携帯情報端末利用記その3・

携帯型MP3プレーヤー
2000/05/31

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 筆者はこれまで携帯型の音楽プレーヤーの類を買った事はなかった。音楽を聴くこと自体は好きだが、電車の中でまで、という気にならなかったのだ。ちなみに、10年ちょっと前にCDラジカセを入手したときは、よくCDを借りてカセットテープに落としていたのだが、カセットテープ部分が故障したのを機にやめてしまった。
 その筆者が携帯型MP3プレイヤーを買うような事になった最大の原因は嫁さんの影響だろう。結婚前までSMAPのメンバーの顔と名前が一致せず、GRAYとラルクの区別すらつかなかった。しかし、結婚後、嫁さんに感化され、音楽番組を一緒にを見るようになった。その結果、もともと嫌いではなかったこともあり、だんだんと流行歌に興味を持つようになった。
 もう一つの原因はパソコンで音楽が管理できるようになった事だろう。いくら流行歌に興味を持ったところで、CDを買いまくったり、カセットテープやMDに落とす気はおきなかった。金がかかる上に、置く場所に苦労するからだ。
 その問題が、昨年大容量HDとMOを備えたパソコンを買うことにより解決した。CDを借りてMP3に落としてHDなりMOなりに落とせば、保管場所を一切気にする事なく、色々な曲を好きなときに聴く事ができる。経費と言えばMP3作成ソフトくらいなものだが、これは別のソフトを買ったときに派生したポイントで購入したのでタダだった。

 当初は、パソコンで聴くのにとどめておくつもりだった。最初に書いたように、携帯型プレーヤーで音楽を聴く習慣がなかったのと、まだまだMP3プレーヤーが高いのと、機能的にもまだまだ発展する余地があり、急いで買う必要はないと考えていたからだ。
 しかし、意外な事で購入することになった。職場で大変お世話になっている人が応援しているアイドルが、ある携帯MP3プレーヤーのイメージキャラクターとなった。なんでも、宣伝期間中に二種類のプレゼントがあり、二種類とも入手するには、プレーヤーを二台買う必要があるというのだ。
 なかなか阿漕な商売だな、とも思ったが、まあこれもひとつのきっかけだと思い、購入して、プレゼントは先輩に渡した。
 使ってみた結果だが、プレーヤーは非常コンパクトで、音質も大変よい。操作もさほど難しくなく、電車の中などで聞く分にはなんら問題はなかった。
 ただ、パソコンからのデータ転送に関しては大いに不満が残った。パラレルポートで接続するために、いちいちプリンタのケーブルとつけかえるのが面倒だ。しかも、転送速度も遅く、最初に転送したときはパソコンがフリーズしたかと思ったほどであった。
 せっかくパソコンと連動するのだから、データ転送に関してはもっと工夫の余地があったと思う。ちなみに説明書ではUSB対応の転送ケーブルも近日発売とあったが、発売から半年以上経過した現在もそれに関するアナウンスはない。
 そのような事もあり、CDを借りてMP3に落とすまではよくやるのだが、それを携帯型プレーヤーに落とすのがおっくうになった。その結果、最近ではほとんど使っていない。ほとんど嫁さんの専用機となりつつある。

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