3.CPU1GHzマシンを買う
2000/12/18
 
 1997年2月に購入した初のWindwsマシンがついに起動不能になり、Windowsの再インストールすら受け付けなくなった。
 当時の我が家のメインマシンは1999年6月に購入したWindows98搭載でCPUがPenIII450Mhz、メモリが256MB、HDDが13GB、グラフィックボードがMilleniumG200(8MB)だった。1997年購入のほうはMMXペンティアム167MHzで、メインマシンを嫁さんが使っている時に筆者がWEBを閲覧したり、テキストエディタでHTMLを書くくらいにしか使っていなかった。
 いずれにせよもはや我が家ではパソコン一台の生活など考えられず、早急に新マシンを購入する必要が生じた。
 当初の構想は、サブマシンの後継機を購入する、というものだった。現在と同じ使い方をするのなら、いわゆる低価格パソコンで十分事がたりておつりがくる。幸い、旧サブマシンのモニタは使えるので、これなら予算は10万円を切る。そこで、なるべく安くて安心して使えそうなWindowsMeのマシンをいろいろと物色してみた。
 用途は限定されているので、メモリもグラフィックボードもそれほどよくしなくてもいい、CPUも最低よりちょっと上くらいで十分だ(とはいえ、それでも周波数だけなら1999年6月購入のものよりずっと上なのだが)。しかしながら、オンラインBTOなどで組んでみたところ、思ったほどは安くならなかった。
 そこである時試しに高級機でBTOを組んでみた。最速の次くらいのCPUと最大限のHDD、メモリ・グラフィックボードも相当いいものにしてみた。すると、思ったほど当初購入しようとしていたマシンと価格の差がなかった。
 実はサブマシンが故障する前に、メインマシンを強化する予定を立てていた。嫁さんが絵を描くのにはメインマシンのグラフィックボード・HDDなどだとややスペックがきつくなっていた。さらにWindows9xゆえのユーザーリソースの不足にも悩まされていた。そこで、OS・グラフィックボード・HDD・メモリを追加するための予算は組んでいた。
 その予算分にプラスアルファしたものを加えれば高スペックのマシンを購入できる。そしてどうせBTOして買うならやはりいいものをBTOしたほうが楽しい。というわけで何とか予算を捻出し、高スペックのマシンを購入することにした。
 前回買ったメーカーに不満はなかったので、再びエプソンダイレクトにすることにした。もちろんインターネットで注文もできるのだが、直接説明が聞けるにこしたことはないと思い、秋葉原にあるショップに行った。
 店に行く前にあらかじめ大体のスペックは決めておいた。CPUはアスロンの1GHzにした。比べてみるとアスロンとペンティアムIIIでは同じ周波数だと相当アスロンのほうがやすい、そして雑誌などに出ているベンチマークテストでも性能に差は感じられない。そこではじめてインテルでないCPUを購入することにした。
 そして日曜日に店に行き、アスロンのモデルの納期を店員に聞く。するとCPU・グラフィックボードのみならずケースまで在庫がない、と言われた。いくら売れているとはいえ、ケースまで在庫切れとは変な話だ。店員さんの言い方はやや歯切れが悪く、「とにかくないからまた来週来店したほうがいい」というような事を言った。いまいちよくわからないが、その勧めに従うことにした。
 すると週明けの月曜か火曜にエプソンダイレクトからのメルマガに「アスロン搭載の新モデル発売!」というものがあった。最大で1.2GHzのCPUまで搭載でき、当然ならら下位スペックのものは値下げされている。そして何よりWindows2000対応の周辺機器が増えており、グラフィックボードもより良いものが選択できた。そしてCD-ROMにはDVDとCD-RWのコンボドライブがオプションで選べるようになっていた。
 店員さんの歯切れが悪かったのは、週明けに新モデルが出る事のに旧モデルを勧めることのためらいがあったからかもしれない。こちらとしてはむろん大変ありがたい事で、あらためてメーカーに対して好感を持つ事ができた。
 というわけで運良く発表直後のモデルを買う事ができた。しかしながらアスロンの人気は半端ではなく、購入申込から納品まで約一ヶ月かかった(ちなみに前回買った時は三日で届いた)。
 仕事がバタバタしているため、新マシンにさわる時間はあまり取れないのだが、アプリがフリーズした時に「タスク管理」でフリーズしたものだけを終了させた後に他のアプリが何事もなかったように動くところでとりあえずWin2000の便利さを感じている。また、秀丸のインストールにおいて、「setup.exe」をクリックした次の瞬間に「インストール完了」の表示が出た時は、1GHzの速さというものをまざまざと感じた。
 まあ、正月休みを利用してそのあたりをゆっくりと味わいたいと思っている次第である。  

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