2004年8月後半の野球見物日誌

2004/09/01(水) 半月ぶりの連敗で借金1に

 マリーンズ対ライオンズは小宮山投手と松坂投手が先発。とにかく松坂投手の出来が良すぎました。出塁はできるのですが、つながる事はなく、走者が二人出たのも、三塁まで達したのも1回だけ。とにかく、解説者が「スライダー」と言う球がグイッと落ちるのです。素人が見ても驚くほどの「球のキレ」でした。結局、自己最多となる16三振を奪われました。松坂投手にとっては今期5度目の完封です。
 小宮山投手は6回まで貝塚選手のソロと和田選手の適時打の2点のみに抑え、リリーフ陣も失点しませんでしたが、いかんせん松坂投手の調子が良すぎました。
 これで約半月ぶりの連敗を喫し。約1週間ぶりの借金生活。この三連戦で3連勝すれば5.5となっていたゲーム差も逆に9.5と広がってしまいました。残念ながら「千葉のプレーオフ」はなさそうです。

 ホークス対ファイターズは和田投手と正田投手が先発。こちらは序盤から打撃戦。4回までにホークスが6点を取ります。ファイターズ打線も和田投手から5点を取りますが、あと1点及ばず、6対5でホークスが逃げ切りました。セギノール選手に41号、松中選手に39号が出ています。
 ブルーウェーブ対バファローズは相木投手と岩隈投手が先発。序盤は投手戦でしたが、中盤にバファローズが連打で先制し、2本の本塁打で突き放します。岩隈投手は9回に連打で3点を失いますが、なんとか村松選手を抑えて4対3で勝ち、完投で14勝目を挙げています。

 ドラゴンズ対タイガースは山本昌投手と下柳投手が先発。4回に英智選手が先制打を打ち、さらに山本昌選手が2点適時打、荒木選手も続き、一挙4点を奪われました。一方、タイガース打線は「天敵」山本投手相手に今岡選手のソロの1点のみ。その後もリリーフ陣に抑えられ、結局4対1で敗戦。対山本投手9連敗、ナゴヤドーム10連敗となっています。
 スワローズ対カープは黒田投手と高井投手が先発。先週の広島球場では好投した高井投手ですが、今日は6失点。一方、五輪帰りの黒田投手も調子が良くなく、4回に一挙5点を奪われるなど6失点。昨日に続き、点の取り合いで、10対10で延長となります。そして11回裏、2死1・2塁で古田選手が三塁手のグラブをはじくサヨナラ打を放って激戦を制し、昨日の雪辱をはたしています。
 読売対ベイスターズは読売が勝ったようです。

2004/08/31(火) 月間勝数記録更新ならず

 マリーンズ対ライオンズは小野投手と東投手の先発。小野投手は2回にカブレラ選手の本塁打などで2点を取られますが、その後は抑えます。一方、昨日大爆発したマリーンズ打線ですが、今日は東投手に抑えられ、4回に2点を取ったのみ。同点で迎えて両チーム中継ぎを投入となったのですが、8回に登板した薮田投手が、先頭のフェルナンデス選手にボテボテの内野安打を打たれ、犠打と敬遠・四球で満塁とし、大島選手に犠飛を打たれて勝ち越されます。さらに連続適時打を打たれて、この回3失点。その裏の1死二塁の好機も三番手の小野寺投手の快速球に連続三振に抑えられました。9回も豊田投手に抑えられ、5対2で敗れました。
 これで再び貯金はゼロに。30年ぶりの月間勝数新記録も達成できませんでした。なお、この試合はベニー選手が疲労のために出場せず、代わりにフランコ選手が初の四番となりました。これでフランコ選手は八番以外の全ての打順でスタメン出場しています。

 ホークス対ファイターズは星野投手と入来投手が先発。昨日のライオンズの敗戦で「1位マジック14」が点灯していたホークスですが、星野投手が序盤から打ち込まれ、12対2で大敗。一日でマジックは消えました。マリーンズとファイターズのゲーム差は0.5となっています。
 ブルーウェーブ対バファローズは具投手と川尻投手が先発。3回に4点を取って逆転したブルーウェーブですが、バファローズも終盤に反撃、8回表に1点差に迫りました。ところがその裏、カラスコ投手が久々に本領発揮。一挙に7点を奪われ、終わってみれば12対4の大差でした。

 ドラゴンズ対タイガースは川上投手と井川投手が先発。エース対決なだけに投手戦が予想されましたが、最近2試合続けて好投したことのない井川投手ですが、今日も初回に立浪選手の適時打と福留選手の2ランで3失点。さらに、3回にもまたその二人に適時打を打たれ、KOされました。さらに4回には二番手の桟原投手が川上投手に2ランを打たれるなど、完全にドラゴンズペース。結局9対3で敗れ、連勝は8で止まりました。
 スワローズ対カープは小山田投手と石川投手が先発。序盤で5点を取ってリードしたカープが楽勝ペースと思われましたが、8回にスワローズが一挙6点を取って同点とし、延長に入りました。そして11回表にこの回から登板の五十嵐亮太投手に対し、緒方選手が勝ち越し本塁打。さらに連続二塁打などで計3点を取りました。その裏、スワローズも古田選手の2点二塁打などで反撃しましたが及ばず、10対9でカープが勝ち、連敗を8で止めました。
 松山の読売対ベイスターズは読売が勝ったようです。

2004/08/30(月) 8月観戦3戦3勝

 今日はパリーグ3試合が予定されていましたが、神戸のブルーウェーブ対バファローズは雨で、福岡ドームのホークス対ファイターズも台風の影響でホークスの選手が移動できず、福岡ドーム史上2度目の中止となりました。
 その結果、行われたのはマリンスタジアムのマリーンズ対ライオンズのみ。この試合を観戦にいきました。
 先発は五輪帰りの清水直行投手対岡本投手。岡本投手は、先週・先々週と月曜に先発し、いずれも中盤でKOされながら、打線の奮起で延長戦になる、というのを繰り返しています。というわけで、普段は右投手には左を並べるバレンタイン監督ですが、今日は早めの降板を予想したのか左右を交互に並べる「ジグザグ打線」を組んできました。
 初回、四球で出塁した小坂選手が盗塁で二塁に行き、堀選手の進塁打の後、福浦選手の適時打が出てあっさり先制。さらに2回には2死走者なしから井上選手が三塁打、小坂選手の2打席連続四球の後、堀選手・福浦選手の連続適時打、そしてベニー選手の2ランが出てこの回一気に5点を取り、2回で早くも6対0。この回で岡本投手をKOします。ライオンズは3回から金曜に先発してKOされた左の三井投手が二番手に。対しるマリーンズはサブロー選手と井上選手の連続長打で7点目を取り、さらに堀選手の二打席連続適時打も出ました。ジグザグ打線が効を奏したようです。
 清水投手は、初回2死から連打されますが、フェルナンデス選手を打ち取って無失点。その後も安打を打たれるなど毎回のように走者を出しますが、点は与えません。
 そして6回には西岡選手・フランコ選手・今江選手の3連打で1点を追加し、2死1・3塁でここまで二塁打2本、三塁打1本の井上選手にまわります。サイクルの可能性もあるところですが、ここで最近古巣相手に特に好調の垣内選手を代打に。これがまた大成功で、垣内選手は初球をレフトスタンドに叩き込み、12点目を挙げました。
 清水投手は、6回まで無失点でしたが、7回に安打と盗塁で2死2塁とし、次の打者を二塁ゴロに打ち取りましたがこれを西岡選手がトンネル。1点を返され、復帰試合を完封で飾れませんでした。しかし、8回にはカブレラ選手・フェルナンデス選手・石井義選手を三者連続三振。結局8回を7安打ながら1失点・13奪三振で復帰試合を飾りました。
 マリーンズは12対1で「二位攻防(?)」第一ラウンドを圧勝。再び貯金を1としました。また、これで今月16勝目となり、30年ぶりに月間勝数のタイ記録を作っています。
 我が家の観戦は4月から7月まで月1試合ペースで、8月は花火もあって3回観戦。この日程がマリーンズの好調とあい、観戦成績は4連敗後の3連勝となりました。この勢いで、なんとか年間勝ち越しを達成したいものです。

2004/08/29(日) 今日も見ていないので結果だけ

 バファローズ対マリーンズ戦はセラフィニ投手とバーン投手の先発。昨日に続き同点で延長になりましたが、今日は10回裏に礒部選手のサヨナラ本塁打が出ました。連勝は3で止まり、「貯金生活」は1日で終わりました。
 ライオンズ対ホークスは山崎投手と倉野投手が先発。同点で迎えた8回にホークスが勝ち越し、9回にも3点追加。8対5で勝ち、首位攻防3連戦を勝ち越しました。
 ファイターズ対ブルーウェーブは金村投手と金田投手が先発。マリーンズ戦には好投する金田投手ですが、他チームには通用しないのか、今日も序盤でKO。ファイターズが8対1で快勝しました。金村投手は12勝目を挙げています。

 タイガース対カープは三東投手と永川投手が先発。タイガース打線が爆発し、17対2で圧勝。三東投手は先週に続いて先発で連勝。タイガースの連勝も8に伸びました。
 ドラゴンズ対ベイスターズは長峰投手と吉川投手が先発。序盤からリードしたドラゴンズが終盤に反撃するベイスターズを振り切り、6対4で勝ちました。
 スワローズ対読売は雨で中止でした。

2004/08/28(土) 見ていないので結果だけ

 バファローズ対マリーンズ戦はパウエル投手と渡辺俊介投手が先発。ともに2対2でむかえて延長戦となり、12回表にそこまで4打数3三振1併殺打だった李選手の二塁打をきっかけに、里崎選手の適時打で勝ち越したマリーンズが4対2で勝ちました。昨日帰国した小林雅英投手が11回から登板し、勝ち投手になっています。これでついに貯金1となりました。
 ライオンズ対ホークスの首位攻防第2ラウンドは帆足投手と新垣投手が先発。カブレラ選手の2ランで先制したライオンズが6回にも追加点。9回に豊田投手が失点したものの、3対2でライオンズが勝ち、ゲーム差を1.5に戻しています。
 ファイターズ対ブルーウェーブは4回にファイターズの守備の乱れなどで4点取って逆転したブルーウェーブが勝っています。これでマリーンズとファイターズのゲーム差は2となりました。

 タイガース対カープはホッジス投手と河内投手の先発。初登板初勝利以来連敗中だったホッジス投手ですが、今日は7回をソロ2本のみの好投。タイガースは着実に加点し、5対2で勝ち、連勝を7に伸ばしました。
 ドラゴンズ対ベイスターズは朝倉投手と加藤投手が先発。村田選手とウッズ選手のソロ本塁打などで得点したベイスターズが勝ち、加藤投手が先発としては初の勝利を挙げています。
 スワローズ対読売は石堂投手と桑田投手が先発。3回にラミレス選手の3ランで勝ち越したスワローズが6対3で勝ち、ゲーム差ゼロながら2位に浮上しています。

2004/08/27(金) 快勝で借金返済

 バファローズ対マリーンズ戦は珍しく、スカパーでの生中継がありませんでした。したがってネットのスコア中継観戦(?)でした。
 試合のほうは高村投手と小林宏之投手が先発。小林投手は初回に北川選手の適時打で1点失うも、3回に堀選手の3ランで逆転。さらに、7回には橋本選手のソロで、8回にはクリーンアップの連打などで3点を取り、ダメ押しします。
 一方、小林宏投手は2回以外は毎回安打を打たれるものの、連打は許さず、結局7回を1失点。二番手の藤田投手・三番手の山崎投手も走者を許さず、7対1で快勝しました。
 これで借金を返済し、4ヶ月半ぶりの勝率五割となっています。
 ホークス対ライオンズは斉藤投手と三井投手が先発。ここ一週間の平均得点が2点を切っていたホークス打線ですが、今日は大爆発。初回にズレータ選手が得意の(?)3ランを打つなど5点を取り、その後も着実に加点。5回と7回にも大量点を挙げ、ここ10日の合計得点と同じ20点を1試合で取りました。斉藤投手は完投で10勝目を挙げています。なお、この試合、本日アテネから戻ってきたばかりの城島選手が最後に代打で出場しています。

 久々に甲子園に戻ってきたタイガース対カープは福原投手と佐々岡投手が先発。初回に先制し、7回に福原投手自らの適時打で2点目を挙げますが、8回に暴投もあって追いつかれ、延長戦に。11回のサヨナラ機はアリアス選手の本塁憤死で逸したタイガースですが、12回裏には今岡選手の安打と失策で1死1・2塁のチャンスを作り、檜山選手が右翼線を抜くサヨナラ二塁打を打ちました。これでチームは6連勝。借金を2にまで減らしました。
 ドラゴンズ対ベイスターズはドミンゴ投手とセドリック投手が先発。4回にドラゴンズが下位打線の連続適時打で4点を先制。先週のベイスターズ戦では終盤に崩れたドミンゴ投手ですが、今日は6回無失点で抑えたところで降板。以下は岡本投手・平井投手とつないでドラゴンズが完封リレー。ドミンゴ投手は9勝目です。
 スワローズ対読売は川島投手と久保投手が先発。序盤からスワローズが稲葉選手の二打席連続本塁打などでリード。久々登板の川島投手は6回を1失点。中継ぎが打たれて迫られたものの、最後は五十嵐亮太投手が抑え、6対4でスワローズが逃げ切りました。川島投手は9勝目を挙げています。

2004/08/26(木) 早い試合で5連勝

 今日はサーズデ-セリーグ。
 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは藪投手と土肥投手が先発。2回まで無安打だったタイガース打線ですが、3回に今岡選手の3ランで先制。7・8回にも赤星選手・檜山選手の適時打で追加点を挙げます。
 一方の藪投手は、序盤は何度も走者を三塁に進められますが、そこからを抑えて無失点。8回まで6安打1四球無失点でしたが、9回表に先頭のウッズ選手に本塁打を喫し、完封はなりませんでした。タイガースは今季初の5連勝。試合時間は2時間35分でした。
 カープ対スワローズは鎌田投手とベイル投手が先発。序盤から点の取り合いとなり、3回を終わって6対5。しかし、そこからはスワローズが突き放し、終わってみれば13対7でスワローズの圧勝でした。これでこのカードはスワローズの3タテ。カープは5連勝後の5連敗となっています。
 読売対ドラゴンズは読売が勝ち。こちらも2時間43分という早い試合でした。

2004/08/25(水) 1日で3位復帰

 ファイターズ対マリーンズは吉崎投手と小宮山投手が先発。初回にあっさりマリーンズが先制し、その裏にすぐファイターズが追いついたところまでは昨日と同じでしたが、小宮山投手は後続をきっちり抑えて同点どまりでした。
 そして3回、2死1塁から福浦選手から始まって、ベニー選手・初芝選手・垣内選手・今江選手と5連打。一挙に4点を取って勝ち越しました。昨日は機能しなかった初芝選手・垣内選手の5・6番が見事に働きました。
 小宮山投手は4回にソロを打たれ、6回にも連打と犠飛で1点取られてこの回で降板しますが3失点。2番手の高木投手が打者6人を完璧に抑え、山崎投手・薮田投手も走者を許しながらも無失点。結局6対3で勝ち、1日で3位に復帰しました。小宮山投手は3勝目を挙げています。

 ホークス対ブルーウェーブは星野投手と相木投手が先発。昨日に続いて投手戦となり、昨日に続いてホークスが2対1で勝ちました。これで対戦成績はホークスの21勝4敗となっています。
 ライオンズ対バファローズは石井貴投手と山本投手が先発。中盤まで1対1の接戦でしたが、7回に二番手の許投手が満塁のピンチを作り、代わった星野投手が大西選手に勝ち越し打を喫し、さらに藤井選手も適時打で一挙4点で勝ち越し。8回にはフェルナンデス選手がカラスコ投手から3ランを打って2点差に迫りますが、反撃もここまで。最後は福盛投手が久々のセーブを挙げました。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは井川投手と吉見投手が先発。4回にタイガースが昨日に続くアリアス選手の犠飛で先制し、その後も追加点。井川投手は5回に2点を取られたものの、それだけに抑え、完投で3年連続2桁となる10勝目を挙げました。また、檜山選手が通算1,000本安打を達成しています。
 カープ対スワローズは広池投手と高井投手が先発。今期2度目の登板となった高井投手ですが、7回を無失点。打線も岩村選手と佐藤真一選手の3ラン2本が出て、6対0で勝っています。
 読売対ドラゴンズは読売が勝ったようです。


 アテネのほうは、選手会チームが圧勝で銅メダルを取りました。昨日も書きましたが、あの首脳陣でメダルを取ったのだから良かったと言えるでしょう。まあ、前回取れなかったメダルを取ったわけですし、これを機に「メジャーリーガーの出れない国際大会」などに「最強チーム(?)」を作るようなマネはやめ、W杯に絞って欲しいものです。

2004/08/24(火) 2日で4位に戻る

 ファイターズ対マリーンズは正田投手と加藤康介投手の先発。5連勝中のマリーンズは、初回に西岡選手の安打を足がかりに、ベニー選手の適時打であっさり先制します。ところが、続く初芝選手のポテンになりそうな当たりを奈良原選手が好捕。福浦選手も戻れず、併殺にされ、一気に流れが変わりました。
 そしてその裏、今期2度目の登板となった加藤投手が炎上。安打と死球で1・2塁とし、オバンドー選手の適時打で同点にされ、続くマリーンズキラーの高橋信二選手の3ランであっさり逆転、さらに2安打と四球で満塁にしたところで、早くも降板となってしまいます。そして二番手の神田投手も表にファインプレーを見せた奈良原選手に2点適時打を打たれ、この回あわせて6失点となってしまいました。
 正田投手は制球が悪く、3回には四球三つで1死満塁と好機をもらいますが、ここでもベニー選手の犠飛で1点しか取れません。一方、マリーンズのリリーフの神田投手・戸部投手も好投しますが、新庄選手に2本打たれるなど、ソロ3本で着実に追加点を奪われます。
 7回にもベニー選手の適時打で1点返し、なお満塁としますが、フランコ選手が河本投手に中飛に打ち取られ、結局1点止まり。結局10残塁の拙攻でした。前のホークス3連戦の合計残塁が7だったのと別チームのような効率の悪い攻めでした。
 これで5割復帰をのがし、順位のほうも2日で4位に逆戻りしてしまいました。

 ホークス対ブルーウェーブは倉野投手と具投手が先発。具投手は4回までホークス打線を無安打に抑えますが、5回に突如崩れて2失点。一方、特にブルーウェーブ戦に相性のいい倉野投手が、8回を迎選手のソロ1本に抑え、2対1でホークスが勝って連敗を止め、首位を守りました。
 ライオンズ対カープは東投手とバーン投手が先発。シーズン途中に移籍した東投手は移籍後初登板。2回に先制されますが、結局5回1/3を5安打ながらその1点だけに抑えます。一方、ライオンズは2回に2点取って逆転し、細かい継投でバファローズ打線を抑えますが、8回から登板の五番手・大沼投手が制球を乱し、1安打2四球で1死満塁とし、押し出しで同点とします。しかし、結局バファローズはこの回1点しか取れず、昨日に続いて延長戦に。そして11回裏、吉川投手からフェルナンデス選手が来日初となるサヨナラ本塁打を打ってライオンズが3対2で勝ちました。それにしても先週・今週と2週で4回延長戦。試合終了はいずれも22時過ぎ。ライオンズの選手のファンも大変です。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは下柳投手とマレン投手が先発。ベイスターズが先制しますが、2回に追いついたタイガースが3回に5安打で3点を取って逆転します。しかし6回に下柳投手がウッズ選手にソロを打たれ、さらに多村選手に二塁打を打たれます。ここで金沢投手にリリーフしましたが、内野ゴロで三塁に進めた後、村田選手に犠飛を打たれ、さらに鶴岡選手に9年目でプロ初となるソロ本塁打を打たれて同点に追いつかれてしまいました。
 しかし、三番手の藤川投手・四番手の久保田投手は好投、一方、ベイスターズも二番手の川村投手が6・7回を完璧に抑えます。そして同点で迎えた9回裏、ベイスターズは前の回から三番手の山田投手がマウンドに上がっています。8回は併殺もあって3人で抑えた山田投手ですが、9回は先頭の矢野選手が二塁打を打ち、補逸で三塁に、そしてアリアス選手の犠飛でサヨナラ勝ちし、前回の札幌ドームのおかえしをしました。これでタイガースは3連勝です。
 カープ対スワローズは小山田投手と石川投手が先発。初回、ラミレス選手の満塁本塁打でスワローズが先制し、石川投手も6回まで無失点と好投しますが、終盤にラロッカ選手の3ランなどでカープも反撃。最終回も五十嵐投手を攻めて1点差とし、2死1・3塁で嶋選手が適時打を打ち三塁走者が帰って1点差。さらに3塁への送球がそれ、一塁走者も一気に本塁突入しますがタッチアウト。意外な幕切れでスワローズが逃げ切りました。
 読売対ドラゴンズは工藤投手と川上投手が先発。初回にドラゴンズが1点先制し、川上投手が7回まで無失点に抑えますが、8回にローズ選手のソロで同点に。そのまま延長12回引き分けとなっています。


 五輪の決勝トーナメント準決勝のオーストラリア戦は松坂投手が先発。松坂投手は5回まで1安打無失点でしたが、6回に1失点。一方選手会チームはオクスプリング投手の前に6回まで5安打を放ちますが全然つながらず無得点。7回に2死1・3塁として藤本選手をむかえますが。ここでオーストラリアはウイリアムス投手を投入。予選に続いてのタイガース対決となりましたが、ここをウイリアムス投手が抑えます。さらに8・9回も選手会チームを完璧に抑え、結局1対0でオーストラリアが勝ち、決勝進出を決めました。
 まあ、どこぞの球団よろしく、クリーンアップばかりの打線に偏ったポジション、加えて半年前に倒れた「監督」の補充をしない、という呆れた運営方針。さらにオーナー連中とプロ野球機構が選手が試合に集中できない最悪の環境を整えてくれたにもかかわらず、予選を1位で抜けたのですから、よしとすべきなのかもしれません。
 次に「代表チーム」で真剣勝負をやる機会があるとしたら2006年に予定される野球W杯でしょうが、その時は、選手選考基準のバランスはもちろん、ペナントレースの運営や監督・コーチの人選も含めて最善をつくした「全日本チーム」でのぞんで欲しいものです。

2004/08/23(月) 3連勝

 今日はライオンズ対バファローズのみ。先発は岡本投手と川尻投手。初回にバファローズが、日中に機構側との交渉をしていた礒部選手の3ランで先制し、その裏にライオンズが2点返すという打撃戦みたいな出だしでしたが、そこからは両チーム無得点で進みます。ところが5回に打率1割を切りながらスタメンに抜擢された下山選手が満塁本塁打で一気に突き放します。岡本投手は、先週同様、5回につかまりました。
 しかしライオンズも直後に中島選手の2ランで反撃、6回にも連続長打などで1点差とします。そして9回にはこの回から登板のカラスコ投手から1死後にフェルナンデス選手の安打と石井義選手の二塁打で同点に。しかし、続く1死2塁のサヨナラ機は逃しました。つまるところ「抑え失敗」なわけですが、春先などのカラスコ投手の「逆守護神ぶり」を見ていると、「1点リードで9回に登板してサヨナラ負けしなかったのだから好投した」と思えてきます。しかも、カラスコ投手は10回裏も抑えました。
 そして11回表、この回から登板の小野寺投手に、2安打と犠打で1死1・3塁とし、高須選手が三塁線を抜く二塁打を打って勝ち越します。さらに満塁になった後、北川選手がショートゴロ。これに対し、2塁走者の高須選手が、守備妨害にはならないが、6-4-3にもいけないような絶妙の位置に止まって自分のみフォースアウトになり、これでもう1点追加。その裏は、久々に僅差での登板となった福盛投手がカブレラ選手の安打のみに抑え、バファローズが勝ちきりました。
 これでバファローズは3連勝。7連敗の頃は脱落しかけたと思われましたが、3位マリーンズとの差を3、4位ファイターズとの差を2.5と詰め、再びプレーオフ争いが見えてきました。一方のライオンズは首位奪回なりませんでした。

2004/08/22(日) 観客動員新記録の日に3位浮上

 今日は今期6回目の観戦。チームの勢いもいいですし、前回で観戦の連敗記録が止まった事もあり、期待してマリンスタジアムに行きました。
 そのマリーンズ対ホークスは小野投手と新垣投手が先発。先週もともに日曜日に先発し、小野投手はKO、新垣投手は好投しながら援護がなくて敗れています。
 今日は両投手とも、ボールが先行しながら、なんとか抑えるという似たような立ち上がり。2回裏に、ベニー選手がストレートの四球で出塁し、李選手の打った瞬間にわかるライトスタンド一直線の2ランで先制。新垣選手から過去2本塁打の相性を買われクリーンアップに復帰した李選手が、期待に応えた形になりました。
 一方、小野投手は走者は出しますが、要所を締める投球。というより、この3連戦、ホークス打線の繋がりの悪さがかなりの重傷、と言ったほうがいいのかもしれません。
 一方、マリーンズもこの3連戦の特徴である「効率の良すぎる攻撃」をいかんなく発揮。5回には二塁打のフランコ選手が牽制悪送球で3塁に進み、今江選手の犠飛で追加点を挙げます。
 この5回裏終了で試合は成立。その瞬間、マリーンズは主催58試合目で観客動員数の最多記録を達成しました。それを記念して今日の花火のカウントダウンはバレンタイン監督が。花火もいつも以上に豪華だったように思えました。そして7回には李選手が二塁打を打ち、フランコ選手が進塁打。続く橋本選手がダメ押しとなる2ランを打って試合を決めました。
 小野投手は4回から7回まで毎回走者を出しますが、結局7回まで投げて6安打1四球で無失点。同じく7回で降板した新垣投手が7安打1四球で5失点ですから、いかに効率に差があったかが分かります。結局今日のマリーンズの残塁は3。3連戦の合計残塁が7でした。
 マリーンズは8回2死から登板した山崎投手が、9回に内野フライを西岡選手のまずい守備で二塁打にしてしまい、それを機に2点取られますが、最後は薮田投手が抑え、5対2で勝利。首位ホークスを3タテとし、ライオンズとあわせて5連勝。借金を1とし、3位に浮上しました。
 余談ですが、今日の楽しみの一つは平下選手の応援歌でした。なぜか第1・2打席には応援歌が流れず、残念に思っていたのですが、3打席目からは応援団が演奏。楽しく歌わせてもらいました。それにしても「平下、オー平下、何て素晴らしい選手だ。平下、オー平下、素晴らしい平下」という歌詞を考えた人の感覚には脱帽します。ただし、今日の平下選手は4タコと、素晴らしさを発揮できませんでした・・・。

 ブルーウェーブ対ライオンズは金田投手と後藤光投手が先発。序盤で金田選手が打たれましたが、昨日打たれた徳元投手が今日は雪辱を果たし、打線も4回に追いつき、5回に逆転。7回にも追加点を挙げ、9対4でブルーウェーブが勝ちました。
 デーゲームのバファローズ対ファイターズは加藤投手と入来投手が先発。序盤で加藤投手をKOしたファイターズが5回まで6対0と圧勝ペースでしたが、6回に2点返したバファローズが7回にファイターズ中継ぎ陣を打ち込んで一挙6点取って大逆転。最後は8対7で勝ちました。

 スワローズ対タイガースはベバリン投手と三東投手が先発。三東投手はプロ初先発です。初回に岩村選手に2ランを打たれますが、2回から6回までは無失点に抑え、その間に打線がベバリン投手を打ち込んで逆転。結局7対3でタイガースが勝ち、三東投手はプロ初勝利を挙げました。
 ベイスターズ対ドラゴンズは降雨コールドで引き分け、読売対カープは読売が勝ったようです。


 五輪予選はギリシア相手に快勝。清水直行投手が五輪初勝利を挙げています。これで選手会チームは予選を1位で突破しました。

2004/08/21(土) 連日の効率のいい試合

 マリーンズ対ホークスはセラフィニ投手と神内投手が先発。神内投手は 7試合目の登板で3度目の先発ですか。その3回はすべてマリーンズ戦です。一方のセラフィニ投手は先週の土曜日以来の先発ですが、間の火曜日に1回ちょっと投げています。
 試合のほうは、2回裏に今江選手のプロ初本塁打で先制。さらに、走者を置いて里崎選手に2ランが出て、この回3点を取ります。さらに、4回には初芝選手が、5回には西岡選手がそれぞれソロ本塁打を打って追加点を挙げます。
 セラフィニ投手は5回まで無失点。6回には2死走者なしから四球を出し、続くズレータ選手に2ランを打たれますが、失点はそれだけ。7回を6安打2四球に抑えます。7回裏には二塁打の今江選手を犠打と犠飛で返し、8回のクリーンアップも高木投手と山崎投手で抑えます。
 9回はセーブがつかない場面ですが薮田投手。ところが、いきなり四球と安打で無死1・2塁とし、さらに2死満塁と1発同点の場面を作り、バルデス選手を迎えます。そのバルデス選手の打球は投手の頭の上を越えますが、シフトをしいていた西岡選手が2塁ベース近くで取ってショートゴロに、結局6対2で勝ち、今期のホークス戦勝ち越しを決めました。
 今日もホークスより少ない8安打1四球で6得点。残塁3と効率のいい攻撃で4連勝となり、借金は2に。ファイターズとのゲーム差は0.5となりました。セラフィニ投手は5勝目ですが、その内訳はホークス3勝でライオンズ2勝。プレーオフでも期待できそうです。

 ブルーウェーブ対ライオンズは川越投手と西口投手の先発。川越投手はライオンズに2度完投勝利を挙げています。西口投手がアクシデントで1回に降板した事もあり、7回までブルーウェーブが2対0とリード。ところが川越投手3度目の完投が見えてきた8回に、ライオンズが連打で無死2・3塁に。赤田選手の犠飛で1点返され、小関選手に同点打を、さらに貝塚選手にも内野安打を打たれて2死満塁となったところで降板。二番手の徳元選手は半月ほど前のライオンズ戦に先発して好投しましたが、今日の交代は裏目。カブレラ選手にも安打でつながれ、フェルナンデス選手に勝ち越しの二塁打を打たれ、この回一挙4失点で逆転されました。そして9回にもライオンズが追加点を挙げ、終わってみれば7対2でライオンズの逆転勝利となりました。これでライオンズは、一時期は4.5まで離れたホークスとのゲーム差を0にしています。
 デーゲームで行われたバファローズ対ファイターズは高村投手と金村投手が先発。ここまで11勝を挙げている金村投手ですが、初回に2死走者なしから4点取られます。さらに5回にも追加点を挙げられて6失点。一方の高村投手はセギノール選手にソロを打たれますが、それを含めて7回を2安打無四球と好投。今期2勝目を挙げています。なお、試合終了後、バファローズ選手会は大阪駅前で合併反対の署名活動を行ったそうです。このような熱意、ぜひとも実ってほしいものですが・・・。

 スワローズ対タイガースは石堂投手とホッジス投手が先発。初回にスワローズが古田選手の犠飛とラミレス選手のランニング本塁打で3点先制しますが、6回にタイガースが今岡選手のソロとアリアス選手の適時打で追いつきます。
 そのまま試合は延長へ。11回表に鳥谷選手のプロ2本目となる2ランが出て決まったかと思いましたが、その裏出たモレル投手が打たれ、1死1塁から3連打で2点返され、なお1死1・2塁とサヨナラのピンチ。しかし、ここで登板した藤川投手が後続を抑え、なんとか凌ぎます。すると、12回表に、今期無安打の秀太選手が、プロ3本目となる勝ち越しの本塁打。これが決勝点となり、7対6で勝ちました。これで連敗は6で止まっています。
 ベイスターズ対ドラゴンズはセドリック投手と久々一軍復帰の野口投手が先発。野口投手は2対1とリードした4回裏に2死無走者から連打と四球で満塁とし、種田選手の適時打で逆転。さらに佐伯選手の3ランからウッズ選手・多村選手と3者連続本塁打。この回一挙7点で試合が決まりました。最終スコアはベイスターズの10対5と点の取り合いだったのにもかかわらず、試合時間は3時間を切るという珍しい試合でした。ドラゴンズの連勝は4で止まりました。
 カープ対読売は読売が勝ったようです。


 五輪野球は台湾戦。序盤に3点先制される厳しい展開ですが、7回に追いついて延長に。10回裏、無死1・2塁から中村紀洋選手が犠打で走者を進め、最後は小笠原選手の犠飛で、選手会チームがサヨナラ勝ちしました。これで予選通過が決まりました。

2004/08/20(金) 効率のいい得点

 マリーンズ対ホークスは渡辺俊介投手と斉藤投手が先発。ともにここまで今期9勝です。初回に堀選手の四球と福浦選手の通算999本目となる安打で1死1・2塁としてベニー選手が先制の3ランを放ちます。一方、渡辺投手は2回まで無安打。3回に二塁打2本で失点します。しかし、その後の満塁のピンチでは井口選手を打ち取り、続く4回の安打・四球・死球でむかえた1死満塁のピンチも、高橋選手を併殺で抑えます。
 一方のマリーンズ打線は、初回の本塁打の後、4回裏1死まで9人連続凡退。しかし、「10人目」のフランコ選手が中押しとなるソロ本塁打を打ちます。さらにそこからまた5人連続凡退しますが、6回に堀選手の四球と福浦選手の通算1,000本目となる安打と、1回のリプレイみたいな攻撃で無死1・2塁に。そこからベニー選手の一塁ファウルフライで堀選手が三塁に進塁し、続くフランコ選手の犠飛で5点目を挙げます。
 その後もマリーンズは凡退続き、7回裏には西岡選手が安打を打ちましたが盗塁失敗。その後も走者は出ず、5安打2四球の出塁7で5得点。残塁はわずか1という、5月頃の残塁量産が嘘のような効率のいい攻撃でした。
 渡辺投手は後半は安定した投球。5回以降は2安打無四球とホークス打線を抑え、5安打5四死球ながら1失点で今季4回目の完投で、自己初となる10勝目を挙げました。試合時間は2時間47分でした。マリーンズは3連敗後の3連勝で借金を3に戻しています。

 バファローズ対ファイターズは高木投手とミラバル投手が先発。序盤で5点を取り、終盤にも追加点を挙げたファイターズが10対4と圧勝。新庄選手が二塁打3本を含む5安打と活躍しています。ファイターズはこれで勝率を5割に戻しました。

 スワローズ対タイガースは鎌田投手と福原投手が先発。5回表に今岡選手の久々の安打で一度逆転したタイガースですが、その裏、古田選手の3試合連続となる2ランで逆転されます。さらに8回裏には半ばパターンとなった「中継ぎが追加点を与える」で4点を失い、7対2で敗れています。これで6連敗。1ヶ月前には「優勝の可能性がなくなりつつある」などと言っていましたが、すでにAクラスの見込みすらなくなりつつあります。
 ベイスターズ対ドラゴンズは土肥投手とドミンゴ投手が先発。初回にアレックス選手の2ランなどでドラゴンズが3点先制し、5回には内野安打で出た英智選手が牽制の逆をついて二盗し、さらに牽制悪送球と外野手の失策で一気にホームインして4対0とします。ドミンゴ投手は7回まで4安打1四球と古巣相手に完封ペースですが、8回に打ち込まれ、ウッズ選手の2ランで同点とされました。今期のドミンゴ選手はいつも終盤に打たれる印象があります。しかし、9回表に死球と四球で1・2塁とし、川村投手の暴投を捕手が見失う間に一挙に2塁走者が生還。これが決勝点となってドラゴンズが勝ちました。ウッズ選手に打たれてベンチで悔しがっていたドミンゴ投手ですが、結果的には8勝目を挙げています。
 カープ対読売は延長12回、倉選手のサヨナラ安打でカープが勝ちました。試合時間は5時間43分、マリーンズ対ホークス戦の倍です。日付が変わり、ヒーローインタビューで「明日も頑張る」と言った倉選手にアナウンサー氏が「もう今日です」と突っ込んで(?)いました。これでカープは5連勝。4位タイガースとのゲーム差は1となっています。

2004/08/19(木) 完封で3タテ

 今日はサーズデ−セリーグ。
 ドラゴンズ対タイガースは小笠原投手と井川投手の先発。エースの井川投手に対して、ドラゴンズの小笠原投手は今期2度目の先発という「谷間」。ところが、この小笠原投手相手に6回1/3を3安打で無得点。一方、井川投手は4回に先制され、6回にはアレックス選手の2ランなどで3失点。計4点を失います。
 タイガース打線は二番手の岡本投手にも抑えられ、完封リレーを喫して4対0。これで5連敗となっています。
 読売対スワローズは高橋尚投手と藤井投手の先発。初回に古田選手が2打席連続となる、20号3ランで先制。一方、読売は小久保選手とローズ選手のソロ2発という「四番集団」らしい反撃をします。スワローズは藤井投手がアクシデントで2回で降板したものの、リリーフ5人の投手が読売打線を抑え、結局3対2で勝ちました。
 ベイスターズ対カープは加藤投手とベイル投手が先発。ベイスターズが4対2とリードした8回表、この回から登板の山田投手から3連打で1点返し、前田選手の3ランで逆転。ここで登板した木塚選手は2アウトは取ったものの、そこから打ち込まれて2点取られて満塁に。さらにこの回3人目の秦選手がラロッカ選手に満塁本塁打を打たれ、この回一挙10点。大逆転で12対5で勝ち、4連勝となりました。
 この結果首位ドラゴンズと2位読売のゲーム差は6に、読売の自力優勝が消えました。また、Bクラスは4位タイガースから6位カープまでの差は2.0となっています。

2004/08/18(水) 快勝で借金4に戻す

 ライオンズ対マリーンズは三井投手と小林宏之投手が先発。今日から怪我で戦列を離れていた初芝選手と今江選手が一軍復帰。左の三井投手相手ということで、例のごとく右打者を並べ、復帰した二人も早速スタメンに。そのなかで唯一の左であるフランコ選手が9番に。きちんと調べていないのですが、これで4番以外は全打順に入ったのではないでしょうか。
 試合は1回表に堀選手の二塁打の後、復帰した初芝選手が安打でチャンスを広げ、ベニー選手の内野ゴロの間に1点先制。続く2回は西岡選手の2ランと堀選手の2試合連続のソロで3点を追加、さらに5回には最近好調の垣内選手の第1号ソロと、本塁打攻勢で計5点を取ります。
 前回、久々の勝利を挙げた小林宏投手は今日も好投。6回まで3安打4四球で3塁を踏ませない投球をします。ところが7回に四球と二塁打で無死2・3塁のピンチを作り、1死後代打・小関選手の適時打で1点返されます。さらに四球で満塁とし、2死後に満塁での成績が14打数9安打という貝塚選手を迎えます。しかし、この一発出れば同点のピンチで小林投手は見事三振に切って取り、凌ぎきりました。
 直後の8回表には堀選手の本日4本目の安打となる適時打が出て突き放し、以下は山崎投手・薮田投手が抑え、6対1と快勝しました。
 ところで9回に無死1塁でここまで本塁打・二塁打・単打を打っている垣内選手に打順が。ところがベンチのサインは送りバントでした。その垣内選手がヒーローインタビューだったのですが、アナウンサー氏は「サイクルのかかった場面であのサインは?」と露骨に質問。ヒーローインタビューで首脳陣批判を引き出したかったのでしょうか。もちろん、垣内選手は「大人の答え」で返しました。確かに私も5点差もあるし打たせても良かったとは思います。しかし、1昨日に3点リードの9回表に無死1・2塁でバント失敗があり、それが逆転負けに結びついただけに、監督も思うところがあったのでしょう。いずれにせよ、アナウンサー氏の神経を疑いたくなるような質問でした。

 ファイターズ対ライオンズは正田投手と馬原投手が先発。4回にホークスがソロ2本で2点先制しますが、その裏、馬原投手の制球が乱れ、連打で無死1・2塁としてから連続四球で押し出して降板。さらに二番手吉武投手のボークで同点にした後、新庄選手の満塁本塁打が出てこの回一挙6点。7回にも大量点を挙げ、終わってみれば14対4とファイターズの圧勝でした。
 鹿児島のバファローズ対ブルーウェーブは初回に6球でバファローズが先制しますが、雨のために2回表でノーゲームになっています。

 ドラゴンズ対タイガースは山本昌投手と藪投手が先発。2回に先制したドラゴンズが3回にも4点追加。タイガース打線も天敵・山本投手を打って一瞬1点差まで迫りますが、その後中継ぎが打たれて突き放される、という展開になり、最後は10対5で負けました。
 読売対スワローズは石川投手と林投手という若手同士の先発。中盤まで接戦でしたが、9回に古田選手の3ランが出て突き放し、最後は6対1の大差でスワローズが勝ち、対読売の連敗を6で止めました。6回2失点と好投しても勝てない林投手は3勝7敗。援護にも起用法にも恵まれません。これでドラゴンズと読売のゲーム差は5になっています。
 ベイスターズ対カープはマレン投手と小山田投手が先発。8回にカープが追いついて延長戦となり、11回にカープが2点取って試合を決めました。最下位カープは3連勝。4位から最下位までのゲーム差は3になっています。


 今日は初めて五輪野球をちゃんと見ました。先発の清水直行投手が3点取られてKO。福留選手の3ランで一旦逆転しますが、7回に三浦投手・石井投手が打たれて再逆転。その裏、無死1・2塁のチャンスにウイリアムス投手が登板。高橋選手がバント失敗し、城島選手も併殺に打ち取られます。続く8回表に安藤投手が、元ドラゴンズのディンゴことニルソン選手に本塁打を打たれ、その後も2失点。タイガースの両投手が明暗を分け、9対4でオーストラリアが勝ちました。なお、9回裏には藤本選手対ウイリアムス投手という、紅白戦か五輪でなければ見れない対決が実現。藤本投手が四球を選んでいます。
 ところで、7回に「守備固め」という事で一塁手を小笠原選手から金子選手に交代。といっても金子選手も本職は遊撃手です。このような野手分布を見ると、改めて奇妙な選考基準だと思いました。

2004/08/17(火) 連夜の延長戦で雪辱

 ライオンズ対マリーンズは石井貴投手と小宮山投手が先発。1回表に満塁の好機を作ったマリーンズが、昨日のヒーローのフェルナンデス選手の失策で2点を先制します。しかし、その裏、カブレラ選手の適時打で1点を返され、4回には石井義選手のソロで同点に、6回には貝塚選手のソロで逆転されます。前回のライオンズ戦で3本のソロで3点を取られた小宮山投手、今日も同じようにソロ2本で3失点でした。とはいえ、一発を食らう以外は安定した投球で、好投でした。
 中盤からしり上がりに調子を上げてきた石井貴投手ですが、8回に堀選手のソロで同点となります。ここまでは比較的短時間に試合が進んだのですが、ここから、両チームとも代打・投手交代が多く長時間になります。
 マリーンズは8回裏から藤田投手・山崎投手・高木投手と小刻みに中継ぎ陣を投入。そしてそれぞれが昨日同様にきっちり仕事をします。一方のライオンズも星野投手・大沼投手が抑え、昨日に続いての延長戦に。
 10回裏に1死から登板の戸部投手がカブレラ選手を打ち取りますが、フェルナンデス選手を歩かせて降板。代わったセラフィニ投手も高木浩選手を歩かせ、続く中島選手にも0-2。昨日の流れから嫌な予感がしたのですが、ここで3球目を打ち上げて、事なきをえました。
 11回表にライオンズは豊田投手を投入。怪我での離脱はあったものの、ここまで4勝無敗8セーブで防御率0.72です。簡単に2アウトを取り、続く井上選手も2-0になりますが、ここからボールを選び、最後は安打。代走の諸積選手が盗塁を決め、続く里崎選手も2-0からファウルで粘っているうちにカウントを整え、安打を打って1・3塁。さらに平下選手がこれまた2-0から三遊間を抜いて、決勝点を挙げました。
 その裏、セラフィニ投手は先頭の田原選手を歩かせます。一発出れば逆転サヨナラという所ですが、ここでバレンタイン監督がマウンドへ。何やら檄を飛ばし、その直後にセラフィニ投手は得意の牽制で田原選手を刺します。これで完全にペースを掴み、続く赤田選手・佐藤選手を打ち取って勝ちました。
 豊田投手を打っての勝利は、昨日の大逆転負けを打ち消す大きい1勝と言えるでしょう。これで連敗を3で止めました。

 ファイターズ対ホークスは押本投手と星野投手が先発。ホークスが本塁打攻勢で6対0とリードしますが、7回に新庄選手の適時打などでファイターズが5点を返し、9回裏には三瀬投手から新庄選手が同点打。これはサヨナラの流れかと思われましたが、三瀬投手・倉野投手が踏ん張り、ファイターズも横山投手が抑えて、延長12回引き分けとなりました。
 鹿児島のバファローズ対ブルーウェーブはパウエル投手と具投手が先発。ブルーウェーブが3対0とし、具投手は6回まで1安打投球。ところが7回に初の四球を出してから調子が狂い、内野安打と四球で満塁にした後、押し出し死球。さらにバファローズ打線が連打し、一挙5点を取って逆転し、そのまま5対3で勝ちました。

 ドラゴンズ対タイガースは川上投手と下柳投手が先発。川上投手も調子は良くなく、中盤まで3対3だったのですが、5回裏にドラゴンズが連打で勝ち越し、森野選手の3ランも出て、一挙に5点。タイガースも矢野選手の3ランと葛城選手の2ランで追いかけますが、1点及ばず、9対8で敗れました。川上投手は13勝目。タイガースは借金5となってしまいました。
 読売対スワローズは読売が勝ち、工藤投手が200勝を挙げたそうです。ベイスターズ対カープは雨で中止でした。

2004/08/16(月) 大逆転で3連敗

 今日はライオンズ対マリーンズの1試合のみ。先発は新人でプロ初先発の岡本投手と、6月以来の一軍登板となる黒木投手です。
 2回にマリーンズが3安打で満塁にして西岡選手の犠飛と小坂選手の犠飛で2点先制しますが、その裏、2死からの連打で同点に、さらに3回には犠飛で、さらに4・5回にソロを1本ずつ打たれて、4対2と逆転されます。
 しかし、5回に疲れの見えてきた岡本投手に対し、先頭の西岡選手がソロ本塁打。さらに、続く小坂選手が安打で出塁し、1死後に井上選手が四球。さらに補逸で2・3塁にした後、福浦選手の二塁ゴロがエラーとなって同点に。そして続くベニー選手が3ランを打ってこの回5点を一気に取って勝ち越します。これで岡本選手は降板。二番手は何と昨日2回0/3KOの帆足投手。昨日、四球で自滅した帆足投手ですが、今日も代わってすぐ連続四球。しかし、その後は打ち取り、何とか仕事をします。
 これで黒木投手に勝利の権利がついたのですが、先頭の貝塚選手の二塁ゴロを西岡選手が失策。続くカブレラ選手が特大の本塁打を、さらにフェルナンデス選手にも連続本塁打を打たれ、あっという間に同点。これで黒木投手は降板となりました。二番手の神田投手は最初の石井義選手をいきなりストレートの四球で歩かせますが、その後二人は何とか抑え、さらに三番手の高木投手が高木浩選手を抑え、この回を同点どまりで凌ぎました。
 これでまた流れが変わったのか、6回表に小坂選手が四球で出塁。続く平下選手の犠打を三塁のフェルナンデス選手が野選で1・2塁に。井上選手が犠打を決め、福浦選手は三振したものの、ベニー選手敬遠の後、代打に垣内選手。ここで帆足投手は降板しますが、結局敬遠を含め、4四球。昨日の悪さをひきずったままの降板となってしまいました。そして、三番手の長田投手が垣内選手にストレートの四球で押し出し。何とこの回、無安打で勝ち越してしまいました。
 さらに8回にも1死から福浦選手が死球、ベニー選手が四球で1・2塁に。ここで、先ほど勝ち越しの四球を選んだ垣内選手が初球を左中間に二点適時打となる二塁打。これで10安打で10点となりました。
 昨日打ち込まれた中継ぎ陣も今日は好調。神田投手・高木投手そして山崎投手・藤田投手がライオンズ打線を1安打に抑えます。これで3点差で9回裏は薮田投手。貝塚選手・カブレラ選手を打ち取ってあっさり2死になりますが、続くフェルナンデス選手にソロ本塁打。さらに石井選手に安打・中島選手に四球の後、代打・小関選手に同点の三塁打を打たれます。
 この回は同点で何とか止めましたが、10回表は豊田投手相手に三者凡退。その裏、無死満塁からまたもやフェルナンデス選手にサヨナラ打を打たれました。
 完全な勝ち試合を非常に悪い形で落とすという、最悪の展開で3連敗。借金も6に戻ってしまいました。

最新の野球見物日誌へ
2004年8月前半の野球見物日誌へ
「つれづれの日々」へ「体育館」へトップページへ