2004年11月19日

じまん市2004

 毎年11月下旬に幕張メッセで開催される「電気のふるさと じまん市」に行ってきました。もともとは、当時の公式サイトが、「トップページを開くと大音量で主題歌が流れ、マウスにあわせて金太郎が動く」というとんでもないサイトだったために知った行事でした。そういう不純な動機(?)で興味を持ったのですが、行ってみたらかなり面白く、すっかり毎年の楽しみになってしまっています。

 例年のごとく北は北海道から南は沖縄まで、多くの自治体にある会社が出店していました。毎年の楽しみの北海道滝川市のラム肉や、愛媛県八幡浜市のじゃこ天をはじめ、各地の名産を食べまくりました。他に印象に残ったものとして青森県平内町の帆立と、山口県小野田市の「想い出列車」という菓子がありました。これは約70年前に作られて昨年まで現役だった「クモハ42」という電車を模したものです。
 また、別の意味で印象深かったのは、とある町の名産の「かけそば」。注文しても番号の書かれた紙片を渡すだけ。模擬店のなかでは、そば粉をこねています。あと何分でできるかはもちろん、「お待たせします」の一言もありませせん。これが普通の店だったら腹を立てて注文をキャンセルするところですが、「まあ、これがこの地方の常識で、むしろ自分がセカセカしすぎているのかもしれない」などと思いながら、こちらも向こうにあわせてのんびりそば粉こねを見物していました。

 今回一番印象に残ったのは北海道の南富良野町でした。牛乳を買ったのですが、店の中のポスターではファイターズのマスコットB・Bを使っていました。球団が町の「まほらの村親善大使」になったためのようです。いずれにせよ、野球ファンとして「地域密着」の具体例を見ると嬉しいものでした。さらに、ダメもとで頼んでみたら、予備のポスターまでわけてくれた上に、ラベンダーの押し花までくれました。牛乳も美味しかったですし、言う事なしです。次にいつ北海道に行けるかわかりませんが、ぜひ一度訪れてみたくなりました。

 一通り堪能した後は、晩酌用の酒とつまみを購入。今年は鹿児島県垂水町の芋焼酎と、北海道福島町のスルメイカの塩辛にしました。このような買い合わせができるのも、この行事の特徴と言えるでしょう。

2004年11月19日 22:36