10月に「学園祭の出し物」という設定でミニゲームができる。特に工夫が凝らされている作りのゲームはないが、どれもなかなか面白い。
筆者が当初ハマったのは、電脳部の「迷路ゲーム」だった。迷路の図面と、スタートからゴールまでの方向指示の矢印が表示されている。その方向指示の一部をプレイヤーが選択して正しい道筋を決める、というものである。慣れればたいした事はないのだが、感覚をつかむまでは相当苦労した。
嫁さんがハマったのは、科学部の落ちゲーだった。率直に言えば「ぱずるだま」に「ぷよぷよ」の要素を付け加えたもの、である。落ちるのがビーカーやフラスコなのと、ボーナスグッズみたいな感じで殺人コアラが落ちてくるあたりで「科学部」色を出している。
話はずれるが、「落ちゲー」というのは、すでに行き着く所まで行き着いたジャンルではないか、と筆者は考えている。今後、多少の新アイディアが付加される事はあるだろうが、単体で商品として成立させるのは相当難しいだろう。むしろ、このように「ミニゲームの一つ」という形のほうが生き残るにはいいのかもしれない。
あと、気に入ったのは文芸部の「百人一首」であった。実は筆者は中学校の頃に百人一首に少しハマった事があった。最盛期で50首くらい覚えていたかもしれない。今回、十数年ぶりにやってみたが、案外記憶に残っていたようで嬉しかった。