2004年4月後半の野球見物日誌

2004/04/30(金) 1,200勝

 ちょっと残業し、帰宅してマリーンズ対ライオンズのTVをつけたら、ちょうど清水直行投手がガッツポーズをしているところでした。ライオンズ打線を4安打無四球で完封という、素晴らしい内容だったようです。また、李選手が久々に本塁打を打つなど、打線も4安打ながら3点という効率のいい攻め。これでバレンタイン監督は日米通算1,200勝を挙げました。
 タイガース対スワローズ。連敗したタイガースはスタメンを組替えました。そして「新三番」の今岡選手が3安打4打点と大活躍。さらに、次の打者がキンケード選手から藤本選手に代わった赤星選手も2盗塁。一番でも打ちまくっていた今岡選手はともかく、赤星選手の次の選手を代えた、というのは非常に効果があったと思われます。また、先発の福原投手は5点を取られましたが、打線の援護もあり、早くも5勝目を挙げています。
 ドラゴンズ対ベイスターズ戦。開幕以来の登板となった先発・川崎投手が1死も取れず2失点で降板。さらに二番手も打ち込み、初回で5得点。投げては斉藤隆投手が好投し、9対2で勝ち、42年ぶりの4月首位を決めました。
 読売対カープは、工藤投手が好投し、小久保選手が2本塁打で全打点を挙げて、二人でヒーローインタビューを受けていました。また、今日はペタジーニ選手が欠場。するとプロ野球ニュースでは、その代わりに出てきた控えの一塁手の「4打数無安打2三振」を、カープの選手の全打席を合わせた以上に時間をかけて延々と解説するという不可解な事をやっていました。あと、阿部選手に本塁打は出ませんでした。

2004/04/29(木) 12回引き分け

 ホークス対マリーンズは、星野投手と小宮山投手の先発。序盤にマリーンズが先制して2点を取り、ホークスが不振の井口選手の本塁打で1点返します。そして、小宮山投手の勝利投手の権利がかかった5回裏ですが、四球・死球で走者を出し、城島選手にタイムリーを打たれて同点にされます。結局、そこで小宮山投手は降板。惜しくもまた白星はなりませんでした。
 その後は、4回以降立ち直った星野投手と、マリーンズ中継ぎの川井投手・小野投手がともにいい投球をして2対2のまま。9回表にマリーンズが2死1・3塁の好機をむかえますが、ここでリリーフした新人・三瀬投手が昨日の借りを返すような好投。そのまま延長戦になりました。
 11回裏に3番手藤田投手が1死2塁のピンチを作ると、ここで4連投となる小林雅英投手が登板。最初の打者を三振に落ちる球で三振に打ち取ったと思ったら、振り逃げが成立したために捕手が一塁に投げた球が悪送球に。1死2・3塁のサヨナラの大ピンチになります。しかし、本塁打を打った井口選手、さらには松中選手敬遠後に昨日本塁打された城島選手を抑え、見事切り抜けました。
 12回の表裏も点が取れず、結局2対2で、マリーンズにとっては今期初の引き分け。バレンタイン監督の日米通算1200勝は明日以降に持ち越されました。
 ところで、昨日の9回裏のピンチにバレンタイン監督がマウンドに行った言ったのは、おまえが日本で最高のストッパーだと信じているんだ!だそうです。まさに絶妙の激励と言えるでしょうね。

 ブルーウェーブ対ライオンズは初回からムーア投手が失点し、ライオンズが松坂投手だっただけに「これで6連敗確定か」と思っていたのですが、今日はブルーウェーブも反撃。そして5回には5連打などで松坂投手をKOし、一気に逆転して今期対ライオンズ初勝利を飾りました。
 ファイターズ対バファローズは新人押本投手とベテラン加藤投手が先発。加藤投手の立ち上がりを攻めて4点を取ったのが大きく、6対4でファイターズが勝っています。

 タイガース対ベイスターズは井川投手と三浦投手の投げあい。昨年20勝しながら、ベイスターズには勝っていなかった井川投手が、昨年5割近く打たれていたウッズ選手に先制の2ランを喫します。その後も中押し・ダメ押しという感じで2点を取られ、打線も三浦投手の前に1得点。最後は佐々木投手に抑えられました。これで対ベイスターズ戦5連敗となっています。また、ベイスターズは首位に立ちました。
 また、キンケード選手が11個目の死球を受け、年間1位まであと13としています。死球の月間記録っていくつなんでしょうね。
 カープ対ドラゴンズは、6回に追いついたカープが7・8回に6点を取って突き放して勝ちました。黒田投手が完投したようです。
 スワローズ対読売は、今日も読売が17点と、連日の二桁得点で圧勝。阿部選手が月間本塁打タイ記録となる16号を打ちました。スワローズは対読売5戦5敗です。

2004/04/28(水) 逆転現象

 ホークス対マリーンズ戦、序盤から先発投手の出来が悪く、1回表にベニー選手の3ランで先制したと思ったら、1点取られた後に城島選手の3ランで逆転されるという派手な展開に。その後、マリーンズ先発のミンチー投手は2回から5回まで完全に抑えるなど立ち直りましたが、ホークスの杉内投手は3回にもベニー選手に連続本塁打を打たれ、早々と交代。さらにマリーンズ打線は追加点を取り、6回表で10対4と楽勝ペースになりました。
 しかし、その裏にミンチー投手が2失点で降板。中継ぎの川井投手と藤田投手はいい働きをしたものの、8回裏2死1塁から登板した薮田選手が打ち込まれ、同点になってしまいました。
 これはホークス勝ちの流れになってしまったと思ったのですが、9回表に三塁手のエラーから好機を作り、最後は堀選手の決勝2点適時打を三瀬投手から打ちました。その裏には小林雅英投手が登板。井口選手・松中選手を打ち取った時は復調かと思いましたが、続く城島選手に今期早くも2本目となる本塁打を喫して1点差に。さらにバルデス選手にも四球を出し、一発出れば逆転サヨナラ、のピンチになりました。ここでバレンタイン監督が通訳を伴なってマウンドへ。それが効いたのか。なんとかズレータ選手を打ち取ってセーブを挙げました。
 これで今期対ホークス5連勝で、バレンタイン監督としては対ホークス15連勝。さらにバレンタイン監督は日米あわせた勝数が1199となっています。また、8回2死2塁で登板し、初球で柴原選手を打ち取った小野投手が、1球で今期初勝利を挙げています。

 ファイターズ対バファローズは、序盤はバファローズがリード。しかし、2点差の6回裏にファイターズが犠牲フライで同点に追いつき、なお2死1・3塁。ここでバファローズは抑えで何度も失敗したカラスコ投手を起用しましたが、出たとたんにセギノール選手に勝ち越し3ランを打たれ、さらに7回にも追加点を献上。終わってみれば15対8でファイターズの圧勝となっていました。ファイターズは2週間ぶりの札幌ドームでの勝利となっています。
 ナゴヤドームのブルーウェーブ対ライオンズは今日もライオンズの一方的な試合に。3回までに8点を取り、圧勝し、首位に返り咲いています。

 タイガース対ベイスターズは、前回復活勝利を挙げた久保田投手が打たれ、打線もウォーカー投手に抑えられます。6回まで点が取れず、その時点で対ベイスターズ25イニング連続無得点。7回に点を取り、記録は止まりましたが、9回にもダメ押し点を取られ、9対3と、佐々木投手を出すまでもない展開に。その裏の無死1・3塁の好機も、併殺の間の1点に終わりました。
 これで昨年大幅に勝ち越したベイスターズに4連敗。最初に書いたようにホークスも昨年大幅に勝ち越したマリーンズに5連敗しています。昨年の優勝チームが「お客さん」の逆襲にあっているわけです。こういうのも野球の面白さの一つなのでしょうね。
 カープ対ドラゴンズは、ドミンゴ投手が7回までカープ打線を0点に抑える好投。8回に2ランを喫して降板したものの、味方打線が6点取った事もあり、移籍後初勝利を挙げました。これでドラゴンズが首位になっています。
 スワローズ対読売は、阿部選手が三本塁打するなど、スワローズ投手陣を打ち込んで、11対2で読売が勝ったようです。

2004/04/27(火) 観客動員と地上波視聴率

 ホークス対マリーンズ戦は、先発の小林宏之投手が、8回まで3安打1四球と、ここまで6連勝中のホークス打線を押さえ込みました。打っては、先制・中押し・ダメ押しという感じで好調に8得点で快勝ペース。
 そして、小林宏之投手のプロ初完封なるか、となった9回裏。しかし、連打に四球で無死満塁となり、次の打者の三塁ゴロの間に1点。惜しくも完封はなりませんでした。そして2番手は7点差でセーブのつかない局面ながら小林雅英投手。一昨日の事もあり、調整の意味もあったのでしょう。そして松中選手・田口選手を危なげなく抑えました。
 これで、今期は対ホークス4連勝。バレンタイン監督の対ホークス連勝は14に伸びています。

 ナゴヤドームのブルーウェーブ対ライオンズは今日も具投手が不調で、序盤から小刻みに点を取られます。終盤はブルーウェーブも反撃しましたが、9回表にダメ押しの4点を取ったライオンズが、その裏の反撃をかわし、勝ちきりました。これで、このカードはライオンズが4連勝。伊原監督はなかなか古巣に勝てません。
 ファイターズ対バファローズは、バファローズのエース・岩隈投手が今日も好投。打線も効率よく点を取り、11対2で圧勝しました。

 カープ対ドラゴンズは、首位カープが8安打4四死球ながら最終回の1点のみに抑えられるという拙攻で、2対1でドラゴンズが勝ちました。なお、9回裏に1点取られて時のリリーフは落合投手でした。このまま彼がクローザーになるのでしょうか。
 というわけで今日はビジターチームが全勝。西京極での主催試合を雨で流したタイガースにとっては、この中止は幸運だったのかもしれません。

 ところで、昨日、現時点での観客動員が発表されました。ファイターズは前年比45%、マリーンズが34%と大幅増。セリーグでもタイガースが43%増え、両リーグ全体で14%ほど増えたそうです。もちろん、移転による突発的なブームなどもあるのでしょう。とはいえ、「危機」だの「流出」だのとマスコミにけなされるパリーグの観客が増えたのは事実です。
 その一方、特定球団に限定して放映されている地上波中継は相変わらずの低視聴率だとか。この数字をもとに「日本プロ野球の危機」だと論じるフシが多いですが、何か違うのでは、と思わざるを得ません。

2004/04/25(日) 守護神炎上

 マリーンズ対ブルーウェーブ戦。橋本選手のソロで先制し、一度追いつかれたら今度は小坂選手のソロで勝ち越し。さらに6回にはフランコ選手・李選手の連続タイムリーという非常にいい流れで得点しました。そして中継ぎも小野選手がソロ本塁打を喫しただけで、4対2で最終回に。
 もちろんここで小林雅英投手が登板したのですが、なんと7番の日高選手にいきなり初球を打たれ、さらに副島選手が2球目を二塁打、平野選手にまたまた初球を適時打。下位3人に3連打を喫します。さらに村松選手の内野ゴロで同点になりました。
 ここでブルーウェーブは昨年3割を打ち、前回の大逆転の時も小林雅投手から適時打を放っている塩谷選手を代打に。そして2球目、まさかのスクイズで勝ち越されました。伊原監督の采配にしてやられたり、という感じです。その裏は山口投手に抑えられ、これで3タテ、対ブルーウェーブは6戦6敗です。
 昨年大きく勝ち越した相手ですが、その分、研究されたという事でしょうか。9回の小林雅投手は完全に狙い打ち、という感じでした。もちろん、小林投手の調子自体もよくないせいなのかもしれませんが。いずれにせよ、ある意味では10連敗より痛いかもしれない、9回の逆転負けでした。

 ホークス対ファイターズは、シーソーゲームとなり、7回裏にセギノール選手の2ランなどで同点に。しかし直後の8回に、1死2塁からのファーストゴロを一塁手がベースカバーに入った投手に悪送球。捕手がカバーしたのですが、当然ながら本塁には誰もいなくなり、2塁走者が一気に生還して勝ち越し。結果的にこれが決勝点になってしまいました。
 三塁手も塁をあけるわけにはいかないでしょうから、確かに、こうなると誰も本塁をカバーできる人はいません。なんでも、三塁手が本塁をカバーするのがセオリーだそうですが、直前に二塁に走者がいて、三塁に入っていたわけですから、なかなか本塁には入りづらいでしょう。まあ、最初から一塁手が悪送球しなければいいだけの話ですが。
 ファイターズは攻撃でも無死1・2塁などのチャンスを何度かつぶしており、それも痛かったと言えるでしょう。結局、3連戦すべてに先制しながら、3タテを喫してしまっています。
 バファローズ対ライオンズは中盤に逆転したバファローズが快勝。バーン投手が今期初勝利を挙げています。ライオンズの連続カード勝ち越しは6で止まっています。

 ベイスターズ対カープはカープが序盤からリード。プロ初登板初先発の玉山投手も勝ち投手の権利を得て交代したのですが、6回裏にベイスターズが二番手の天野投手から一挙に6点を取って逆転。最後は佐々木投手が復帰後初失点こそ喫しましたが、6セーブ目を挙げています。
 金沢で行われたドラゴンズ対スワローズはドラゴンズ川上投手が大炎上。先頭打者から5連打を喫するなど1回で6失点。さらに、2・3番手も打たれ、3回までに13失点。その後反撃はしましたが、さすがに届きませんでした。

 唯一のナイターとなったタイガース対読売戦。2回に下柳投手が高橋選手に「開幕からの連続本塁打記録」を20に更新する先制ソロを喫しました。さらに初スタメンの大須賀選手に打たれるなど2失点。そのまま取ったり取られたりで4対1で6回裏に。
 そこで無死1・2塁の好機で藤本選手が送りバント。これを林投手が悪送球し、1点取って2・3塁に。ここのところ不調の矢野選手は倒れたものの、代打関本選手が左翼線に同点二塁打、さらに今岡選手も二塁打を打ち、一気に逆転しました。
 以降はいつものメンバーでのリレー。今日は安藤投手→ウイリアムス投手→リガン投手の順番でした。この三人が「四番集団」を無安打1四球に抑え、5対4で勝ちました。
 これで、3カード連続勝ち越しで「2位浮上」です。一昨日に負けた時、非礼な発言が多いことで有名な読売のN選手が「残り2連勝する」などと言っていたので、特に強く2連勝してほしいと思っていたので、嬉しさも倍増でした。一方、読売は最下位を堅持。なんでも、「開幕から」に限定されない連続試合本塁打記録もそろそろ見えてきているらしいです。昨日も書きましたが、ぜひとも勝利や順位などは気にせず、そちらに専念してほしいものです。
 なお、記録と言えば今日もキンケード選手は死球を受けました。これで早くも10死球となっています。

2004/04/24(土) プロ野球記録を更新して・・・

 出かけていたのでデーゲームは見れませんでした。出先でちょくちょくタイガース対読売戦を見ていたのですが、登板前まで防御率が0.86の福原投手が今日も好投。ローズ選手に、昨日達成したプロ野球記録更新となる、「開幕から19試合連続本塁打」を食らいましたが、その2点のみでした。また、リリーフは今日は安藤投手−リガン投手−ウイリアムス投手の順番でした。リガン投手が1失点のみでした。
 打つほうは、初回に木佐貫投手の一人相撲で先制し、3回にはキンケード選手の今期9個目の死球などでつないだ好機に金本選手・アリアス選手の適時打で追加点、その後も着実に点を重ねて6点を取っています。
 これで読売は再び最下位。まあ、今期は順位を上げる事など考えず、「開幕からの連続本塁打記録」に専念してほしいものです。
 ベイスターズ対カープはベイスターズ打線が序盤で爆発し、4回までに10点を取って10対4で勝ちました。また、富山で行われる予定だったドラゴンズ対スワローズは雨で中止だったようです。

 マリーンズ対ブルーウェーブは、黒木投手が2度目の登板で7回2失点の好投でしたが、打線が1点しか取れず、またまた復活勝利はなりませんでした。ブルーウェーブの川越投手の連敗は15で止まったようです。
 ホークス対ファイターズはホークスが10対4で快勝、バファローズ対ライオンズは中4日の川尻投手が9回1失点の好投で2勝目を挙げました。この結果、ホークスが首位に立っています。

2004/04/23(金) エース打たれる

 マリーンズ対ブルーウェーブ。先発のエース清水直行投手が序盤から乱調。味方のエラーもあり、2回までで5失点を喫してしまいました。その後は立ち直りましたが、この序盤の失点は大きいものがありました。
 対するブルーウェーブのムーア投手も、さほど調子がよくはなく、7回にはベニー選手の2ランで1点差とし、さらに続く福浦選手も出塁。ここで二番手に昨日の敗戦で防御率を10点台にしたマック鈴木投手が登板。これは逆転の流れかと思ったのですが、一昨日のヒーローの大塚選手が打ち取られてしまいました。
 そして、その直後の8回表に川井投手が2失点を喫して勝負は決まってしまい、連勝は4で止まりました。これで対ブルーウェーブは4戦4敗となっています。ムーア投手は4勝目。「敵チーム」にはなりましたが、彼が勝ち投手になると、あまり悔しくありません。

 ファイターズ対ホークス戦はファイターズが先制するも、中盤にホークスが逆転し、そのまま勝ちきったようです。
 バファローズ対ライオンズ戦は今期0勝のパウエル投手と2試合連続完封中のエース松坂投手の投げあい。しかし、中盤に追いついたバファローズが中村選手の本塁打で勝ち越しといういい流れ。ところが、9回表に防御率14.9のカラスコ投手がまたまた登板。そして、予想通り(?)逆転され、その裏には森投手に抑えられてしまいました。

 タイガース対読売戦はここまで1完封を含む3連勝中のエース井川投手が先発。打線も先制したのですが、5回表に打者一巡の猛攻で6失点を喫し、今期初敗戦となってしまいました。
 ベイスターズ対カープは、中盤に斉藤隆投手から大量点を取ったカープが勝ちきり、首位を堅持しています。

2004/04/22(木) 猛打で4連勝

 ドラゴンズ対タイガース。タイガースの先発は過去2試合とも登板した日に打線が完封されている藪投手でした。今日も1点先制され、5回まで平井投手に1安打に抑えられるという、「二度あることは・・・」みたいな展開。ところが6回、先頭の藪投手がチーム2本目となる安打を自ら放ち、それがきっかけでキンケード選手のタイムリーなどで逆転しました。7回以降は4投手のリレーで逃げ切り、藪投手は今期初勝利です。最後はリガン投手が2つめのセーブ。このまま今年は彼をクローザーにするのでしょうか。
 スワローズ対カープは、両チームとも開幕投手の投げ合いとなりましたが点の取り合いに。7回までカープが2点リードしていましたが、8回裏に集中打、さらにはダブルエラーなどもあり、一気に3点を取り、一昨日の再放送みたいな感じで逆転勝ちしました。
 読売対ベイスターズは同点で延長に。10回表に登板した岡島選手が、今期打率4割の金城選手に勝ち越しの本塁打を打たれました。その裏は当然ながら佐々木投手が登板。1安打されたものの、村田選手のファインプレーもあり、5つめのセーブを挙げています。

2004/04/21(水) 猛打で4連勝

 マリーンズ対バファローズ。開幕からずっとクリーンアップを打っていた李選手がスタメンから外れました。一瞬、怪我でもしたのかと思いましたが、単に休ませただけのようです。他にもフランコ選手・橋本捕手もスタメンを外れ、代わりに大塚選手・佐藤幸彦選手・辻捕手といったところが今期初スタメンで出場するなど、かなり普段と違うオーダーでした。バファローズの先発が、左の変則風で、かつ谷間とも言える有銘投手だというのもあったのかも知れません。
 そしてこのオーダーが的中し、新スタメンの3選手で8安打7打点。特に今期初登録となった大塚選手は、3ラン本塁打を含む5打点でした。そして、チーム全体でも12得点。投げてはミンチー投手が8回3失点で今期2勝目を挙げました。チームも4連勝で借金も1まで戻しています。
 ところで、ヒーローインタビューはその大塚選手だったのですが、インタビューアーはいきなり「信じられない活躍でした」などと言い、大塚選手に「失礼でしょ」と怒られていました。確かに3安打5打点はすごいですが、別に過去には何百回も達成されているわけで、それをこのように言えば怒られるのも当然です。李選手の初本塁打の時のインタビューもかなり不快でしたが、ここまで来ると「野球を知らない」以前の問題として「礼儀を知らない」としか言いようがありません。ヒーローインタビューアーとしてのみならず、社会人として基本的な所が欠けているのではないでしょうか。

 ライオンズ対ファイターズは、序盤から新庄選手の2ランなどファイターズ打線が爆発して序盤で7対0に。投げても2年前のドラフト自由枠の江尻投手が6回まで0点に抑え、これはさすがに楽勝かと思っていました。しかし、7回に江尻投手が3ランを浴び、8回にも救援投手陣が4失点で1点差に。両チームの勢いを考えると逆転勝ちかと思ったほどでしたが、9回にファイターズが追加点を挙げて逃げ切り、連敗を止めました。
 ブルーウェーブ対ホークスは、2対2の同点で迎えた7回に前日まで防御率9.6のマック鈴木投手が登板ました。そして防御率通り(?)に3点取られ、それが決勝点となってしまっています。

 ドラゴンズ対タイガースはドラゴンズ先発の山本昌投手が素晴らしい登板。6回までパーフェクトに抑え、その後も安打は打たれたものの、タイガース打線を完封しました。先発の前川投手は中盤までそこそこだったようですが、5回に3失点で2敗目となっています。また、期待した(?)キンケード選手ですが、4回表の二打席目で投球が足に当たりました。しかし、よけていないどころか当たりにいった、という事でただのボールと判定されています。というわけで、「出場試合数>死球数」となっています。
 スワローズ対カープは首位カープが2回までに5点を取る速攻。投げては大竹投手が完投したようです。
 読売対ベイスターズは、ベイスターズが多村選手の満塁本塁打などで工藤投手を早々にKOしましたが、6回に大量点で読売が逆転し、9回にも追加点を挙げて連敗を5で止めています。

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