幕張メッセへの交通手段−京葉線が止まった場合−

2012/4/5

京葉線が止まった場合・止まりそうな場合

 幕張メッセに行く人の大半は、京葉線を利用する。しかしながら、この路線は強風が吹くとすぐに止まる。
 では、幕張メッセに行こうとして、京葉線が止まった、という情報を得た時はどうすればいいのだろうか。
 まず重要な事だが、もし駅に入る前に京葉線が強風により遅延・もしくは運休という情報を見た時には、まず切符売り場に行き、海浜幕張までの乗車券を買う必要がある。
 これにより、京葉線が止まって、以下に紹介する代替手段を使った場合、切符を提示して振替乗車票を駅員に貰えば、別料金を払わずにすむ可能性がある。しかし、SuicaなどのICカードで入場した場合、この振替乗車票は発行されない。鉄道会社の事情で大回りを強いられた上に、その経路での運賃を支払う必要が発生してしまう。

 前置きはこのくらいにしておいて、本題の「京葉線が止まった場合のメッセへの行き方」を記載する。
 まだ京葉線に乗る前に運休が判明した場合は、総武線に乗り換える事になる。横須賀線と直通運転している快速でも、新宿から秋葉原を通る各駅停車のどちらでも大丈夫だ。
 そして、各駅停車の津田沼行きもしくは快速に乗った場合は津田沼で乗り換え、次の幕張本郷で降りる。なお、各駅停車の千葉行きなら、乗り換える必要はない。
 そして、幕張本郷で京成バスに乗れば、メッセに行ける。なお、バスについての詳細は、別ページに記載があるので、そちらを参照していただきたい。
 また、幕張本郷でバスが混雑している場合の代替手段については後述する。

 なお、強風の場合、千葉の鉄道は、京葉線>東西線>総武線>京成電鉄の順番で運転見合わせになる。したがって、総武線も止まった場合は、京成電鉄に乗り継ぐことになる。
 まだ総武線に乗る前に、運転見合わせの情報が入った場合は、山手線で日暮里に出て京成線に乗り継ぐことになる。
 他に、総武線から京成線に乗り継ぐ方法としては、幕張メッセに近い順に、船橋から京成船橋・本八幡から京成八幡・錦糸町で半蔵門線押上乗り換え・浅草橋で都営浅草線経由、となる。
 この中で一番楽なのは、船橋での乗換えだ。他の乗り換えは途中で総武線が止まった場合にのみ考慮すればいい。なお、いずれの場合も、幕張本郷に行くには京成津田沼で乗り換える必要がある。

 京葉線に乗った後に運転見合わせとなった場合だが、その場によって、以下の対策がある。

 前述したように東西線は京葉線の次に止まりやすいので、利用するにはかなりのリスクがある。総武線もしくは都営新宿線に退避するほうが無難だろう。
 なお、上に書いたように、京葉線で奥に入れば入るほど、代替手段へ退避が難しくなる。特に、浦安市内で止まった場合はかなり大変だ。そのため、風がかなり強いと思ったら、最初から京葉線に入らないのが無難である。

幕張本郷でバスに乗れなそうにない場合

 幕張本郷から幕張メッセに行くバス路線は、本数が多い上に、連節バスまで投入されるので輸送力は高い。しかしながら、大規模イベント発生時に京葉線が止まった場合、ほとんどの人が幕張本郷に集まってしまう。
 その場合、さすがにこの路線でもオーバーフローしてしまう事がある。
 もしツイッターなどでその情報を得たら、幕張駅もしくは京成幕張駅に退避する手段が存在する。
 JR幕張駅からバスに乗る場合は、メッセと反対側となる北口で降りる。海浜幕張行が来たら終点で、マリンスタジアム行きが来たらタウンセンターで降りる事になる。
 京成幕張駅からだと、海浜幕張行きは30分に一本しかない。もし次のバスまで時間があるならば、駅前でトンネルになっている大通りを線路と反対側に数分歩き、幕張町4丁目というバス停に行けば、幕張駅北口から来たバスに乗ることができる。

 なお、それですらバスに乗れない場合もあるが、その場合はタクシーに乗るか歩くよりない。
 タクシーの場合は、駅前広場の広さを考えると、幕張本郷駅のほうが拾いやすそうだ。
 一方、歩いていく場合は、幕張駅から行くほうが、メッセまでの距離は短い。さらに、幕張本郷駅から歩くと、長い橋を2回ほど渡る必要が生じる。京葉線が止まるくらい風が強い日に、その橋を渡るのはかなり疲れる。したがって、歩く覚悟を決めた場合は、かならず幕張駅で降りるべきだ。
 なおその場合の経路だが、JR幕張駅からの場合は、今度は南口で降り、駅前の道をそのまま進む。そして、大通りに出たら、右前方のイトーヨーカドーを目指して歩き、その店舗に沿う道を南下すれば海浜幕張に着く。
 京成幕張の場合は、駅を出てすぐの所にある駅前でトンネルになっている大通りを線路と反対側に歩けば、海浜幕張に着く。いずれも、歩く時間は40分弱となる。