2005年04月05日

加藤投手、2年ぶりの勝利

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは加藤投手と涌井投手が先発。大型新人の涌井投手ですが、立ち上がり先頭の小坂選手が安打、続く西岡選手がバント安打と早くも好機を作ります。さらにダブルスチールも決めて1死2・3塁からベニー選手の犠飛で先制。続いて李選手の一塁へのゴロがベースに当たって二塁打になり2点目。さらに2回にも西岡選手の2点適時打が、3回には李選手の今季第1号が出て、序盤で5点。涌井投手は前回のデビュー戦同様、3回でマウンドを降りました。開幕3戦目の先発を任されたほどの期待の新人でしたが、さすがに二軍落ちが決まったそうです。
 一方、昨年8月以来の登板となった加藤投手ですが、4回まで1安打とライオンズ打線を抑えます。5回に2安打されて1点取られますが、6回を3安打1失点に抑え、昨年6月以来約2年ぶりとなる勝利を挙げました。
 打線のほうは、大量点はありませんが、今江選手・西岡選手にともに第2号になるソロが出るなど、中盤以降も着実に加点。5回以外は全て得点し、12点を挙げます。
 大差がついた7回裏からは、小宮山投手が今季初登板。カブレラ選手にソロを打たれるなど、あまりいい内容ではありませんでしたが、3回を3点に抑えました。勝ち投手の権利のない投手が3回以上投げて交代完了した場合、点差がいくらあろうとセーブがつく、という規定により、1990年に川崎球場で挙げて以来15年ぶりとなるプロ通算3つ目のセーブがついています。なお、観客数は9千3百人ほどでした。

 福島のイーグルス対ファイターズはラス投手と正田投手が先発。イーグルスが先制しますが、6回にファイターズが逆転します。しかし8回に通算千本目となる関川選手の三塁打と酒井選手の適時打で同点に追いついて延長とします。そして10回表に小山投手から小笠原選手が勝ち越し本塁打。その裏、横山投手が暴投などで1死3塁としますが、最後はこの日三安打の関川選手が倒れ、ファイターズが逃げ切りました。観客数は1万7千百人ほどでした。
 神戸の合併球団対ホークスは相木投手と星野投手が先発。序盤で先制したホークスが、6回のピンチを継投で1点だけに凌ぎ、最後は三瀬投手が1安打されるものの順当に抑え、3対1でホークスが勝ちました。観客数は1万9千6百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは長谷川投手と下柳投手という「背番号42対決」。初回にシーツ選手の本塁打で先制したタイガースが2回にも制球の乱れた長谷川投手から大量5点。この大差を生かして9対2で快勝し、3連勝となりました。観客は1万7千7百人ほどでした。あと余談ですが、会社帰りにこの試合を某大手ポータルの携帯サイトで見たら、カープの先発が東出選手になっていました。しばらくたって更新してもそのままです。「急遽投手転向、即先発か?」と一瞬本気で驚いてしまいました。
 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石堂投手と朝倉投手が先発。ウッズ選手の2本に谷繁選手と、元ベイスターズの二人が3本塁打4打点。スワローズ打線も3点を取りましたがあと1点及ばず、4対3でドラゴンズが逃げ切りました。古田選手はいまだ無安打です。観客数は2万2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売はセドリック投手と高橋尚投手が先発。序盤に読売が3点取りますが、8回に種田選手に同点2ランが出て、そのまま延長に入ります。両チームのリリーフ陣が好投してそのまま12回裏を迎えますが、最後はミセリ投手が1アウトを取るものの順当に多村選手がサヨナラ打を打ち、4対3でベイスターズがサヨナラ勝ちしました。観客数は1万7千3百人ほどでした。

 ところで、金曜の東北ではイーグルスの地元開幕戦と読売の開幕戦をそれぞれ中継したそうですが、イーグルス戦は15%で、読売戦は5%だったそうです。この調子なら、福岡同様、地上波で読売戦が流れなくなる日はそう遠くないかもしれません。

2005年04月05日 23:55