アカテン教師・梨本小鉄(春日井恵一氏)

2000/07/13

1986年ころの週刊少年ジャンプ
   いわゆるジャンプの「十週打ち切り漫画」の一つ(※と思っていたのだが、ある方の指摘により1年近く続いていた事が判明した。ついでに作者名も判明した)。しかも、特に光るものもなく、その後この作者がメジャーになったという話も聞かない。
 作品の序盤は、典型的な(?)バンカラ教師(死語)モノだった。あまりにも陳腐な展開に、筆者は第2話からしばらく読んでいなかった。しかし、数週後、何の気なしに読んでみた時、この作品は「教師モノ」として空前でおそらく絶後の展開を迎えていた。
 舞台は第1話とは違う学校。そこに主人公とそのライバルの「金持ちキザ教師」および全世界から集まった名物教師達が、教育勝負を行うのだ。それぞれの問題のあるクラスに派遣され、そこの生徒をいかに教育するかで勝敗が決まる、という設定である。
 この時代のジャンプはとにかく何でも大会・闘いだった。「サッカー少年」や「世紀末救世主」は仕方ないとして、「アナクロスパルタ学園モノ」や「ボールを集めて願いをかなえるアドベンチャー」も、いつの間にやらトーナメント戦編に突入していたほどである。しかしいくらなんでも「教育」でそれをやるとは・・・と高校生だった筆者は絶句したものだった。
 この極めて斬新な展開は、当時の600万読者のほとんどがついていく事ができず、大方の予想通り打ち切られた。筆者も「教育トーナメント」は覚えているが、その後どのように終わったのかはまったくもって記憶にない。


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