2005年04月29日

下位打線の活躍で8連勝

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは和田投手と清水直行投手の「エース対決」。また、マリーンズはスタメンに足を痛めていた西岡選手とベニー選手が復帰しました。代わりに、左の和田投手という事もあり、一昨日4安打4打点の小坂選手がスタメン落ち。このあたりも、バレンタイン監督らしい采配です。
 初回、ともにいい立ち上がりで三者凡退。表裏あわせて10分で終わりました。しかし、2回裏に1死から城島選手がライトスタンドへ本塁打。フェンスの上に当たったとバレンタイン監督が抗議しますが、通りませんでした。
 3回1死まで完璧に抑えられていたマリーンズ打線ですが、サブロー選手が四球で初の出塁。続く今江選手が二塁打を打ち、2試合ぶり出場の西岡選手が犠飛と、売り出し中の二人の活躍で追いつきました。

 その後、マリーンズは1死2・3塁の好機を逸するなどよくない雰囲気が漂いますが、清水直投手が5回まで先ほどのソロのみの3安打に抑えます。そして6回表、1死1塁で前回の好機で三振を喫した大塚選手が勝ち越し2ランをライトスタンドに叩き込みました。
 さらに7回には下位が作った好機に堀選手の適時二塁打が出ます。続く福浦選手の中飛で今江選手が本塁突入。いい球が帰り、今江選手が回りこみ、判定はセーフ。城島選手の抗議ぶりからするとタッチされていたように思えましたが、これまた判定は覆りませんでした。
 その裏に1点返されましたが、直後の8回も里崎選手の二塁打で作った好機をサブロー選手の適時打で返し、再び4点差とします。
 あとは清水直投手の無四球完投がなるか、という感じだったのですが、9回裏に松中選手の安打と城島選手の二塁打で1死2・3塁に。ここで小林雅英投手が登板しますが、ズレータ選手の初球をレフトスタンドに叩き込まれます。しかし、後続は抑え、何とか6対5で逃げ切りました。
 小林雅投手が打たれたのは気になりますが、まあ相手が現時点で打点王のズレータ選手なだけに、ある程度は仕方がなかったのかもしれません。それ以上に、9回裏に3ランを打たれても逆転されなかった、終盤に追加点を挙げた打線を誉めるべきなのでしょう。大塚選手はもちろん、サブロー選手の2得点1打点も大きかったと言えます。
 これで、20年ぶりとなる8連勝を記録し、貯金は13となりました。観客数は3万2千7百人でした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは金田投手と松坂投手が先発。初回にライオンズが先制しますが、2回裏に失策もあってイーグルスが逆転します。ここまでの展開は連敗中何度もあり、このあと中盤に再逆転するのがパターンでした。しかし今日は3回にも失策がらみでイーグルスが3点追加します。前回のマリーンズ戦でもそうでしたが、ライオンズの内野の失策の多さはかなりのもの。しかもそれがことごとく得点に結びつきます。
 今季2度目の先発となった金田投手は4回にフェルナンデス選手のソロ、イーグルス鬼門の5回にも赤田選手の2ランを喫しますが、それ以上の得点は許しません。結局、金田投手は7回途中まで7安打無四球で4失点で今季初勝利。二番手の福盛投手もライオンズ打線を抑え、2つ目のセーブを挙げています。
 これでイーグルスは連敗を11で止めました。イーグルスはGMのキーナート氏をファンサービス専任に「降格」させましたが、その効果が出たのでしょうか。今季6勝目ですが、うち2勝が松坂投手相手、というのが興味深いところです。その松坂投手は3試合連続の完投負け。失点は6ですが自責点は3でした。観客数は1万5千8百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団は正田投手とJP投手が先発。正田投手は2回に5点取られるなど序盤で6失点。一方、前回完封されたJP投手をファイターズ打線はまた打てず、6対2で合併球団が勝ちました。観客数は1万9千5百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対タイガースは藤井投手と安藤投手が先発。2回にスペンサー選手のソロで先制しますが、4回に土橋選手の適時打で追いつかれ、6回にはラミレス選手のソロで勝ち越されます。タイガース打線は7回まで4安打に藤井投手に抑えられ、以下も吉川投手・石井投手に抑えられ、結局ソロによる1点のみ。2対1で敗れました。観客数は3万3千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは三浦投手と川上投手という開幕戦と同じ組み合わせ。しかし、ここまで好投を続けていた三浦投手相手にドラゴンズ打線が序盤で6点を取ってKO。川上投手は7回を5安打無失点。2番手以降が点を取られましたが、序盤の大差が大きく、9対4でドラゴンズが勝ちました。観客数は1万8千4百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は読売が勝ったようです。観客数は2万6千2百人ほどだったようです。

2005年04月29日 23:29