千葉駅シャトルバス(旧パルコバス)

2017/1/5

 2016年11月に、千葉駅近辺で大きな変化が二つ起きた。
 一つは総武線千葉駅の大改装である。それまで一階にあった改札を三階に移動し、改札内に広大な「駅ナカ商店街」を開業させた。
 そして一方、千葉駅からちょっと離れた所にあった千葉パルコが閉店した。それと同時に、パルコが走らせていた、千葉駅とパルコを結ぶ無料バスも廃止になった。
 この「パルコバス」は、パルコの利用客を千葉駅に送迎する以上の役割を持っていた。実際、我が家でも、千葉駅からヨドバシに行き、そのまま歩いて商店街を経由してパルコに行き、そこで買い物してからパルコバスで千葉に戻る、という行動をよくとっていた。

 そういう事もあり、ただでさえ千葉に「巨大駅ナカ商店街」ができたのに、パルコ閉店のうえにパルコバスまでなくなったら、この地域の来る人が減るのでは、という不安を持つ人が多かったのだろう。その結果、商工会議所が、その路線と車両を引き継ぎ、新たにシャトルバス(パルコバスルート)の運行を開始した。
 その、新たなバス路線に2016年の大晦日に乗ってみることにした。
 バス停の場所は、かつてのパルコバスと同じ、「16番乗り場」である。バス停脇の小さい飲み屋街が特徴的な場所だ。
 場所は同じだが、当然ながら「パルコ」に関する表示は全て撤去されていた。
 以前なら、このバス停に行けば、パルコバスを待つ人の列が必ずあった。しかし、今日は閑散としている。そして、しばらく待ったがバスが来る気配もなければ、他の客も来ない。
 まさか、年末年始で運休なのか、と不安を感じつつ、発車予定時刻まで待った。すると、予定時刻の数分前にバスがやってきた。かつての「パルコバス」と同じ車両だ。ただ、当然とは言え、「PARCO」のロゴは消えていた。
 バスが来るのにあわせて、駅の方から三人くらい、人が歩いてきた。また、発車しようとしたところ、駅の反対側から、子供を抱えた父親が乗ってきた。
 そして、我々とあわせ、七人の乗客を乗せ、バスは発車した。
 バスは栄町に入っていく。かつての花柳街で、その名残がある一方、外国の方による同朋向けの店、コンビニ、床屋など、さまざまな店が入り混じっている。ほんの数分通るだけだが、その間、さまざまな分野の店が目に入ってくる。そして、その建物はおおむね老朽化していた。
 その栄町を抜けるとすぐに、終点の中央公園(三井ガーデンホテル前)だ。かつては、ここを通り過ぎて左折し、パルコ入口前がバス停だった。
 バスは停まったが、停留所のポールはない。いったい、何が目印なのだろうか、と探してみたら、植木に案内板が備え付けられていた。このような「バス停」はなかなか珍しいのでは、と思った。
シャトルバス中央公園バス停
 なお、中央公園からバスに乗ろうとする場合は、三井ガーデンホテルに出ている「4℃」の看板を目印にするといいと思う。
中央公園に停車中のシャトルバス

 というわけで、車両も路線も「パルコバス」だったが、その乗客密度はかつての「パルコバス」に比べるとかなり寂しかった。
 当然ながら、パルコがなくなった事が大きいだろう。さらに、千葉駅改装に伴う「駅ナカ」充実の影響で、中央公園周辺まで買い物に行く人が減ったというのもあるかもしれない。
 なお、このシャトルバスはあくまでも「運行検討」であり、利用者が少なければ2017年3月末日で廃止になってしまう可能性がある。
 千葉の一つの風景であった「パルコバス」を残すためにも、多くの人が乗ってくれれば、と思っている。
 ちなみに、千葉駅発は始発が朝の9時半で、終バスが夜の21時となっている。その間、15分ごとに発車する。
 一方、中央公園発は、朝9時38分が始発で、以下、毎時08分、23分、38分、53分に発車し、終バスは21時8分となっている。

ページ別アクセス数調査用