2005年04月25日

渡辺俊介投手の好投で5連勝

[ 野球 ]

 今日は三度目の千葉マリンスタジアム観戦でした。そのマリーンズ対ライオンズは渡辺俊介投手と帆足投手が先発。ここまで渡辺俊投手は防御率1.78、対する帆足投手は0.90でともに負けなしという絶好調同士の対戦です。その成績どおり、1回はともに簡単に三者凡退という立ち上がりでした。
 ところが2回裏、先頭のベニー選手が三塁ゴロを打ちますと、三塁の後藤選手が失策。そして連打などで1死満塁とし、フランコ選手が高いバウンドで一塁手の頭を抜く適時打を打って2点先制し、さらに1・3塁とします。続く今江選手は三塁ゴロ。併殺かと思われましたが、後藤選手がこの回二度目の失策をして3点目。2死後、堀選手が三塁前に緩い当たりを打ちますが、これもアウトにできず(記録は安打)に満塁となります。そして福浦選手にも2点適時打が出て、今季ここまで4試合で4失点の帆足投手からこの回5点を奪います。ここでマウンドに監督が来ますが、交代したのは帆足投手ではなく後藤選手でした。まあ、この回5失点のうち帆足投手の自責点が1なのですから、仕方ないでしょう。

 後藤選手交代後は帆足投手は4から6回までを完璧に抑えます。一方、渡辺俊投手も5回まで4安打1四球。しかし、6回に、先ほどもフェンス直撃されているカブレラ選手が二塁打で出塁。続く和田選手の三塁へのゴロをを今江選手が失策。ただ、これは取っても内野安打だったようにも見えましたが。そしてこの試合3安打目となる大島選手の適時打で1点返され、さらに続く中島選手のゴロが走者と交錯する感じで堀選手が取れず、2点返されます。
 ところがその直後、先頭の里崎選手の安打を右翼手が取れず、さらに暴走気味に三塁に進んだのですが、三塁手が送球を取れず三塁打に。その後、2死1・3塁となり悪い流れかと思ったのですが、先ほど失策の今江選手が三塁打。途中出場の小坂選手も適時打で続き、この回3点を追加しました。次の回の守備につくときに、適時打を打った選手の名前を連呼しますが、その時、今江選手は特に深く頭を下げていました。やはり、先ほどの「失策」に対して期するものが強かったのでしょう。
 渡辺俊投手は7・8回を無安打。9回は薮田投手が抑え、8対3で快勝しました。また、失策の多かった試合ですが、終盤には両チームに好守備が。8回表には1死1塁でライト前に飛んだ当たりをサブロー選手がショートバウンドで取り、2塁に送球して「ライトゴロ」に。一方、その裏には赤田選手が長打性の当たりを好捕。球はグラブから少しはみ出ているように見えるほどのギリギリの捕球でした。これには、マリーンズ応援団からも拍手が鳴り止みませんでした。
 渡辺俊投手は8回を7安打2四球2失点で早くも今季4勝目です。これで今季2度目の5連勝で、貯金は10。これは1995年以来の事だそうです。観客数は1万1千2百人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスは江尻投手と杉内投手が先発。先週のマリーンズ戦で好投した江尻投手ですが、今日は城島選手・バティスタ選手・松中選手に3発浴びるなど序盤で7失点。一方、杉内投手は終盤にソロを打たれて連続無失点記録こそ止まったものの4安打1四球1失点でこちらも4勝目を挙げています。観客数は1万1千8百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は一場投手とパーラ投手が先発。連敗中のイーグルスは守れば連続失策、攻めれば無死満塁をスクイズ失敗などで無得点など、自滅に近い形で一場投手を援護できず、7対1で合併球団が勝利。イーグルスは9連敗となっています。観客数は9千7百人ほどでした。

 ところで、今日のマリンスタジアムでは「サラリーマンデー」という企画を開催。名刺もしくは社員証を見せると、2,700円の内野指定Aに2,500円で入れる上に、600円相当の飲物券と、翌日の入場券2枚がつくというものです。非常にお得なのですが、対象は本人のみ。そこで嫁さんの分は通常扱いで内野指定Aを買おうとしたのですが、隣の席にはできない、とのこと。仕方ないので、私の内野指定Aを内野自由に「ダウングレード」して入りました。
 それでも、翌日の券がある事を考えれば、二日二人で内野自由席ならば6,000円のところを4,200円+飲物付なわけですから、相当お得です。したがって「ダウングレード」しても別に損したとは思いませんでした。とはいえ、、同行者に何らかの配慮をしてもバチは当たらないのでは、と思いました。(※料金はいずれもFC割引適用したものです)
 実際、内野指定Aは満席にはほど遠い入り具合だったのですから、同行者もそちらに入れたほうが単純に収入は増えたはずです。仮に何らかの配慮があれば、我々も1,200円余分に払って二人で内野指定Aで観戦したでしょう。
 集客が見込めない時期にやる企画としては非常に上手いと思いました。しかし、やや想像力にかけている運用で、観客・球団ともに損をする形になってしまったのが残念でした。

2005年04月25日 23:53