6・独自ドメイン取得など

2000/11/19

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 フレッツISDNを導入し、それに伴ってプロバイダも変えた。しかしながら、すぐにはURL変更をしなかった。それは独自ドメインの取得を考慮していたからである。
 別に、「www.○○.com(jp)」の○○に入れたい名前があったわけではない。接続プロバイダをどこにしても関係なく使えるURLがほしかったのである。
 このシリーズに何度か書いたように、接続のための技術などは、日々進歩しつづけている。しかも「来年の今ごろには必ずこうなっている」という感じの保証は全くない。それどころか3ヵ月後にどうなっているかもわからないのだ。
 たとえば今のプロバイダにした理由は、「千葉でのフレッツISDNに対応している・接続料が安い・Webの容量が大きい・ADSLにも対応している」である。つまりある程度の将来性も見越しているのだが、確実なものはない。たとえば千葉市で500k以上の速度のケーブルTVが開局するかもしれないし、半ば頓挫しつつあるスピードネットが復活するかもしれない。
 もしそのような事になったら、プロバイダを乗り換える可能性は高くなる。そしてその時またURLやメールアドレスを変更すると大変面倒だ。さらに独自ドメインが取得の手間・値段ともに身近なものとなった。以上の事から、独自ドメイン取得を決めたのである。
 最初は無料掲示板などにたくさん広告を打っているプロバイダのサービスを利用しようとした。しかしながら、そこに書いてある説明はわかりにくく、いくらかかるかが明確ではない。そのへんがネックとなって、取得しようかどうかちょっと迷っていた。
 するとちょうどいいタイミングで、あるネット雑誌のメルマガに独自ドメインに関する記事と参考サイトのリンクが掲載された。そのサイトを見たところ、上記のプロバイダよりも明確に料金表示され、しかも安価な業者が見つかった。元となったサイトの運営者もその業者に特に不満はないようなので、まあ大丈夫だろうと思い、そこと契約することにした。
 次に問題となったのは、どの名前にするかという事である。サイト名のまま「つれづれ」にする手もあったのだが、これも.comと.netが取得されていた。.orgを取れないことはなかったのだが、一つならともかく、二つも同じ名前があると取る気がなくなる。他に、「伊予柑」なども考えたが、出会い系サイトに取得されていた。
 結局、職場のサークルで筆者が運営しているサイトのほうを優先し、そこの「主役」のニックネームをもとに「jakushou.com」を取得する事にした。幸い、.netや.orgも含め、この名前は誰も取っていなかった。
 手続きは簡単で、指定のフォームに記入して送信すると、受付確認と支払方法を記したメールがきた。そこに書かれている口座に「インターネットバンキング」を使って送信し、それの確認メールを受信。その翌々日にはもう「jakushou.com」が使えるようになっていた。
 Webスペースは10MBとたいした事はないが、メールアカウントを10個持てるのが便利である(もっとも、申し込んでしばらくして取得可能メールアカウントは5に減っていたが)。メールアカウント発行などはブラウザ上で簡単に作成できた。
 これはなかなか得をしたかな、と思ったが、その後サーバーダウンが少なからずあったり、サポートの方法が変更になったにもかかわらず、WEBページでもメールの連絡すらないなど、サービスの質に問題がある事がわかった。もっとも、大手プロバイダでも似たような事は少なくないので、あまり目くじらをたてる必要はないのかもしれないが。
 というわけでなんとか独自ドメインでサイトをやっていけるようになった。といってもやはりアメリカのドメイン、というのはちょっとひっかかっている。どうせ日本語のみのページだし、汎用jpドメインが取得できるようになったら「www.つれづれの館.jp」でも取得し、そちらにうつそうかと思っている次第である。

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