1985年に、阪神タイガースが優勝し、関西のみならず日本全国で「猛虎フィーバー」が巻き起こった。そして、そのブームに便乗した人も少なからず出現した。優勝の数年前に刊行されたタイガース本の対談では「自分はタイガースファンなわけではない。アンチジャイアンツだ」と言っていたお笑いタレントは1985年には「タイガースファン代表」みたいな感じでTVに出ていた。他にもいろいろな「便乗商法」や「にわかファン」が出現した。
それの漫画版とも言えるのがこの作品である。作者のちば氏は、前作のラブコメ漫画「キックオフ」において、毎回毎回主人公とヒロインが延々と見つめあい、「キックオフする」という言葉を生むほどのヒット(?)を生んだ実績がある。当時のジャンプはほとんど立ち読みだったが、「作者のコメント」を見て「タイガースファンだ」と思った記憶はなかった。
ところが猛虎フィーバーのこの時期、いきなりタイガース強く意識した高校チームが主役の野球漫画を連載始めた。これがその「ショーリ!」である。
タイガース系(?)漫画の題名が「勝利」。「常勝を義務付けられている」某球団でもあるまいに・・・。それだけでも作者が「にわかファン」である事がよくわかる。
確か投手が主役で捕手が副主役、そしてあとヒロインとライバルがいたような気がする。もしかしたら名前がタイガースの選手だったかもしれない(捕手が「若菜」だったような気がする)。それでもって普通に打ち切りを食い、最後には「ライバルも倒すぞ」みたいな典型的な「ジャンプ打ち切りスポーツ漫画」の最終回だったような記憶もあるが、これも定かでない。ただ、作者のコメントがほとんど毎週「阪神がどうのこうの」だったことだけは覚えている。
また、何年か後にマラソン漫画か何かで再びちば氏は連載を始めたが、その連載時のコメントに、タイガースがどうこう、という事は書いてなかった事もよく覚えている。
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