水鳥公園

2004/02/19

 散歩がてら、幕張本郷から津田沼まで歩く事がある。京成津田沼駅の手前の踏み切りのところを曲がり、しばらく北へ向かうと、総武線の線路沿いにこの水鳥公園がある。ここまで来ると津田沼まではあと少し、という気分になる。そして、この公園で水鳥をみながら一休みする事が多い。
 この水鳥公園は、菊田神社という神社の敷地の一部を解放している。そのなかに大きな池があり、そこに50羽ほどの水鳥が飼われている。さらに、谷津干潟から近いこともあり、そこから飛んできたと思われる野鳥もいる。そのうえ、市街地なだけにドバトもいて、なかなか盛況だ。
 大型の水鳥としてハクチョウ・コクチョウ・ガチョウが一羽ずついる。他にカモとアイガモとオシドリが複数羽いる。人には慣れていて、柵まで行くと、「餌をくれそうだ」と思うのか、皆して近寄ってくる。パンなどを投げると、激しい争いが起きる。競争相手は水鳥だけではない。野鳥などは、餌が地上に落ちる前に空中でくわえたりする。空を飛んでいる虫を食べる彼らにとっては簡単な事なのだろうが、その速度と動きは見事で、思わず拍手したくなるほどだ。
 また、大型の三羽はやはり貫禄がある。のっそり歩いていって、他の鳥を押しのけるような感じで餌を食べる。なお、彼らは背が高いので、柵まで行って直接餌をねだったりする。それに対してうかつに餌を与えると、手をかじられるので注意が必要だ。もちろん、くちばしに歯は生えていないので怪我をすることはないが、気持ちのいいものではない。
 餌をねだるときは、このような殺伐とした(?)状態になるが、普段はみなのんびりと水面を泳いでいる。その姿は何度見ても飽きない。
 なお、最寄りの駅は京成津田沼駅になる。北口の改札を出るて右に曲がり、最初の角を右に曲がった後、二車線の道にぶつかるまで直進し、そこを左折すると正面入口がある。
水鳥公園写真集