対ラウ

攻撃は最大の防御

   ラウの攻撃では二つのうっとうしい技がある。まず第一はおなじみの斜上掌からの連続技である。
 tbになってから、鷹嵐が浮くようになったため、相当屈辱的な技になった。最後の下段で紙屑のように飛ぶ鷹嵐を見るたびに、「なんて腰が軽くなったんだ」、と悲しい気持ちになる。
 とはいえ、設定変更を残念がるばかりでは何の進歩もないので、対策を考えてみたい。鷹嵐が浮かない連続技できた場合なら、連携の最終技を読んでガードする事も一応はできる。しかし、tbのラウの技の多くは、鷹嵐を浮かせてしまう。もちろん、こうなっては対策もへったくれもない。
 付け加えて言えば、ラウのラッシュをおそれて防御主体にしても、投げられるのがオチである。しかも、ラウには「これぞラウの投げ」という感じの投げはなく、人によって多用する投げは違ってくる。したがって、決め打っての投げぬけもやりにくい。
 したがって、対策はただ一つ、「攻められる前に攻める」しかない。斜上掌自体はそれほど早い技ではないから、突っ張りを軸に、常にこちらから技を出していくのだ。
こちらが突っ張ると、ラウはエスケープやしゃがみで回避しようとする事も多い。したがって、普通の突っ張りではなく、突っ張り樽砕きを出すのが効果的である。この技は最後が中段になる上に、エスケープにも対応している。他には、突っ張りを四発以上出し続けるのも意外に有力である。とにかく、万全の攻めの態勢を相手取らせてはならない。
 

固められてしまわないように

 もう一つのうっとうしい技は「連掌」である。コマンドは「PP」。ここから連続技を派生させず、ひたすら二発づつ出されると、鷹嵐は何もできなくなってしまう。
 まあ現実には「連掌をひたすら出しつづけるラウ」はそんなには存在しない。しかし、こちらの動きを止めて防戦一方に追い込むために、連掌を連発する、という戦術なら、たいていのラウが使ってくる。
 相手が連掌を出してきたら、こちらはとりあえずは防御するしかない。そして、防御しながら相手がどこで別の技に移行するかを考えるのだ。そのタイミングをはかるためには、相手の癖を見抜くしか方法はない。まあ、最初に連掌を連続で出された時は、とりあえず防御してみて何度連掌を出したかを調べ、とりあえず二度目からは、その時のデータをもとに予測する、というのが普通だろう。
 とにかく、相手が連掌を使ってきた場合は、防御を重視していかないと、こちらのが攻撃をする機会はなかなかまわってこなくなってしまうので、注意が必要である。
 

ラウの体勢

 技の出しやすさがあるのか、ラウは攻撃が止まった時でも、しゃがんでいる場合が多い。したがって、距離が離れた時に安易に踏み込んで上段投げを出すとスカってしまい、きつい反撃を食う事が多い。
 距離が離れた時に有効なのは中段蹴り(3K)。リーチがあるので、しゃがみ突っ張りや露払いよりも当たりやすく、かつ意表をつける。もちろん、乱用はできないが、リオン相手の時よりは、多めに出しても効果はある。
 もう一つ、「3」以降のラウの特徴となった、「一度背中を向ける」がある。これに対しては、単なる連続技の一部であり、スキを見せているわけではない、という事をきちんと認識する必要がある。もちろん、たまに背後を見せたまま次の技を出せないラウもいるが、そんなのはごくまれなコマンドミスでしかない。

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