし、イーグルスが3・4番と倒れたのに対し、マリーンズは4番に入ったフランコ選手が適時打を放って先制。このあたりも、勢いの差と言うべきなのかもしれません。
 久保投手は、10日前にイーグルス戦では完封しています。その時は、140kmから150kmの速球を駆使して13奪三振を挙げていましたが、今日はほとんど140km台という表示は見ませんでした。ボールが先行する感じで、毎回のように走者を出しますが、要所は何とか押さえ、得点は許しません。そして6回に2死を取ってから走者を二人出し、左のデイモン選手が打席で入ったところで高木投手に交代します。5安打2四死球で無失点という成績でした。内容は前回に比べれば劣りますが、勝利投手の権利を得て、また初登板からの連続無失点を15回に伸ばしました。
 さて、左の高木投手に対し、右の山崎選手が代打で出ましたが、高木投手が打ちとって危機を脱します。続く7回は1死後安打されて関川選手を迎えたところで藤田投手に交代。ここも三振ゲッツーで打ち取り、依然として得点を許しません。
 ところが、マリーンズ打線は5回に無死1・2塁の好機を走塁ミス二つで潰し、6回も満塁の好機まで作りますがそこまで。山村投手相手に2回から6回まで1点も取れません。いわゆる「スミ1」状態なのでちょっと嫌な感じだったのですが、7回に二番手の有銘投手が上がると展開が一変しました。
 7回は初回と同じ西岡選手の二塁打と大塚選手の犠打での1死3塁から今度は福浦選手が適時打。さらに三番手の小山投手から、今日5番に抜擢のサブロー選手と李選手の連続適時二塁打もあり、この回5点を追加。さらに8回も谷中投手相手に先ほどの三人がいずれも2打席連続適時打を放ち、終盤の2回で9点を追加しました。
 7回裏に藤田投手が今季初の安打をされますが、得点には結びつかず、また8回は山崎投手が抑え、結局4人でイーグルスを完封リレー。終わってみれば10対0の圧勝でした。なお、藤田投手には今季4つ目、高木投手には今季初のホールドがついています。
 ヒーローインタビューは2勝目を挙げた久保投手。普段はインタビューのあと右翼席前に行って挨拶と万歳をするのですが、今日は左翼席の半分以上を埋めたマリーンズファンに挨拶をしてから右翼席前に。さらにマイク持参でお礼の言葉を述べていました。さらにその後、今度は球場外にあるバンド演奏のステージにも登場。そこでも一言を述べていました。かなりファンサービス精神が旺盛な人のようです。
 これで連勝は12に。これは歴代3位タイ記録だそうです。貯金は17になりました。

 大阪ドームの合併球団対ホークスは高木投手と斉藤投手が先発。6回にバティスタ選手の2試合連続本塁打が出てホークスが勝ち越し、1点差で9回裏へ。そこで登板した三瀬投手が北川選手に同点本塁打を喫してしまいます。しかし直後の10回表に松中選手の適時打が出て、結局4対3でホークスが勝ちました。観客数は2万7千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは大沼投手とナイト投手が先発。初回、フェルナンデス選手の本塁打や、ナイト投手の制球難や2失策もあり、ライオンズが一挙9点を先取し、計12得点。一方、大沼投手は9回を3点に抑え、今季初勝利を約2年ぶりの完投で飾りました。観客数は2万5千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープはブラウン投手と高橋投手が先発。タイガース打線が序盤に6点を取り、一方、初先発となったブラウン投手が5回を1点に抑え、来日初勝利。6対1でタイガースが勝って連敗を脱出しました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは朝倉投手と館山投手が先発。昨日に続き、序盤で大量点を取ったドラゴンズが12対1で圧勝。これで2位とのゲーム差は4.5となっています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 唯一のナイターとなった東京ドームの読売対ベイスターズは上原投手とセドリック投手が先発。今季防御率1位の上原投手に対し、序盤からベイスターズ打線が炸裂。4回までに8点を取って上原投手をKOします。一方、セドリック投手は2発の本塁打で3点を奪われますが、それ以外は抑え、完投勝利。9対3でベイスターズが快勝。5位と6位のゲーム差は3に拡がりました。観客数は4万5千5百人ほどでした。
 唯一のナイターなのでここの日テレ中継をずっと見ていました。今日は「過去の5月4日に起きた事」みたいな小特集をやっていました。その中に「12年前の1993年に、6球場の合計観客数の新記録を作った」というのがありました。それはいいのですが、その「理由」として、「長嶋監督就任・松井秀喜選手入団・福岡ドーム完成」を挙げていました。最後の一つはともかく、前の二つは「何人入っても満員発表」だった球団に関わる事なので、全くもって関係がないと思うのですが・・・。相変わらず我田引水の好きなTV局だと呆れ果てました。

2005年05月04日 23:49