鷹嵐のススメ
 

●VF入門者には鷹嵐が最適(?)

 初めてVF3をやってみる人がとりあえず使うキャラとして最適なのは一体誰だろうか?

 筆者は自信を持って鷹嵐を勧める。

 その理由はいくつもあるが、まずなにより、「突っ張り」の存在がある。VFではどんなキャラもP連打攻撃はある。しかし、6発までつながるのは鷹嵐のみ。他のキャラはせいぜい3発である。しかも、それによるダメ−ジは他のキャラのPボタン3連打の倍以上ある(体格が違うのだから当然と言えば当然だが)。
 つまり、鷹嵐の場合、Pボタンを連打していれば、初めてVFをやった人でも、序盤のCPU相手なら、それなりに闘えるわけだ。さらにそれにレバ−前方向を加えれば、双手や樽砕きなどが派生する。

 そして、Pのみでの闘いに飽き足らなくなったら、P+Kで出す技と投げを覚えればいい。とりあえずはそれだけで、相撲の動きと言えるものがそこそこは再現できる。つまり、この段階で、プレイヤ−が覚えればいい事は「Pを押す」「PとKを同時に押す」「PとGを同時に押す」「レバ−を前方向に入れる」のみである。
 Gボタンについては、もう少し上達した時点で覚えても大丈夫だろう。さらに、鷹嵐の場合、Kのみの技は少ない上に使用頻度が低い(しゃがみガ−ド主体の相手に対する3Kくらいだが、これももう少し上達した後で十分)。また、避けの性能も良くないので、Eボタンを使う機会も少ない。  以上の事からも、VF入門者が鷹嵐を使う場合、とりあえず必要な操作は四つだけ、という事が解かっていただけると思う。

 

 

●すでにメインキャラはいるが、新しいキャラを使ってみたい、という人はぜひ鷹嵐

 次は、すでにVF3にそこそこ親しんでいる人で、サブキャラ使用やキャラ替えを考えている人向けの話。
 「いま使っているキャラに今一つなじめない」「いま使っているキャラに飽きを感じはじめた」「いま使っているキャラもいいが、もう一人くらい使えるキャラがほしい」などという考えをお持ちの方は多いだろう。そういう方々にぜひお勧めしたいのが
鷹嵐の使用だ。

 キャラ替えするに場合にもサブキャラにする場合にも言えることだが、鷹嵐の操作感覚は他のキャラと相当違う。もちろん、Pボタンでパンチが出たり、P+Gで投げが出る、などといった事は同じだ。しかし、移動速度・技を出す感覚・ダウンなど、他のキャラとの互換性は低い。
 つまり、鷹嵐を使いはじめれば、同じVF3の世界にいながらして、違った感覚の闘いができる、というわけだ。
 もちろん、他のキャラでも多少は感覚を変える必要があるのだが、鷹嵐の場合は、変わる度合いが大きい。そのぶん、再び新鮮なVF3を楽しむことができるのである。

 

 

●「待ち」や「逃げ」に腹を立てずに闘うためには鷹嵐の使用が最善

 せっかくの対戦なのに、相手は立ち止まるか後退するばかり。業をにやして攻め込むと、待っていたとばかりにカウンタ−。リ−ドしたら逃げまくる…。
 などといった対戦スタイルの相手と闘った経験はどなたでもあると思う。そして、怒りのあまり、そのまま席を立ったり、自らリングアウトする人も多いだろう。場合によっては、「しょせんVFの本質は逃げるが勝ちなのか。なら俺はもういい」と闘いをやめてしまう人までいるらしい。
 楽しむためにやった対戦で不愉快な思いをする。これは心身はもちろん財布にもよくない。ところが、このような不快感を味あわずにすむ方法が存在する。

 

それは、鷹嵐を使うことである

 もちろん、鷹嵐を使うと、相手が「逃げ」や「待ち」をしなくなるわけではない。むしろ、一発はあるが動きの鈍い鷹嵐相手には、「逃げ」「待ち」でくる人は多いだろう。
 しかし、鷹嵐を使っていれば、これらの人々に対して怒らずにすむ。
 たとえば、もし現実世界で大型力士と軽量の女性合気道家が対戦するとしよう。もし足を止めて真正面から打撃技の応酬をすれば、普通は合気道が打ち負けるだろう。
 そこで、合気道のほうは、相手の攻撃をかわしたり受け流したりしながら、隙を突いて投げ技などをかける、といった闘い方を採用するだろう。
 これは鷹嵐対葵に限らない。「重量級」のウルフやジェフリ−だって、自分よりさらに一回り大きい鷹嵐相手なら、正面からの打ち合いのみにはせず、かわしからの投げなどを取り入れたりするわけだ。
 言い換えれば、相手が鷹嵐だったら、待ったり逃げたりしても恥ずかしくはないのだ。
 同じ力士同士だって、舞の海や旭鷲山は立ちあいで変化するのはもちろん、後退したりその場で立ち止まったりするのだ。
 ましてや異種格闘技で相撲と闘うなら、真正面からぶつかるほうが、現実的にはおかしいわけである。
 このように考えれば、どんな「待ち」や「逃げ」でも「そりゃこんなデカい相撲取り相手じゃ仕方あるまい」と寛容な気持ちになれるのではなかろうか。
 というわけで、繰り返し述べるが、鷹嵐を使えば「待ち」「逃げ」に精神的ストレスを感じることはなくなるのである。

 

 

●tbでのチーム選択に迷ったら三人とも鷹嵐にすべき

 tbが出て一月以上たった。これまでとの変更点にもそろそろ慣れてきただろう。ただ、tbになってから、使用キャラに悩まれる方も多いのではなかろうか? 当HPをお読みいただいている方なら、当然ながら鷹嵐を主軸に使われる事だろう。とはいえ、tbの場合は、そこから先も悩ましい。
 後の二人をどうするか、鷹嵐は何番めに使うかなど、考え出したらきりがない。切り札の鷹嵐は最初に出すべきか、それとも真ん中か、それとも最後か。また、鷹嵐との組み合わせがいいキャラは誰なのか。などなど…。
 それらの悩みの最善の解決法はただ一つ、

 

三人とも鷹嵐のチームの結成だ。

 相撲取りの儀式には色々なものがあるが、古来より伝わっているものとして代表的なものには「横綱土俵入り」と「三役揃い踏み」がある。
 これらはいずれも、三人の力士が同時に土俵に上がって行われる儀式である。したがって、せっかく「三人使える」という設定の存在するtbにおいて、鷹嵐を三人使わない、という事はあまりにも勿体無い。ある時は横綱土俵入りのノリで、「横綱・鷹嵐の土俵入りであります。露払い・鷹嵐、太刀持ち・鷹嵐」とするのも一興だし、「これより三役揃い踏みであります」といって鷹嵐を三人並べるのもまたよい。
 また、これにより、「出す順番」とか「他の二人は」とかいう悩みも一気に解決する。なお、「せっかくtbは三人使えるようになったのだから」と同キャラ三人使用に躊躇するむきもあるようだが、設定上同キャラ三人は可能なのだから堂々と使えばいいのである。ちなみに、キャラ選択時に「三人鷹嵐」の「てや、てや、」どっせーい!」を聞くために「三人選択可能」は存在している、と筆者は勝手に思っている。


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