アプリケーション雑感

 

第5章・メールソフト

2000/04/07

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 筆者が最初に買ったWindowsパソコンにはIE3.0と付属の「Internet Mail」が入っており、自然にそれをメーラーにしていた。その後、一時期ネスケをメインにしていた時は、それにあわせて「Netscape Messenssr」を当然のごとくメーラーにしていた。
 したがって、当初は「メーラーはブラウザと一体化された付属物で無料のもの」というのが基本的な概念だった。
 その方式を変えたのは、ブラウザでも書いたように「Netscape Messenssrを起動するとネットセンターを読み込みにいく」という新機能だった。これが非常に鬱陶しく、Netscape Messenssrを使うのが嫌になってきたのだ。
 その時紹介されたのがBecky!であった。前から存在およびその好評ぶりは知ってはいたが、「お金を払ってメーラーを買うのはなあ・・・」という以前からの先入観で購入をためらっていた。しかし、そこで見せられた「複数アドレス・署名に対応」や「高機能なテキスト編集機能」に驚きかつ無料メーラーとの差を強く実感した。
 そして直ちに購入し、現在に至っている。ちなみに職場の業務用にも導入している。

 ところで話は変わるが、メールソフトに関し、現在非常に不都合な設定がある。
 IE付属のOutlook Expressは、最初の設定で、HTMLメールを送るようになっている。したがって、パソコン購入やブラウザのアップグレード時に特に設定を変更しないと、普通のテキストのみのメールでもHTMLメールになってしまうのだ。
 そのようなメールがBecky!やWebブラウザメールに届くと、表示に手間がかかり、大変困る。さらに、HTMLメールを悪用すると、メールを受信しただけでパソコンに障害が発生する可能性すら存在する。
 HTMLメールの利点としては豊かな表現やフォームの活用などがあるようだが、手間や危険性より優先すべきものだとは思えない。HTMLメールの交換は、会社の中や気心の知れた人同士の間にとどめてもらいたいものである。
 そして、Outlook Expressなどの、初期設定でHTMLメールを送信する設定は今すぐにでも修正してほしいものだ。

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