2003年9月前半のつれづれの野球見物日誌

2003/9/15(月・休) 18年ぶり
 バファローズ対ホークスはバファローズが勝ち、ライオンズも勝ったため、ホークスのマジック9はそのままでした。また、ファイターズに4位攻防戦を挑んだマリーンズもミラバル投手に抑えられ、監督交代報道が出てから初の連敗。3連戦の初戦での連勝も6で止まり、ゲーム差は1.5に開きました。

 タイガースは今日もカープに2点先制され、相手先発投手も好調、とやな予感がする序盤展開でしたが、5回に1点を返し、8回に片岡選手の本塁打で同点、そして9回に赤星選手のサヨナラ安打で勝ち、連敗を5で止め、この時点でのマジックを1としました。
 その対象チームのスワローズはベイスターズと。タイガースの試合より2時間遅い開戦です。序盤はスワローズが先制したものの、ウッズ選手・村田選手がそれぞれ2発本塁打を放つなど打線が爆発して逆転勝ち。これでタイガースの優勝が決まりました。
 なお、優勝記念ページは現在作成中です。
2003/9/14(日) 優勝にむかないお日がら
 ドラゴンズ対タイガース戦は、平松投手をはじめとする、ドラゴンズ投手陣に完封リレー。岩瀬投手・大塚投手はもちろん、落合投手も温存する余裕の投手リレーでした。これで「Vロード」は5敗1分、対ドラゴンズは6連敗で勝ち越しもなくなりました。とにかくタイガースには「なんとかロード」という言葉はいけないようです。
 カープ・スワローズもともに勝ったため、マジックは2のまま。なお、スワローズに敗れた読売の川相選手が引退しました。スタメンでセカンドで、センター前ヒットで終わったのですが、「世界記録保持」の犠打はなし。せっかくですから、「無死1塁あたりで清原選手の代打」みたいな花道を用意してやればいいのに、と思いました。

 ブルーウェーブ対ホークスは、ホークスが20得点。このカード今期4回目です。「3者連続本塁打」なんてのがありましたが、これもこのカードでは今期2度目です。さらに、ライオンズがファイターズに負けたので、マジックは2つ減って9となりました。
 6カード連続勝ち越し中のマリーンズは、バファローズ期待の新人の阿部投手に抑えられ、1日で5位に逆戻りしました。
 この日は先述したホークスの得点記録や引退発表のみならず、バファローズのローズ選手の外国人最多本塁打やライオンズのカブレラ選手の最速150本塁打など、いろいろな記録が出現しました。こういう日には優勝しないほうがいいのでしょうね。
2003/9/13(土) 甲子園に持ち越し?
 ドラゴンズ対タイガース戦は序盤から打ち合いに。中盤に逆転したドラゴンズが、昨日と同じく岩瀬投手・大塚投手のリレー。今日は大塚投手も完璧な投球をし、9対7でドラゴンズが勝ちました。対象チームのカープとスワローズもともに勝ったので、マジックは2のままです。
 一応、明日勝って両チームが負けると優勝ですが、確率的になさそうです。となると決着は甲子園に持越しですか。いずれにせよ、優勝が決まるまでは対象チームには勝ちつづけてほしいものです。

 ホークスはブルーウェーブ相手に、13対7で勝ちました。このカードだと13点くらいですと「大量点」とは思えません。ライオンズもファイターズに勝ったため、マジックは1つ減って11となりました。
 マリーンズは4対2から9回に3点取って逆転勝ち。これで6カード連続勝ち越しで4位に浮上しました。解任報道が出てから13勝5敗です。
2003/9/12(金) そうは都合よくいかない
 ドラゴンズ対タイガース戦は野口投手と久保田投手による投手戦。しかし、久保田投手にアクシデントが生じて交代し、その機をつかれて先制されました。。昨日の8回と逆のパターンと言えるでしょう。
 打線も、出塁はするものの野口投手さらには対タイガース戦に絶対的な安定感を誇る岩瀬投手に抑えられ、8回まで0点。さらには8回裏にウイリアムス投手が谷繁選手にソロ本塁打を打たれ、0対2になりました。
 しかし、9回表に出てきたリリーフエースの大塚投手の出来が悪く、あっさり1点をかえし、さらに2死満塁にまで詰め寄りますが、最後は金本選手が倒れて試合終了。逆転する流れかと思ってみていましたが、あと一歩足りませんでした。
 したがって、マジックは2のまま。天気予報を見ると、明日の日中の広島は雨だそうですので、明日の優勝の可能性はかなり減りました。

 パリーグは、ホークス対ブルーウェーブ戦が中止で、ライオンズがファイターズに勝ったため、マジックは12のままでした。
 また、連勝が止まっても相変わらず好調のマリーンズはバファローズに勝ちました。4位のファイターズとのゲーム差は0.5となっています。
2003/9/11(木) 流れ
 スワローズ対タイガース戦は、5回に逆転され、6・7回に加点されるという、スワローズペース。終盤の石井投手・五十嵐投手・高津投手という「必勝リレー」があるので、今日もダメかと思ったのですが、五十嵐投手がアクシデントで急遽降板。その機をついて一気に同点に追いつきました。その後は両チーム得点なく、延長12回裏の1死満塁という大ピンチもなんとかしのいで引き分けました。マジックは1つ減って2となりました。
 優勝は時間の問題とはいえ、大敗にサヨナラ負けという悪い流れを断ち切ったこの引き分けは大きいでしょう。なお、対象チームはスワローズ・カープの両方で、明日はスワローズの試合がないので、明日の優勝はありません。雰囲気的には名古屋ドームで連勝して、土曜日に優勝、という感じになりそうです。
 それにしても五十嵐投手が明らかにアクシデントで降板だというのに、スタンドではやしたてていた「ファン」がいたのは不快でした。「自分のところだけよければいい」という感覚で「応援」をする感覚はなんとかしてほしいものです。
2003/9/10(水) こういう日もある
 優勝へ向けて着実にマジックを減らしているタイガースとホークスは、ともにエースの井川投手と斉藤投手を先発に。しかし、井川投手は好投するも岩村選手の昨日に続く1発を浴び、チームも延長11回にサヨナラ負け。ホークスの斉藤投手も中盤に打たれて連勝が16で止まり、チームも負けました。
 また、9月最強のマリーンズは、リードしたものの、守護神・小林雅英投手が9回に同点にされ、10回にサヨナラ負けを喫しました。
 一方、ダントツの最下位のベイスターズは読売相手に序盤から着実に得点して勝利。同じくブルーウェーブも初回の5失点したものの逆転勝し、ともに連勝しました。
 まあ、長いシーズン、今日のような日もあるのでしょう。ちなみにマジックのほうは、カープが負けたためにタイガースが1つ減らして3に、ホークスは12のままです。
2003/9/9(火) 就任からここまで貯金1で・・・
 ドラゴンズの山田監督の「休養」が発表されました。数日前から「来期の去就は微妙」という報道が流れていたとはいえ、かなり急な話です。昨年監督就任で貯金3の3位、昨日まで5位とはいえ、借金2で2位まで3.5ゲーム差。したがいまして、通算成績は「貯金1」なわけです。
 成績を見る限りでは、3年契約の2年目で「途中休養」させられるものとは思えません。どちらかと言うと、人間関係によるものなのでしょう。中日球団にも色々な事情はあるのでしょうが、ブレーブスファンの一人として、偉大なるOBに対する失礼な扱いは、大いに不快でした。
 ちなみに、カープ対ドラゴンズ戦は、ブルーウェーブ時代に山田コーチ(当時)の教えをうけ、今年ドラゴンズで復活した平井投手の完封勝ちでした。

 スワローズ対タイガースはタイガース1点リードでむかえた5回の裏に、伊良部投手が岩村選手に満塁本塁打を浴びるなどこの回7失点。一気に試合を決められてしまいました。ちなみにスワローズの勝利投手は2番手の佐藤秀投手。対タイガース3勝目です。カープが負けたため、マジックは1つ減って4になりました。また、ベイスターズは読売に逆転勝ちしました。これで対読売のマジックが0となりました。

 ライオンズ対マリーンズ戦は点の取り合い。一時期はマリーンズが12対5までリードしていたのですが、2番手の舩木投手が松井選手に2本塁打を浴びるなど12対10で追い上げられました。流れはライオンズかと思われましたが、再び加点して流れを戻し、最後は小林雅英投手が2点を失って1点差と詰め寄られましたが、最後はカブレラ選手を討ち取り、終わってみたら「1点差ゲーム」で勝ち、6連勝を達成しました。
 これでマリーンズは6連勝。4位とのゲーム差を1.5としました。なお、この試合、1回の表に松井稼頭夫選手の盗塁の判定で山本監督が審判に暴言を吐いて退場となりました。しかし、ヒーローインタビューで満塁本塁打を打ってお立ち台に上がった渡辺正人選手が、インタビューアーに「今日は1回に監督が退場になりました。強力な西武相手に・・・」という問いかけに「ええ、相手は強いですから」みたいな感じで前半部分には答えなかったのが印象に残りました。
 ホークスはバファローズに連勝し、マジックを一気に二つ減らして12としています。
 あと、ファイターズ対ブルーウェーブは山崎選手の活躍でブルーウェーブの勝利。ヒーローインタビューで山崎選手が話している時に、ファンが「よくやった!」みたいな声援を入れました。すると山崎選手は「ありがとう」と野次に返答。調子に乗ったファンがさらに声をかけると、今度は一転して「シー」とジェスチャーつきで制しました。ベテランらしい味のあるインタビューでした。
2003/9/8(月) 現在最強
 首位ホークスに連勝し、ゲーム差を3.5にして地元に帰ったライオンズ。相手はここまで16勝6敗と、カモにしているマリーンズです。これだけ見るとライオンズ圧倒的有利に見えますが、さんざん書いているように、マリーンズは監督交代報道以来絶好調。ここ10試合は8勝2敗とタイガースと同じ成績です。
 本日も序盤に先制し、投げてはミンチー投手が10安打を打たれながら要所を締めて1失点に抑えました。8回に2番手シコースキー投手が登板。連打を浴びて失点し、さらに1死2・3塁と同点のピンチに。しかし、そこでマクレーン選手・後藤武敏選手を連続三振に切って取りました。後藤選手との対戦は、見ているほうもかなり力が入りました。そして最終回は小林雅英投手が26個目のセーブを挙げました。
 これで5カード連続3連戦の初戦に勝ち、5カード連続勝ち越しまであと1勝としました。こんなに勝つなら、もっと早く監督交代報道を流してくれれば・・・と思うマリーンズファンも多いでしょう。
 また、ホークスはバファローズに圧勝し、マジックを2つ減らして14としています。

 ところで、今日のデイリースポーツを読んだら、読売対カープ戦において、関本四十四氏が「カープの浅井選手のヒットエンドランを成功させ、ここから1点取って4対2とした。この浅井選手の打席では、もっとバッテリーが走者の木村拓選手を警戒すべきだった」と、9回表の攻防を重要なポイントとして挙げていました。
 実はこの場面、偶然日テレで見ていました。確かに画面上では上記のシーンが映し出されていました。しかし、放送では「『木村拓』とか『浅井』とか『牽制』などという言葉は一切出ず、代わりにお笑いタレントが、自分が司会をやる日テレのクイズ番組の宣伝をしていました。そのような野球と全く関係な会話が行われているうちに、勝敗の分岐点となったヒットエンドランが決まったのです。
 何度も書きますが、こんな時期にこんなカードを中継し、なおかつこんな放送をするから、プロ野球番組の視聴率が下がるのです。
2003/9/7(日) 収容人数
 ホークス対ライオンズ戦はホークスの水田投手に対し、ライオンズは松坂投手。松坂投手はホークス・バファローズと連敗中でしたが、さすがに3連敗はなく、ホークスの強力打線を2安打1四球で完封勝ちしました。これでゲーム差は3.5。マジック16はそのままですが、この2連勝でまた面白くなってきました。最終決戦の23日がいまから楽しみです。
 ところで、昨日のホークス対ライオンズ戦で、ホークスが発表した観客数「5万人」を、地元の消防署が「収容人数を越える」とクレームをつけたそうです。それは安全を守るためにきわめて妥当な行為と言えるでしょう。文京区某所にある消防署も、ぜひ見習って、全試合に収容人員を越える観客数を発表する某球団を厳しく指導していただきたいものです。
 マリーンズ対ファイターズは8回まで1点を争う試合でしたが、9回にマリーンズが大量点を挙げ、終わってみたら8対2。これでファイターズを3タテで、ゲーム差を2.5に縮めました。これで、日刊スポーツに新監督報道が出てからの成績は9勝4敗と好調です。解説の水上善雄氏は「この勢いで4位とは言わず、Aクラスを目指して頑張って欲しい」などと言っていました。しかし、さすがに10.5ゲーム差をひっくり返すのは無理なのではないでしょうか・・・。

 タイガース対ベイスターズは、序盤は出塁こそすれ、要所を抑えられる展開で4回まで0点。しかし5回に金本選手のタイムリーさらにはアリアス選手の満塁本塁打で5点。一気に試合を決めました。復活後2試合目の福原投手が、前回と同じく好投してくれました。
 カープが勝ったのでマジックは1つだけ減って5に。また、対ドラゴンズのマジックは0に、対読売のマジックは1に、対スワローズのマジックは3となっています。
2003/9/6(土) マジック対象チーム
 タイガース対ベイスターズ戦、序盤はタイガースがリードし、新人の杉山投手のプロ初勝利なるかと思われましたが、そこから逆転負けを喫しました。終盤に中継陣が小刻みに点を取られて突き放されたのが、今後の課題と言えるでしょう。
 カープが勝ったので、タイガースの優勝マジックは6のままです。またこのカープの勝利により、ベイスターズの逆マジックはついに1になってしまいました。つまり、あと、カープが1勝するか、ベイスターズが1敗すれば、ベイスターズの最下位が決定します。それにしても、優勝・最下位ともにマジック対象チームになるとは、おそるべきカープの試合消化率です。

 ホークス対ライオンズ戦は、6対0からライオンズが和田投手を打って9回に追いつき、延長10回にマクレーン選手の本塁打が出て逆転勝ちしました。ライオンズファンにとっては、今後のペナントレーズへの希望と重ねたくなるような試合展開と言えるでしょう。したがいまして、こちらもマジックは16のままです。
 なお、マリーンズはファイターズ相手に連日の快勝。小林宏之投手の足技もまた出たそうです。これで4カード連続勝ち越しが決定。どうやら昨日の試合後に山本監督が「自分には来年も再来年もない」と発言したそうです。昨日にネットで流れた「オーナーと球団代表会談ニュース」を見た限りではまだ不安が残っていたのですが、これでどうやら「勇退」確定と見ていいでしょう。やはり、チーム好調の原因もそのへんにあるのでしょうか。
2003/9/5(金) 優勝するときはこんなもの
 タイガース対ベイスターズ戦、序盤は三浦投手に抑え込まれていたタイガースですが、中終盤に反撃。8回に1点を返して、3対2と1点差にしました。そして9回裏、移籍後ほぼ完璧な成績を挙げていたギャラード投手に対し、1死後、本日復帰の檜山選手が安打。続く矢野選手の打球がバックスクリーンに飛び込み、逆転サヨナラ本塁打となりました。矢野選手のサヨナラ本塁打はプロ初とのことです。
 8回に1点差にした後の2死1・3塁で抑えられた時は、今期相性のいいベイスターズとはいえ、もうダメか、と思ったのですが・・・。優勝する時はこんなものなのでしょうね。カープが勝ったため、マジックは1つだけ減って6になりました。

 ブルーウェーブ対バファローズ戦は、ここまで14勝のエース・岩隈投手と、ここまで1勝で、ホークスに29点目を献上した本柳投手(26点取られた試合でも炎上)という対戦。しかし、結果はなんとブルーウェーブが11対0と完勝。本柳投手は「いてまえ打線」を相手にプロ初完投・初完封でした。
 また、マリーンズは13対4と完勝。清水直行投手が、遅ればせながらの10勝目を挙げました。これで、4カード連続、3連戦の緒戦を取っています。マリーンズが勝つのは基本的に嬉しいのですが、オーナーのこんな発言を見ると、「あまり勝ちすぎると来期のBクラスが確定してしまうかも・・・」とちょっと不安になります。
2003/9/4(木) 気合勝ち
 カープ対タイガース戦。下柳投手・ブロック投手とも好調で、中盤までは野口捕手のソロ本塁打のみでタイガースが1対0、という展開でした。そして迎えた6回裏、カープの先頭打者はブロック投手。投手とはいえ、打率3割3分3厘で、代打に出た実績もあります。この打席のブロック投手は、1球毎に立ち位置や足の幅を変えるという奇策(?)を披露。ここまで無四球だった下柳投手からストレートの四球を選びました。さらに、送りバントで2塁に進み、次の打者の時は3塁にヘッドスライディングで盗塁しました。その気迫が通じたのか、緒方選手が逆転の2ランを打ちました。
 今日のデイリースポーツで、両チームのOBである江夏豊氏が「両球団の覇気の差を感じた」と書いていましたが、今日のブロック投手には、投打走ともかなりの覇気を感じました。というわけでマジックは7のまま。対象チームもカープのままです。

 ファイターズ対ホークス戦は途中までファイターズが7対0と完勝ペース。しかしそこから、6回に3点、8回に6点を取り、大逆転。ところが直後に小笠原選手の適時3塁打が出て9対9の同点に。そして延長10回表にホークスが3点勝ち越してついに決着がつく、という激闘でした。これでマジックは16に減りました。
2003/9/3(水) 戦力外通告
 カープ対タイガース戦は、先発したエース・井川投手が事故で降板するという意外な展開に。6回までカープが2対1とリードしていたのですが、7回に片岡選手の逆転2ベース、さらにアリアス選手の2ランまで出て、一気に4点を取りました。このあたり、TVを見ていて、久々に接戦のハラハラ感を味わっていました。その後、リリーフ陣が打たれて1点差とされたものの、何とか逃げ切りました。これでマジックは2つ減って7に。明日も対象チームはカープです。また、アリアス選手が31号を打ち、本塁打王争いの首位に並びました。
 ホークス対ファイターズ戦は、19勝と17連勝を目指していた斉藤投手が、9回裏に同点本塁打を打たれ、結局延長12回引き分け。マジックは1つ減って17になりました。

 さて、9月に入った事もあり、いろいろと解任・解雇情報が出ています。既に監督・ヘッドコーチを解任したブルーウェーブは、今度は球団社長が解任されました。それはまあ順当でしょう。ただ、歴史的な失点記録を数多く打ち立てたにもかかわらず、いまだに投手コーチが健在なのは謎です。
 また、読売の江藤選手もトレード要員とか。落合選手・広沢選手(現タイガース)の時もそうでしたが、セの四番打者がFAで読売に行くと、入るときは歓迎されながら、一旦落ちぶれると扱いが悲惨です。数年後のペタジーニ選手も後を追うような予感がします。
 個人的に一番気になるマリーンズの山本監督。スポーツ紙では後任人事が取りざたされています。まあ、5年連続Bクラスでは当然過ぎる話です。しかし、今日のデイリースポーツでは、「山本監督退陣へ」の見出しながら、肝心のオーナー代行の談話は「フロント、現場のコーチを含め、抜本的に変えていく必要がある」といいながらも、監督人事については「まだ考えていません」でした。
 もちろん、常識的に考えれば、大前提に「山本解任」があると解釈するのが普通です。しかし、これまでの「実績」を考えると、ちょっと不安です。だいたい、「抜本的に変える」といっても、昨年オフだって、二軍監督とコーチをあわせて6人を解雇(他にフロント転身1人)しているのですが・・・。

 ところで、昨日、塩谷選手が連続安打の球団記録を更新、と書きましたが、この「球団記録」は「オリックスブルーウェーブ」の記録だそうです。しかしながら、今年うちたてた数多いワースト記録では「阪急時代も含め」という扱いを受けています。また、野球名鑑の「球団の創設年」欄は「1936年」になっています。
 したがって、連続安打の「球団記録」も1971年に阪急ブレーブスの長池氏が達成した「31」なのではないのでしょうか。ちなみに、今日の塩谷選手は無安打だったようです。
2003/9/2(火) 一桁
 カープ対タイガース戦は、アリアス選手が5打数4安打4打点2本塁打と打ちまくったのをはじめ、効率的に得点をして7対4とまたもや快勝。先週から6連勝していますが、最初の試合以外、接戦がなく、すべて快勝です。これでついにマジックは一桁に突入して9に。明日も対象チームはカープです。ちなみに、対スワローズと読売の「マジック」は7。対ドラゴンズは6となっています。
 バファローズ対ライオンズはバファローズの勝ち。これでホークスのマジックが18となりました。マジック再消滅から1試合もせずにマジック18になるのですから、ホークスにとっては美味しい話です。まあ、そういう流れになっている、という事なのでしょう。
 ブルーウェーブ対マリーンズは、7対2からマリーンズが追いついたものの、最後はサヨナラ負けしてしまいました。サヨナラ打を打った塩谷選手は、24試合連続安打で、イチロー選手の持っていた球団記録を抜いたそうです。また、サブロー選手がランニング本塁打を打ったようです。
2003/9/1(月) 一年通して活躍するのは大変
 ブルーウェーブ対マリーンズ戦。6回まで1安打1四球に抑えていた薮田投手が突如7回に先頭打者から4連打され、3点取られました。特に最初の3連打はいずれもクリーンヒット。まさしく「豹変」というような内容でした。序盤で4点取っていたおかげで勝ち投手になり、ヒーローインタビューも受けていましたが、本人も納得はいっていないでしょうね。しかし、その直後に堀選手がソロ本塁打。これが大きく、9回裏に小林雅英投手が1点取られたものの、逃げ切る事ができました。反撃を受けた直後だっただけに、この本塁打は流れを戻す意味でも大きかったでしょう。
 バファローズ対ライオンズ戦は、バファローズがリードしていましたが、後藤武敏選手の代打3ランで逆転。しかし、その裏に森投手が中村選手にソロ本塁打、さらに9回裏には豊田投手がローズ選手にソロ本塁打を打たれて延長に入りました。結局、ライオンズが10回表に得点を挙げて勝ちましたが、内容的には大いに問題が残る試合と言えるでしょう。
 豊田・森両投手も、マリーンズの小林雅投手も、ここのところ、失点する場面が目立ちます。まあ、野球ですから、いつも完璧に抑えられるわけはないのですが。特に逆転優勝を狙うライオンズにはかなりの不安材料でしょう。
 なお、バファローズが負けたため、ホークスにマジック19が再点灯しました。しかしながら、対象チームはライオンズです。
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