2004年12月09日

定期券に記載する名前

 本日の更新・翔みなら絵ブログらくがきちょう

 定期券を使い出して20年近く経ちます。その間ほぼずっと新規購入や更新のたびに名前を書きつづけていましたが、幸運にも紛失した事がないため、一度も記名した事による利点を感じた事はありません。
 さて先日、駅の定期券拾得一覧の黒板を何となく見たところ、持ち主の名前の所に、知っている名前がありました。その人は「オノノイモコ」さん。初代遣隋使と同姓同名です。仮に現在の日本に「小野妹子」さんがいたとしても、読みは「オノイモコ」になるはずですから、まずこれは偽名でしょう。
 もしかしたら、その「オノノイモコ」さんも、「これまで本名を書きつづけたけれど、何ら役に立った事はなかった」と思って、冗談でその名前を書いたのかもしれません。その結果が、駅の黒板に「名前」を書かれてしまったわけです。
 黒板に「名前」を書かれたその人が、「わが意を得たり」と喜んだか、「まさかこんな事態になるとは・・・」と後悔したかはわかりません。とりあえず、私にとっては「やはり定期券にうかつな名前は書くもんではないな」と心底思わしめたいい教訓ではありました。

2004年12月09日 23:53