デビルマンレディー(永井豪氏)

1998/12/12

90年代終盤の週刊モーニング
   なんか昔の名作がよく再評価されている。それは大変いい事なのだが、たまに勘違いした作者が、その名作に自ら泥を塗る事も少なくない。その典型例がこの作品である。
 ストーリーそのものはどこにでもありそうなホラー的アクションなのだろう。好きな人は好きなようだ(筆者の母親も好きだったらしい)が、そのような事はこのさい関係ない。
 かつての名作のキャラや世界観を変につまみ食いしながら、陳腐な話をただ進める。しかも、「デビルマン」にあった闘いのしょうもない「続編」まで付け加えてくれるのだ。
 ただ、この作品には大変優れた点が一つある。それは、「デビルマン」が永井氏本人でも二度と描く事ができない、一種の偶然によってできた名作である、という事を改めて証明してくれた事だ。


「心に残るヘンな作品」

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