2005年03月28日

スミ2で敗れる

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズ戦はパーラ投手と小林宏之投手が先発。パーラ投手は、1999年に読売でホセという登録名で在籍していたそうですが、「言われればそのような人がいたっけ」くらいの印象しかありません。
 合併球団のユニは、春になって急遽発表された「大阪ドーム仕様」のものです。アナウンサーは「近鉄バファローズのデザインを元にしている」と言っていましたが、そのような印象は持てませんでした。
 試合のほうは1回表、四球で出塁した小坂選手を西岡選手の三塁打で返し、さらにベニー選手の犠飛で2点目、という昨日の再放送のような先制をします。さらにフランコ選手がストレートの四球で出るなど、パーラ投手は制球が定まらず、このまま一気にKOかとも思いました。ところが、パスクチ選手がフルカウントから三振。この時、解説の五十嵐章人氏が「この1球は試合の流れを左右するかもしれない」と言いました。この預言は数時間後に成就されます。そして、続く里崎選手も打ち取られ、大量点の好機を逸しました。

 その裏、小林宏投手も先頭の村松選手を四球で歩かせ、内野安打と外野フライなどで2死1・3塁とした後、北川選手に適時打を打たれます。
 さらに2回表、先頭の今江選手が内野安打で出塁。しかし、続く代田選手が送れず、2ストライク後から打ったポテン性のフライも、エラーの多さに定評があった後藤選手が好捕。以下も打ち取られ、無死の走者を生かせません。結果的には昨日と逆の意味で、この「2回の代田選手の打席」が勝敗に響きました。
 その裏、相変わらずピリッとしない小林宏投手が村松選手の犠飛で同点にされ、ガルシア選手に逆転となる適時打を打たれます。
 立ち上がりが悪かったパーラ投手ですが、勝ち越してからは立ち直ります。マリーンズも5回に2死から安打で出た西岡選手がすかさず盗塁し、悪送球もあって3塁進塁と好機を相手から貰いますが、これも生かせません。以下は7回から萩原投手・9回は山口投手と、昨年のブルーウェーブの「勝利の方程式」で抑えられました。
 対してマリーンズ中継陣は開幕戦同様、冴えません。7回頭にガルシア選手のワンポイントで登板した高木投手が二塁打を打たれ、続いて登板した山崎投手が北川選手に中押しとなる適時打を打たれます。続く山北投手も8回に大西選手にダメ押しとなる本塁打を喫しました。結局5対2で敗れ、一昨日の新球団に続き、合併球団にも初白星を献上してしまいました。
 序盤で畳み掛けられなかった打線と、追加点を許した中継ぎ陣など、今後に課題の残る敗戦でした。ところで、今日の大阪ドームの「観客実数」は2万2千3百人ほど。4万8千人で満員だそうですから、発表上は5割弱入った事になりますが、中継を見ている限りはそうは見えませんでした。2万6千9百人の福岡、2万5千2百人の札幌と比べると、明らかに「スタンドの色」が違うのですが・・・。

 福岡のホークス対イーグルスは馬原投手とホッジス投手が先発。ホッジス投手が走者を出しながら盗塁失敗などで何とか4回までホークス打線を抑えます。そして4回にはこれまた元スワローズの飯田選手が適時打を放って先制します。しかし、その裏、ホークス打線がついにホッジス投手をとらえ、5安打で一挙4点を取って逆転します。その後も追加点を挙げ、6対1で快勝しました。馬原投手は7回を4安打1失点に抑えています。

 札幌のファイターズ対ライオンズは金村投手と帆足投手が先発。金村投手は「本拠地開幕投手」という位置付けなのでしょう。両投手とも好投し、投手戦となりますが、6回に石井義選手が適時打を放ち、ライオンズが先制。結局これが両チーム唯一の得点となり、1対0でライオンズが勝ちました。前回珍しく失点した豊田投手も今日は3人で抑えてセーブを挙げています。

2005年03月28日 23:40