2003年10月前半のつれづれの野球見物日誌

2003/10/15(水)
 スワローズ対カープ戦はスワローズが勝ちました。ラミレス選手の本塁打は出ませんでした。
2003/10/13(月・休) 誰に挨拶?
 カープ対スワローズ戦は、カープが3対1で勝利。昨日打たれた佐々岡投手も、今日は危なげなくセーブを挙げました。これでスワローズは再来年の開幕権がなくなっています。
 ところで、昨日のマリーンズ最終戦、山本監督のファンへの挨拶はなかったそうです。その理由として昨日の「最終戦の日の午前中に5人のコーチに解雇通告をした球団の姿勢の批判」を挙げています。確かに、私も球団のやりかたはおかしいと思います。しかし、それとファンに挨拶をするしないは全く関係ないのではないでしょうか。球界に25年以上いて、いまだに「ファンあってのプロ野球」という事を認識されていないのか、とまで思ってしまいました。
2003/10/12(日) リーグ最終戦
 マリーンズ対ブルーウェーブ戦は、マリーンズが初回に5点を取り、投げては渡辺俊介投手が1失点で完投勝ち。5試合連続の完投で規定投球回数に達し、防御率リーグ7位となりました。これで対ブルーウェーブは21勝6敗1分で終了。これだけ勝っていて通算成績が負け越しとは、ある意味すごいかもしれません。なお、福浦選手の二塁打は出ませんでした。
 福沢選手が最後の打席に立ち、見事安打で締めました。また、ブルーウェーブの進藤選手にとっても最後の試合となりました。
 また、すでに退団が決定している山本監督に続き、二軍監督・コーチ5人の解任が発表されました。昨年も7人解任しています。来年からの新体制を見越す意味もあるのでしょうが、教わる選手の事も考えた人事をしてほしいものです。

 カープ対スワローズはカープの2点リードで迎えた9回表に佐々岡投手が打たれて逆転、しかしその裏、今度は高津投手が打ち込まれ、最後は暴投でサヨナラ負けとなりました。長年の活躍を知っているだけに、こういう結果になると寂しいものを感じます。なお、カープの林投手が、1球でプロ初勝利を挙げています。
2003/10/11(土) 負け越し
 マリーンズ対ファイターズ戦、序盤に失点したものの、9回裏に3点を取って追いつきました。サヨナラ勝ちの流れかと思われましたが、11回表に戸部投手が決勝点を奪われ、負けました。これで8年連続のシーズン負け越しが決定しました。また、福浦選手の二塁打も出ませんでした。
2003/10/10(金) 飛びすぎ?
 タイガース対カープ戦。先発の井川投手はあまり調子がよくないようでしたが、打線の援護もあり、5回3失点で20勝目を挙げました。防御率とあわせて、堂々の二冠です。
 マリーンズ対ファイターズ戦は、福浦選手が本塁打を2連発。自己初の20本台に乗せました。ただ、福浦選手は年間二塁打の記録にあと3本で新記録。そう考えると、ちょっと球が飛びすぎたとも言えます。また、清水直行投手が、これまた自己初の15勝目を完投であげています。
2003/10/9(木) 三重殺
 ベイスターズ対カープ戦。ベイスターズの今期最終戦です。ベイスターズが1点リードして9回表にデニー投手が登板。今期のデニー投手は、いい時と悪い時がはっきりしているのが特徴でしたが、今日は悪いほうでした。3連打で同点にされ、さらに適時打を浴びて逆転を許し、なお無死満塁で降板しました。ここで富岡投手に交代したものの、木村拓也選手がセンターに飛球を放つも、金城選手が好捕。3走者とも次のベースの近くまで到達していたため、二塁→三塁とわたり、三重殺となりました。
 確か無死や一死で外野に飛球が飛んだ場合は、落ちたり抜けたりするのを確認するまでは、三塁走者は飛び出さないというセオリーがあったと思うのですが、若い選手だったので慌ててしまったのでしょうか。とりあえず、貴重なものを生中継で見ることができたのは好運でした。
 こうなれば逆転サヨナラの流れになるとしたものですが、その裏は佐々岡投手の前に三者凡退に終わり、結局カープが勝ちました。
 なお、ウッズ選手は本塁打がなく40本でシーズン終了。ラミレス選手はドラゴンズ戦で39号を打ち、残り4試合に逆転をかける形となっています。
2003/10/8(水) いなくて分かる
 ブルーウェーブ対マリーンズ戦。2回裏に無死2・3塁で二遊間にバウンドの高い緩いゴロが飛びました。レギュラー遊撃手の小坂選手は、このような球を捌いてアウトにする芸術的な技量を持っていますが、現在は怪我でスタメン落ち中。代わりの渡辺正人選手も同じように捌こうとしましたが、ボールがグラブに収まらず、逆転タイムリーエラーとなってしまいました。渡辺選手を責める人はあまりいないでしょう。小坂選手が上手すぎるのです。なお、渡辺選手は直後に同点本塁打を打ち、エラーを帳消しにしていました。さらに堀選手の通算150号本塁打もあり、最後は小林雅英投手が32セーブ目を挙げました。これで対ブルーウェーブ20勝目を挙げています。

 さて、落合氏のドラゴンズ監督就任が正式発表され、記者会見がありました。まず「奥さんの許しを得た」から始まるあたり、現役時代と変わりません。それにしても、あの「施政方針演説」、ドラゴンズファンでない私でも不安になるような内容でした。これで、もし実績を残せたら、現役時代の打撃同様、「監督の天才」という称号を得る事ができるでしょう。
 また、ブルーウェーブは現監督のレオン氏に伊原新監督の下での打撃コーチ就任を要請したそうです。まあ、もともと今年はコーチとして来たのですし、受諾してほしいものですが、どうなるのでしょうか。
2003/10/7(火) 記録
 ホークス対マリーンズ戦は、ホークスの最終戦。斉藤投手が20勝と防御率1位をかけての登板となりました。9回を完封すれば松坂投手を抜いて単独首位に、9回1失点で投球回数・自責点が全く同じになり、同率首位となります。一方、マリーンズは後半戦好調で、特にここのところ連続完投で規定投球回数到達と二桁勝利の見えてきた渡辺俊介投手の登板となりました。  5回裏にホークスが2点先制するも、直後にマリーンズが1点をかえしました。これで、単独防御率1位はなくなりました。しかし、8回表の1死2・3塁の好機をマリーンズが逃した裏に、松中選手が単独打点王を決める2ランを放ち勝負を決めました。9回表、先頭のサブロー選手が出塁し、次の打席で城島捕手が後逸。これで無死2塁となると思ったら、その球が主審に当たって跳ね返り、サブロー選手は2塁でアウトに。一気にチャンスがつぶれ、結局三者凡退で斉藤投手の20勝と防御率同率1位が決まりました。
 ブルーウェーブ対バファローズ戦は、バファローズの最終戦。8回表にローズ選手が単独本塁打王を決める本塁打で同点に追いつき、さらに9回表に勝ち越したものの、9回裏にブルーウェーブが同点に。11回表に再びバファローズが勝ち越したものの、その裏、有銘投手が走者を2人出し、そこで代わった三沢投手が三輪選手に逆転サヨナラ本塁打を打たれてしまいました。

 タイガース対読売戦は、先発したムーア投手が4回に本塁打を、5回には連打を浴びて5失点。ついに後半戦勝てずに終わってしまいました。日本シリーズに向け、ちょっと不安です。
 スワローズ対カープ戦でラミレス選手が38号本塁打を打ち、一方ベイスターズ対ドラゴンズ戦でウッズ選手は本塁打を打てず40本のままでした。スワローズは残り6試合、ベイスターズは残り1試合なので、本塁打王争いは微妙なところです。なお、ラミレス選手は打点王は確定。そして打率は2位ですが、1位になるには10打席連続安打くらいしなくてはならないので、さすがに三冠王はなさそうです。

 ところで、ドラゴンズの新監督は落合博満氏が有力とのことです。FAで出て行かれた人に就任要請をするとは思い切った事をするものです。三冠王の監督といえば、スワローズ時代の野村監督に、ホークスの王監督と、いずれも万年Bクラス球団を最強球団に変えています。そういう意味では落合氏にも期待といきたいところですが、果たしてどうなのでしょうか。誰もが思う事ですが、一匹狼の彼をうまく補佐できるコーチを招聘して指導体勢を作れるのかがまず最大の問題点のように思えます。
 また、報道通り、伊原監督のブルーウェーブ「移籍」も決まったようです。こうなると残るはマリーンズとなります。バレンタイン監督は来てくれるのでしょうか。
2003/10/5(日) 扱い
 マリーンズ対ライオンズ戦は、ライオンズの今期最終戦。伊原監督としてはライオンズでの最後の采配となります。また、松井稼頭夫選手にとってもライオンズ(日本?)最後の試合になる可能性があります。
 試合のほうは、同点で向かえた9回表、9月17日以来の登板となるシコースキー投手に三連打で1死満塁のチャンスに。宮地選手は打ち取りましたが、次の打者に日本最後の打席かもしれない松井選手が登場。ツーナッシングと追い込んだものの、次の投球を清水捕手が後逸。しかし3塁の平尾選手は本塁に突入しませんでした。結果的には清水捕手がカバーしたシコースキー投手への送球はちょっとそれていたので、突入していれば勝ち越し点が入るところでした。そして松井選手は三振でした。
 その裏、2死2塁でさきほど同点本塁打を打った福浦選手に打席がまわりました。初球を打つと、ライトの右に飛ぶサヨナラ打となりました。普通なら1塁を回ったところでチームメートに「祝福」されるとしたものですが、福浦選手はそのまま2塁へ。エンタイトル以外では珍しい「サヨナラ二塁打」となりました。福浦選手はここまで49二塁打で、年間の日本記録である「52」まであと3つとしていました。それを意識しての進塁(?)だったのです。
 これを見て気になったのですが、もし、そのまま2塁・3塁とまわってホームインした場合は、「ランニング本塁打」になるのでしょうか?

 カープ対タイガース戦は、中4日の井川投手が先発。前田選手に本塁打を打たれたものの、8回1失点で19勝目を挙げました。10日にカープとの今期最終戦があるので、また中4日で登板し、20勝をかけるのでしょう。ぜひ達成してほしいものです。
2003/10/4(土) 記録
 カープ対タイガース戦は点の取りあいでした。最後は3連続四球から檜山選手が決勝満塁本塁打を打って決着しました。途中から登板して一度は逆転された下柳投手が9年ぶりの10勝目を挙げました。また、二軍の優勝決定戦のカープ対タイガースも行われ、こちらも勝ち、3年連続のウエスタンリーグ優勝を達成しました。これは史上初だそうです。
 マリーンズ対ライオンズは、序盤に小林宏之投手が打ち込まれました。しかし、6回に初芝選手がタイ記録の「代打で7打席連続安打」となる逆転2ランを放ちました。そして3回から8回までは1失点で、10勝目を挙げました。先発転向当初は好投するも打線に見殺しにされていましたが、秋口からはその借りを返してもらうかのように、打線が援護してくれています。また、小林雅英投手が32セーブ目を挙げました。
 あと、この試合の8回に松坂投手が登板。この回を自責点ゼロに抑えれば防御率一位が確定するためだったのですが、渡辺正人選手に三塁打を打たれるなどで失点して防御率を上げてしまいました。2位のホークスの斉藤投手の次の登板もマリーンズ戦なので、マリーンズ打線が防御率争いを左右する事になっています。
2003/10/3(金) そういう時期
 マリーンズ対バファローズ戦は、同点でむかえた8回裏に、秋から3番に座って好調の井上純選手の決勝三塁打で勝ち越しました。9回表は小林雅英投手と思いきや先発の清水直行選手が完投。14勝目を挙げました。まあ、残り8試合で豊田投手との7セーブ差を埋めるのは難しいので、休ませたのでしょうか。
 また、この日、大村巌選手・黒木詢士投手・山崎貴弘投手に球団が戦力外通告をしました。あと、福沢捕手・山本内野手・高橋投手は任意引退とのことです。
 ブルーウェーブ対ホークス戦は、同一チームで打点王を争っている松中選手と城島選手がともに2本塁打。現時点では城島選手が1点リードしています。この日は、松中選手の3ランの後に城島選手がソロ本塁打を打つ、などという事もありました。ピッタリ同じ点で二人とも打点王、というのがいちばんいい結末なのでしょうが、果たしてどうなることでしょうか。
2003/10/1(水) 宴の後
 マリーンズ対ホークス戦。予告先発の斉藤投手は「寝違え」という事で回避しました。優勝の翌日なのですから、気持ちはわからないでもないです。しかし、日本シリーズの開幕で投げ合う相手になるであろう井川投手は、リーグ優勝のビールかけに参加せず、翌日好投しました。そういう意味ではちょっと残念です。
 試合のほうは、代理先発の星野投手をマリーンズ打線が序盤で攻略し、投げては前回12回完投の渡辺俊介投手が完投勝ち。5連勝で8勝目を挙げています。
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